【マイルチャンピオンシップ 2024】出走予定馬|想定騎手・推定オッズ・有力馬見解

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2024年11月17日(日曜) 6回京都6日
第41回マイルチャンピオンシップ
3歳以上 OP 1,600メートル(芝・右 外)

マイルチャンピオンシップ(Mile Championship)は、日本中央競馬会(JRA)が主催する芝1600メートルのGIレースで、11月中旬に開催されます。1984年に創設され、日本のマイル王者を決定するレースとして、国内外の一流マイラーが集います。ペースが速く、レース展開が多彩であることが特徴で、馬の瞬発力や位置取りの戦略が重要です。このレースはスプリンターと中距離馬の両方が挑むため、各馬のスピードとスタミナが試されるため、毎年ハイレベルな競争が繰り広げられます。

今年は海外からチャリンが参戦。より混戦模様となりました。

それでは登録馬をチェックしていきたいと思います。

マイルCSの登録馬

馬名 負担重量 想定
アルナシーム 58 藤岡佑介
ウインマーベル 58 松山弘平
エルトンバローズ 58 西村淳也
オオバンブルマイ 58 武豊
コムストックロード 56 〇〇
シックスペンス 57 (回避)
ジュンブロッサム 58 戸崎圭太
セリフォス 58 川田将雅
ソウルラッシュ 58 団野大成
タイムトゥヘヴン 58 柴田善臣
ナミュール 56 C.デムーロ
ニホンピロキーフ 58 田口貫太
バルサムノート 58 北村友一
フィアスプライド 56 A.シュタルケ
ブレイディヴェーグ 56 C.ルメール
マテンロウスカイ 58 横山典弘
レイベリング 58 津村明秀
チャリン 58 R.ムーア

シックスペンスは、蹄の怪我により回避が決定しました。

有力候補シックスペンスがマイルCS回避…7日追い切り後に蹄に炎症   - 競馬 : 日刊スポーツ
17日京都のマイルCS(G1、芝1600メートル)に登録しているシックスペンス(牡3、国枝)が同レースを回避する。8日、所有するキャロットクラブが公式サイトで… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkans...

マイルCSの推定オッズ

人気 馬名 推定オッズ
1 ブレイディヴェーグ 2.6
2 ナミュール 4.4
3 ソウルラッシュ 7.1
4 ジュンブロッサム 8.3
5 チャリン 9.7
6 セリフォス 15.9
7 エルトンバローズ 22.8
8 マテンロウスカイ 28.2
9 ウインマーベル 34.4
10 オオバンブルマイ 47.4
11 フィアスプライド 64.8
12 アルナシーム 83.0
13 ニホンピロキーフ 115.7
14 バルサムノート 125.9
15 レイベリング 173.6
16 タイムトゥヘヴン 287.5
17 コムストックロード 318.1

有力馬考察

ブレイディヴェーグ≪牝4/鹿 宮田敬介厩舎≫

【前走】府中牝馬S 1着
【父】ロードカナロア
【母父】ディープインパクト

昨年のエリ女の覇者。
そのエリ女は、年明けドバイ遠征を視野に調整していたものの、右後肢飛節を傷めた影響で遠征を回避。その後は夏の新潟を目標に作られるも、夏バテしてしまい復帰が伸びた状況でした。

そういうこともあってか、前走の府中牝馬Sではマスクトディーヴァに1人気の座は譲ったものの、最後は先頭を走っていました。

今年はエリ女ではなく、マイルCSを選択。
レガレイラがルメール騎手でエリ女を選択していますので、仕方がない使い分けといえば仕方がない使い分けかもしれません。

ただ、マイルは初距離。中距離とはまた別のスピード能力を求めるられ、対応できるかどうかが鍵を握りそうです。
血統的にはスピードを強化しているとも言える組み合わせも、アーモンドアイ然り、中距離以上の距離で結果を残しているメンバーも多いロードカナロア産駒。

血統的には対応できそうなものの、実際は1800Mのデビュー戦を選択している時点でマイル以下は向いていないという選択をしていることから、勝ちまで望むのは酷なのではないかとも思います。

ブレイディヴェーグ (Brede Weg) | 競走馬データ - netkeiba
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ナミュール≪牝5/鹿 高野友和厩舎≫

