発走時刻:15時40分
第82回皐月賞
3歳 OP コース:2,000メートル(芝・右)
皐月賞の特別登録をまとめました。優先出走や賞金順にソートしたものに想定騎手を記載。有力馬の考察なども行っています。昨年はエフフォーリアが優勝した皐月賞。今年も楽しみなメンバーが顔を揃えました。
皐月賞2022の出走予定馬
優先出走権保持
馬名 | 負担重量 | 騎手 |
---|---|---|
アスクビクターモア | 57 | 田辺 |
サトノヘリオス | 57 | 岩田望 |
デシエルト | 57 | 岩田康 |
ドウデュース | 57 | 武豊 |
ビーアストニッシド | 57 | 和田竜 |
ボーンディスウェイ | 57 | 石橋脩 |
賞金上位
馬名 | 負担重量 | 騎手 |
---|---|---|
キラーアビリティ | 57 | 横山武 |
オニャンコポン | 57 | 菅原 |
ジオグリフ | 57 | 福永 |
ダノンベルーガ | 57 | 川田 |
マテンロウレオ | 57 | 横山典 |
イクイノックス | 57 | ルメール |
ジャスティンパレス | 57 | Mデム |
ジャスティンロック | 57 | 戸崎 |
ダンテスヴュー | 57 | 吉田隼 |
ラーグルフ | 57 | 丸田 |
トーセンヴァンノ | 57 | ○○ |
抽選(1/4)
馬名 | 負担重量 | 騎手 |
---|---|---|
オウケンボルト | 57 | ○○ |
グランドライン | 57 | 三浦 |
ナニハサテオキ | 57 | 永野 |
メイショウラナキラ | 57 | 津村 |
推定オッズ
人気 | 馬名 | 推定オッズ |
---|---|---|
1 | イクイノックス | 2.7 |
2 | ドウデュース | 4.4 |
3 | ダノンベルーガ | 5.9 |
4 | キラーアビリティ | 9.4 |
5 | アスクビクターモア | 16.0 |
6 | ジオグリフ | 18.2 |
7 | ジャスティンパレス | 22.1 |
8 | デシエルト | 28.4 |
9 | オニャンコポン | 41.6 |
10 | サトノヘリオス | 51.8 |
11 | ダンテスヴュー | 59.4 |
12 | ビーアストニッシド | 69.9 |
13 | ジャスティンロック | 95.7 |
14 | ボーンディスウェイ | 134.8 |
15 | ラーグルフ | 183.3 |
16 | マテンロウレオ | 223.7 |
17 | グランドライン | 323.5 |
18 | オウケンボルト | 335.6 |
19 | ナニハサテオキ | 338.8 |
20 | トーセンヴァンノ | 348.2 |
21 | メイショウラナキラ | 355.0 |
有力馬考察
イクイノックス≪牡3/青鹿 木村哲也厩舎≫
【前走】東スポ2歳S 1着
【父】キタサンブラック
【母父】キングヘイロー
2戦2勝の無敗の1頭。前走の東スポ2歳Sでは2着のアサヒに対して2馬身半の差を付けての完勝だった。皐月賞本番でも有力視されている1頭だけに、前走のパフォーマンスを発揮できるか。
イクイノックスの方は、不安材料の方が大きいと考えます。
まずはこのローテ。これだけ実戦から離れると、外厩力が自慢のノーザンFの馬ですら厳しいのではないかと思う。
そして、そのノーザンFの外厩力。桜花賞はノーザンF生産馬が惨敗と結果を残せなかった。直近レースでノーザンF外厩力が落ちているのではないかとも感じる成績。
また、東スポ2歳Sのパフォーマンスを発揮した翌日に行われた赤松賞を勝ったのはナミュールで、桜花賞で惨敗。この週の東京芝の状態にマッチしていただけのパフォーマンスと考えることができる。
昨年末の時点では怪物漂う1頭だったのは事実。ただ、現時点でどこまでのパフォーマンスを持ち合わせているのかは未知数。
ドウデュース≪牡3/鹿 友道康夫厩舎≫
【前走】弥生賞 2着
【父】ハーツクライ
【母父】Vindication
キーファーズ所有の1頭で、武豊騎手に朝日杯FS優勝へと導いた馬。距離への不安もありながら、前走弥生賞では1人気に支持されるも、結果は2着となんとか面子は保った形。
+8kgだったことを考慮しても、余裕残しで仕上げた可能性もありますが、やはり距離不安が払しょくできなかったのがどうか。
血統面では、やはりハーツクライ産駒の皐月賞の凡走っぷりをみると手が出しづらい。20年の2着サリオスが活躍したくらいで、その他の多数の産駒が敗れている舞台です。
アタマで買うというよりも、2着3着で買う方が現実的な部分はありそう。
ダノンベルーガ≪牡3/鹿 堀宣行厩舎≫
【前走】共同通信杯 1着
【父】ハーツクライ
【母父】Tizway
前走共同通信杯を無敗で勝ちきった1頭で、ここまで2戦2勝。
出走登録自体はしていたものの、出走を決めたのは最近の話。ここまで粘って様子を見るのは珍しいですし、もっと言えば中間の追い切りも目標によって変えてくるのが普通。目標が先なのにピッチを上げる必要はありませんし、逆に目標が目の前まで迫っているのに中間緩いばかりしか消化していないとなれば負けるのが当然。
右回りコースは回避したいという希望があるみたいですが、川田騎手の進言で出走するということで、単に皐月賞に騎乗がない川田騎手が陣営に打診しただけという見方もできます。
ただ、桜花賞では右回り不安説があったスターズオンアースが勝ちきった点もありますので、陣営の不安をよそにということは十分にあるでしょう。
キラーアビリティ≪牡3/青鹿 斉藤崇史厩舎≫
【前走】ホープフルS 1着
【父】ディープインパクト
【母父】Congaree
ホープフルSで1着と、2歳G1を優勝。
個人的見解で言えば前走萩S2着馬が、ホープフルSで2人気ということが信じられません。皆さん、本当にお上手。
鞍上は引き続き横山武史騎手。2021年にフィーバーしましたが、2022年は試練の年。桜花賞1人気ナミュールは10着、大阪杯1人気エフフォーリア9着と、2週続けて1人気を飛ばしています。
馬自体が好調だと仮定しても、騎手で切れてしまいそうな成績です。
もちろん、ナミュールの追い切りを見た感想はG1では足りないというものだったので、鞍上云々ではありませんが、それでも流れが悪いのは事実。流れを断ち切れるだけの準備をお願いしたい。
予想参考情報
皐月賞は最も速い馬が勝つと言われています。実際、ラスト3ハロンの上がり時計別の成績を見ると、上がり上位5位までの馬が活躍していることが分かります。
脚質上り | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
3F 1位 | 4- 1- 0- 7/ 12 | 33.3% | 41.7% | 41.7% |
3F 2位 | 2- 4- 1- 6/ 13 | 15.4% | 46.2% | 53.8% |
3F 3位 | 2- 1- 2- 2/ 7 | 28.6% | 42.9% | 71.4% |
3F ~5位 | 2- 2- 2- 16/ 22 | 9.1% | 18.2% | 27.3% |
3F 6位~ | 0- 2- 5-112/119 | 0.0% | 1.7% | 5.9% |
トリッキーな中山コースと言われていますので、小回りでもスピードを落とさずに走り切れる器用さに注目が集まってしまいますが、決め手が求められると考えていいでしょう。
速い脚を使える馬が来ているのは事実ですので、そういったところに着目すると予想の参考になるでしょう。