第70回 日経新春杯
4歳以上OP ハンデ コース:2,200メートル(芝・左)
日経新春杯の出走予定馬をチェックして、週末のレースに備えていきましょう。
日経新春杯は、新春恒例のハンデレース。
大阪杯の前哨戦としても注目です。
出走予定馬
馬名 | 負担重量 | 騎手 |
---|---|---|
アフリカンゴールド | 58 | 国分恭 |
イクスプロージョン | 57 | 和田 |
ヴェルトライゼンデ | 59 | イーガン |
ヴェローナシチー | 54 | 川田 |
キングオブドラゴン | 55 | 坂井瑠 |
サンレイポケット | 58 | 鮫島克 |
ダンディズム | 55 | 富田 |
ハヤヤッコ | 58.5 | 吉田隼 |
プライドランド | 54 | 小沢 |
プラダリア | 56 | 松山 |
プリマヴィスタ | 54 | ○○ |
モズナガレボシ | 55 | 角田 |
ヤマニンゼスト | 55 | 武豊 |
ロバートソンキー | 57 | 伊藤 |
有力馬見解
ヴェルトライゼンデ≪牡6/黒鹿 池江泰寿厩舎≫
【前走】ジャパンC 3着
【父】ドリームジャーニー
【母父】Acatenango
前走ジャパンCで3着の実績が光る1頭。
コントレイル世代のダービー3着の実績も、翌年AJCCで2着も、その後は屈腱炎にて長期休養を余儀なくされる。
しかし、22年の鳴尾記念で復活するといきなり優勝。
オールカマーでは7着ではあるものの、前走のジャパンCでは3着と実績を残した。
怪我の影響は全く感じさせない走りを披露。
鳴尾記念の優勝実績があるため斤量は背負いそうな点が気になる。
57.5kg以上を背負ったことがないため、58kg以上となるとどうなるか。金杯の様子を見ると59kgの可能性もあるだけに、最終的には陣営の判断となりそう。
長期離脱もあり、馬自体はフレッシュな状態。休み明けも気にしなくて良いタイプなだけに、あとは斤量次第とも言えそう。
ロバートソンキー≪牡6/鹿 林徹厩舎≫
【前走】オールカマー 2着
【父】ルーラーシップ
【母父】サンデーサイレンス
前走オールカマーで2着。こちらもコントレイル世代で神戸新聞杯で3着に入った実績を残している。
この馬の強みは左回り≪4-1-1-0≫と複勝率100%をキープしているところ。
勝ち鞍全てが左回りである点は、中京2200Mは前向きに検討したい材料。
ヴェローナシチー≪牡4/芦 佐々木晶三厩舎≫
【前走】グレイトフルS 2着
【父】エピファネイア
【母父】ゼンノロブロイ
ここまで1勝しか挙げていないものの、重賞成績≪0.1.1.2≫。全レース成績≪1.4.3.2≫とここまで善戦は続いている状況。
しかし、これといった強みがないのも事実で、相手なりに走れるタイプであるのは戦績からわかる。
今回はハンデ戦。その為、この馬の戦績であれば56kgは切ってくるはず。
並居る有力馬は背負うことが想定されるだけに、ここは斤量差で最後に突っ込んでくることは十分に考慮したい。
見どころ
やはり注目は負担重量。ヴェルトライゼンデが59kgを背負うことになった。23年からざっくりいうと1kg多く背負うことになる。これはハンデ競走だけでなく、G1レースでも同様となる。
欧州の競馬を見るとG1で58kgは当たり前みたいなところはあるので、その点では妥当な引き上げか。
その点、やはり今回のレースで注目しなければならないのは、この重量を背負って走り切れるのかどうなのか、である。
58kgまでであればある程度読めそうなヴェルトライゼンデではあるものの、59kgとなるとどう転ぶか。前走から2kg負担増は、最後の最後に響きそう。
最後は伸びあぐねる可能性は十分に考慮して馬券考察を行いたい。