【前走】安田記念 2着
【父】ハービンジャー
【母父】ダイワメジャー

昨年のマイルCSの覇者。昨年は14番手15番手を追走して、最後の末脚で一気にごぼう抜きという中での走りを見せました。

近走も同じような位置取りからの競馬ですが、不発に終わることが多く、その点、人気を落とす要因となりそうです。

鞍上の武豊騎手もインタビューの中で、キレというよりも、じりじりと伸びていくという話からも、もしかするとピークが過ぎたという可能性もあるかと思います。

特に牝馬は一度崩れると立て直すのに時間がかかると言われていますが、今年のエリ女を制したスタニングローズも、3歳秋華賞以来のG1勝利。ただ、そのときの2着はナミュールでした。そういう縁、不思議な力も相まって、1年ぶりのG1勝利に手が届くか。

ナミュール (Namur) | 競走馬データ - netkeiba
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ソウルラッシュ≪牡6/黒鹿 池江泰寿厩舎≫

【前走】富士S 2着
【父】ルーラーシップ
【母父】マンハッタンカフェ

惜しい競馬が続くものの、安田記念3着、富士Sで2着ともう1つ足りない競馬。重賞勝利も、マイラーズCを2勝、京成杯AHを1勝と、物足りないレースが続きます。

マイルCSは、3年連続での出走。過去2年は4着2着と、もう一歩のところまで来ています。

今年は、一昨年のローテーションと同じ形で出走を決めてきました。そのことから分かる通り、陣営の本気度は高いところ。

京都マイル適性が高いだけに、三度目の正直となるか。

ソウルラッシュ (Soul Rush) | 競走馬データ - netkeiba
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ジュンブロッサム≪牡5/黒鹿 友道康夫厩舎≫

【前走】富士S 1着
【父】ワールドエース
【母父】クロフネ

前走富士Sを制し、重賞初勝利を収めました。
実はこの馬、重賞では掲示板を外したことがない安定感の持ち主で、ただ、条件戦では勝ち星にも恵まれずという競馬をしてきました。

5歳秋を迎え、充実期に入った印象を受けるこの3走。

ただ、夏場も使われていることからも、疲労が抜けているのかどうかが大事になってきそうです。追い切りの様子などから、その辺りはフォローしておきたいと思います。

ジュンブロッサム (Jun Blossom) | 競走馬データ - netkeiba
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チャリン≪牡4/芦 R.ヴェリアン(ヴェリアン・ステーブル)厩舎≫

【前走】クイーンエリザベス2世ステークス 1着
【父】Dark Angel
【母父】Kodiac

父のDark Angelは、3歳で種牡馬入りしているため、真の実力を推し量ることも難しいですが、種牡馬としては成功中。毎年のようにG1を勝利する産駒を輩出しています。
母父のkodiacは、その父デインヒルは欧州血統ですが、母方の父は米国で成功を収めているHis Majestyということもあり、このあたりはスピードとタフさを兼ね備えている競走馬だったと考えても良さそう。

前走のクイーンエリザベス2世Sでは1人気で迎え、最後は抜け出して2着に入ったファクトゥールシュヴァルを突き放しました。道中は2列目3列目での競馬。抜群の手応えで早めに抜け出す形で、あとは末脚伸びてくるメンバーを前で待ち受けるような形になりながらも、最後は余裕ある勝利を迎えました。

心配材料として2点あって、やはり血統が重たいこと。欧州血統の組み合わせのため、日本の馬場に合うのかどうかという点。今の日本のマイル路線が薄いとはいえ、適正がない可能性は十分に考える。
もう1つは、今回のマイルCSがキャリアラストのレースになること。種付け料は約550万円ということがすでに決まっているほどのレベル。そのため、そこまで本気で仕上げてくるのかというのは、少々疑問符。

日本では、兵庫県にある三木ホースランドに滞在。11月6日に47時間という長い輸送を乗り越えて入厩しています。兵庫から京都競馬場まで、また距離があるのも気になります。

鞍上はR.ムーア騎手。エリ女ではサリエラ、ジャパンCでは欧州から遠征組のオーギュストロダンに騎乗予定。

ヴェリアン調教師夫人の園部花子さんも現在日本に帰国中。
その花子さんは、「Darley Flying Start」という競走馬のエリート集団の1期生。世界から400人中12人しか選ばれなかった超エリートの1人。

余談ですがダーレー主催ということもあり、世界中のダーレーの厩舎を転々としながら競馬に関することを2年間学びます。この2年間のプログラムを学ぶと、大卒同等の資格が与えられる国があるのだとか。すごいプログラム。

現在はアパレルブランド「NEWMARKET875」を創設。オーナーとしての活動もされているようです。

関連:

x.com
Hanako Varian - Varian Stables
Classic-winning racehorse trainer based at the historic Carlburg Stables in Newmarket.

日本とも関係が深い競走馬が来てくれるのは、大変ありがたいことです。楽しみが広がりますね。

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