7月4日に小倉で行われるCBC賞の追い切り考察を行いました。
注目馬にはヨカヨカやピクシーナイトなどがいます。
サマースプリントシリーズの行方を占う大事な1戦。
ここからシリーズ制覇を目指す陣営は、初戦からしっかりと仕上がてくるはずですので、そのあたりを見極めていきたい。
CBC賞の各馬の追い切り考察
評価は【S/A/A-B/B/B-C/C/D】の7段階評価です。
評価について、詳しくはこちらをご覧ください。
3歳以上 OP ハンデ コース:1,200メートル(芝・右)
アウィルアウェイ【B】
54.5-38.8-25.4-12.2
単走末強め。
馬なりの時間帯は我慢が少々効いていない形。
追われるとしっかりと加速して走れていました。
頭を高くしたりと集中力はないようでしたが、反応を見る限りでは、そこまで難しい馬ということはないかと思います。
前走程度のところで走れる見込みです。
クーファウェヌス【B】
53.6-38.7-25.0-12.4
単走強め。
頭の位置がやや高いものの、走り自体はしっかりとしていました。
前進気勢を感じる追い切りでした。
力みがあるようにも感じますが、過去の追い切り映像がないのでなんとも言えません。
時計判断では、特に悪いという印象は受けません。
ただ、今週の馬場というところを見ると、やや遅いという印象も受けます。
全体的には悪くはない程度で見ておきたいと思います。
タイセイビジョン【B】
4F51.6-37.7-1F12.2
単走末強め。
どことなく力強さがない印象を受けてしまう走りをしていました。
よく言えばリラックスして走れていた印象ですが、悪く言えばもう少ししっかりと走ってほしかったです。
怪しいながらも我慢が効いた中で直線へ。
手応えは十分だったのですが、伸びを欠いたようにも映りました。
ゆったりと走っているものの、時計が出ているというのは前向きな評価の指標の1つとしているのですが、今回のタイセイビジョンの場合は、ゆったりと走っている点に時計も出ている点もあって、内容的には悪くはなかったです。
ただ、もう少ししっかりとやっても良かったのではないかという物足りなさの方が目立つ内容となってしまった印象を受けます。
ビオグラフィー【B】
52.5-37.4-23.8-12.1
2頭併せ強めアタマ差遅れ。
僚馬は馬なりでの追い切りでしたので、アタマ差遅れは地味に映りました。
途中、やや寄れた形になったのが気になる部分。
進行方向に対して、右へと顔を向けたので、もしかするとなにか視線の先に気が取られるなにかがあったのかもしれません。
時計的には及第点。全体52.5秒の末12.1秒ですので、悪くはないです。
前走京王杯SCで5着でしたが、そのときと変わらないデキで出走できる見込みです。
ピクシーナイト【B-C】
53.0-38.6-24.8-12.0
2頭併せ末強めクビ差先着。
追われたのはゴール前の少しだけでしたが、しっかりと反応してクビ差前に出ました。
キレがあるところを、追い切りからも確認できた形。
前走はNHKマイルCで12着と大敗でしたが、今年はじめのシンザン記念を勝って重賞勝利馬。
前走の方がデキは良さそうな印象は受けましたが、差し引きでもこのメンバーならば上位争い可能。
ファストフォース【B】
54.7-38.-24.5-12.2
単走強め。
ある程度しっかりと追われた形。
鞭が1発だけ入っていますが、合図のような形のため一杯とは表記していません。
走り自体は綺麗ですが、綺麗すぎて迫力不足。
もう少ししっかりとした脚捌きを見せてほしかったです。
今週の栗東坂路は時計が出やすい馬場ですので、12.2秒で駆け抜けたとしても、あまり評価できず。
良くも悪くも前走程度まで。
プリカジュール【B】
6F82.2-65.8-50.7-37.3-1F12.0
単走強め。
肩鞭が入っていますが、強めの範疇だと判断しました。
動き軽快で前進気勢を感じさせる好内容だったと思います。
もう少し首の上げ下げがスムーズにできれば、よりよくなりそうな印象。
追われてからの反応という意味では疑問が残るものの、時計基準ならば上々の内容を消化。
ただ、時計はいつもの範囲ないですので、この程度でもどこまでと言った印象です。
メイショウカリン【B】
53.1-38.3-24.6-12.0
2頭併せ強め半馬身遅れ。
脚色はメイショウカリンの方が良かったですが、最後は届かなかったような走りとなってしまいました。
末12.0秒ですので、思ったよりも僚馬が走ったと考えるべきでしょう。
キビキビと走れているので、状態が悪いとは感じません。
足りないところは感じませんが、7歳馬ですので、ここで大幅な上昇気配とも感じず。
力は発揮できる。
メイショウケイメイ【B】
54.7-38.3-24.3-12.0
単走強め。
頭の位置が高いのでスピード感を感じませんでしたが、ラストは12.0秒としっかりと時計を刻めていました。
馬場が荒れている時間帯でしたので、全体時計が見劣りしますが、荒れ方的には仕方がない部分。
しっかりと動けていたので、地力は引き出せる見込みです。
メイショウチタン【B】
53.3-38.0-24.1-11.9
2頭併せ強めクビ差先着。
僚馬を従えての先着で、しっかりとした足取りで駆け抜けたのは前向きな評価。
前進気勢を見せていて、全体的な雰囲気も良好でした。
全体時計に物足りなさを感じてしまいますが、末12秒を切っているので問題ないかと思います。
走りの雰囲気が良かったので、好走に期待が持てそう。
ただ、勝ちきれるかというと難しく、時計判断では前走程度から前走からやや状態が上がった程度でしょう。
ヨカヨカ【B】
51.4-37.1-24.8-12.8
単走馬なり。
最後は徐々に進行方向に対して左へと流れていく追い切りとなってしまいました。
馬の気持ちで走らせたという形での内容でしたが、上々とはいきませんでした。
中間の時計を見る限りでは状態面は悪くはなさそうですが、最終リハの様子は買いづらい。
追い切りまとめ
今回の追い切りで上昇気配と感じる馬はいませんでした。
ただし、ピクシーナイトはデキは前走以下だとは思いますが、それでも面白そうな仕上がりでした。
ピクシーナイトが勝ってしまえば、レースレベルに疑問が残る可能性も…!?
そのほかに、ビオグラフィーは楽しみな存在。
タイセイビジョンも悪くなかったので、今回は上記の3頭をオススメしたいと思います。
- ピクシーナイト
- ビオグラフィー
- タイセイビジョン