第38回 ホープフルステークス
2歳 OP コース:2,000メートル(芝・右)
ホープフルステークスは、中山2000Mで実施されるG1レースで、昨年はダノンザキッドが優勝しました。今年はコマンドラインを中心に2歳重賞を賑わせてきたメンバーが集いました。
登録馬をチェック後に、推定オッズや有力馬の見解について記載していますので最後までご覧下さい。
ホープフルSの特別登録
フルゲート18頭に対し15頭が登録。除外馬はなし。
馬名 | 負担重量 | 想定 |
---|---|---|
アケルナルスター | 55 | 柴田大 |
アスクワイルドモア | 55 | 武豊 |
オニャンコポン | 55 | 菅原 |
キラーアビリティ | 55 | 横山武 |
クラウンドマジック | 55 | 岩田康 |
グランドライン | 55 | 三浦 |
コマンドライン | 55 | ルメール |
サトノヘリオス | 55 | 岩田望 |
シェルビーズアイ | 55 | 松田 |
ジャスティンパレス | 55 | Cデム |
タイラーテソーロ | 55 | ○○ |
フィデル | 55 | 川田 |
ボーンディスウェイ | 55 | 石橋脩 |
マテンロウレオ | 55 | 横山典 |
ラーグルフ | 55 | 丸田 |
推定オッズ
唯一の重賞勝ち馬コマンドラインが1人気。
朝日杯FSで好走を見せたダノンスコーピオンが勝った萩Sの2着キラーアビリティが人気2位に入る予定です。
人気 | 馬名 | 推オッズ |
---|---|---|
1 | コマンドライン | 2.4 |
2 | キラーアビリティ | 4.8 |
3 | オニャンコポン | 6.2 |
4 | アスクワイルドモア | 8.7 |
5 | ジャスティンパレス | 11.5 |
6 | サトノヘリオス | 21.8 |
7 | フィデル | 30.3 |
8 | ラーグルフ | 49.4 |
9 | グランドライン | 69.3 |
10 | ボーンディスウェイ | 85.2 |
11 | マテンロウレオ | 145.7 |
12 | クラウンドマジック | 204.6 |
13 | アケルナルスター | 271.0 |
14 | タイラーテソーロ | 314.6 |
15 | シェルビーズアイ | 352.5 |
有力馬見解
コマンドライン≪牡2/青鹿 国枝栄厩舎≫
【前走】サウジRC 1着
【父】ディープインパクト
【母父】Tiz Wonderful
今回のメンバーで唯一の重賞勝ち馬。ここまで2戦2勝の無敗馬です。
前走はスタート直後は5番手を追走するも、3コーナー手前で一気にポジションを上げる好騎乗。3番手追走のステルナティーアを半馬身凌いでの勝ち鞍でした。
最後は脚色が鈍ったものの、最後の最後はもう一伸びしたように見えました。
不安点を挙げるならば、2着のステルナティーアは朝日杯FSで7着。3着のスタニングローズは次走のデイリー杯2歳Sで5着と奮わなかった。上位3頭は強い競馬をしたと思ったものの、上位勢が苦戦している点は気にかけたい。時計の根拠がない馬ですので、その点が心配材料か。
ただ、サウジRCの勝馬はその後活躍中。出世レースを制したことで、大いに期待はできる。
キラーアビリティ≪牡2/青鹿 斉藤崇史厩舎≫
【前走】萩S 2着
【父】ディープインパクト
【母父】Congaree
前走は朝日杯FSで3着に入ったダノンスコーピオンにクビ差に迫った。レースレベルが本物ならば、ここでも好走できそう。
ただ、そのダノンスコーピオンに完璧に力負けした印象で、しっかりと負けた点は評価が低い。
今年、小倉で活躍した馬がその後活躍している点を考えると、小倉未勝利を勝ちあがった馬なので楽しみではある。その未勝利戦で見せたラスト1ハロン10.8秒はワープしたような走り。
オニャンコポン≪牡2/鹿 小島茂之厩舎≫
【前走】百日草特別 1着
【父】エイシンフラッシュ
【母父】ヴィクトワールピサ
2戦無敗の馬。中山2000Mは新馬戦で経験している舞台。
熱発にて中間は予定が狂っている点が気になる。G1クラスとなると、順調にきているかどうかも大事になるだけに、軽視したい要素が大きい。
キレはある馬だと思いますが、持続しないタイプだと思っています。その為、一瞬のキレを発揮できる中山の方が合いそう。
熱発がなければさらにもっと人気になれば良さそうですが…。
もう1つ、成長は来年以降本格化しそうだなという印象で、この時期のG1では分が悪いような…。
アスクワイルドモア≪牡2/黒鹿 藤原英昭厩舎≫
【前走】札幌2歳S 2着
【父】キズナ
【母父】ゼンノロブロイ
朝日杯FSを勝った武豊騎手が騎乗するので、応援馬券が買われそう。ここを勝つと全G1制覇が決まる。それだけにこの馬の人気は疑ってかかっていた方がいい。
札幌2歳Sではジオグリフに4馬身差の完敗。最後は位置取りの差が出た形ですが、同じような位置取りで競馬をしていたトーセンヴァンノを1馬身半退けているのがプラス要素。
前走から上積みがあれば楽しみだが、過剰人気となれば疑ってかかりたい。
ジャスティンパレス≪牡2/青鹿 杉山晴紀厩舎≫
【前走】黄菊賞 1着
【父】ディープインパクト
【母父】Royal Anthem
2戦無敗の1頭も、上位の有力馬と比較すると物足りなさが目立つ。
デビュー戦は5頭立て、前走黄菊賞は6頭立てと、少頭数でのレースばかり。多頭数初がG1というのは心もとない。
ただ、個人的な見立てながらも、馬体写真を見ると完成度はなかなか高そう。完成度が大事になる2歳12月の重賞だけに、完成度で言えば楽しみ。
予想参考情報
ホープフルステークスは17年にG1昇格。その為、過去のデータと言っても4年分しかない。
たあ、はっきりとした傾向として、過去4年は1人気が勝ちきるなど、上位人気馬を侮れない。
単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 4-0-0-0 | 100% | 100% | 100% |
2番人気 | 0-1-1-2 | 0% | 25.0% | 50.0% |
3番人気 | 0-2-1-1 | 0% | 50.0% | 75.0% |
4番人気 | 0-1-1-2 | 0% | 25.0% | 50.0% |
5番人気 | 0-0-0-4 | 0% | 0% | 0% |
6~9番人気 | 0-0-1-15 | 0% | 0% | 6.3% |
10番人気以下 | 0-0-0-22 | 0% | 0% | 0% |
堅い傾向が続くだけに、直前の人気には注意したいレース。思い切った穴狙いというよりも、堅実に獲りたい馬券としたい。
以上、ホープフルSの出走予定馬まとめでした。追い切り考察は順次更新していきますので、また来てください。