9月4日に札幌で行われる札幌2歳ステークスの登録馬情報をまとめました。
ディアドラの全弟リューベックが登場。
フルゲート14頭に対し、13頭が登録していますので、登録馬が全頭が出走可能です。
昨年はソダシが優勝し桜花賞馬になりました。
2着だったユーバーレーベンがオークス馬となるなど、牝馬路線では出世レースとなりそうな重賞という位置付けです。
出走予定と想定騎手
馬名 | 負担重量 | 想定 |
---|---|---|
アスクワイルドモア | 54 | 武豊 |
エーティーマクフィ | 54 | ○○ |
オンリーオピニオン | 54 | 柴田大 |
クリノメガミエース | 54 | ○○ |
ジオグリフ | 54 | ルメール |
スカイフォール | 54 | ○○ |
ダークエクリプス | 54 | 和田竜 |
トップキャスト | 54 | 団野 |
トーセンヴァンノ | 54 | 山田 |
モチベーション | 54 | ○○ |
ユキノオウジサマ | 54 | 横山和 |
リューベック | 54 | 横山武 |
レモンケーキ | 54 | ○○ |
有力馬考察
リューベック≪牡2/鹿 須貝尚介厩舎≫
【前走】新馬 1着
【父】ハービンジャー
【母父】スペシャルウィーク
全姉にディアドラがいる血統で、近親にはダービー馬のロジユニヴァースやNHKマイルCで2着のソングラインなどがいたり、ダート路線で活躍したランフォルセや ノーザンリバーなど役者が揃っています。
前走の新馬戦では、逃げてのレース。
楽な手応えで抜け出して後続に2馬身差をつける圧勝劇でした。
自分でレースを作った点はプラス材料も、新馬戦で逃げたので、今後のレースでどういうレースを組み立ててくるのかは気になるところです。
気になる点は、吉田隼騎手が騎乗停止のため、今回は乗り替り。
横山武史騎手がどういう騎乗を見せてくれるのか。
金子真人氏の所有馬ですので、来年のクラシックを見据えての出走のはず。
ここを制して楽なローテーションで2歳冬を迎えることができるか。
ジオグリフ≪牡2/栗 岩戸孝樹厩舎≫
【前走】新馬 1着
【父】ドレフォン
【母父】キングカメハメハ
前走の新馬戦では、先行して流れに乗ると最後は1馬身半の差を付けての完勝という内容でした。
サンデーR×ノーザンF×ルメール騎手ということで、デビュー前から期待が掛かった1頭だという認識で間違いないと思います。
外厩に預けられるので問題ないと思いますが、元々は木村哲也厩舎に預けられていましたが、暴行事案に関する処分のため10月末まで岩戸厩舎に転厩しています。
このあたりがどういう影響を与えるのかは分かりませんが、先にも書いたように、外厩調整が基本の1頭ですので、そこまで問題がないのかもしれません。
ただ、不安材料があるとすればその辺りでしょうか。
期待の新種牡馬ドレフォンの子どもですので、そのあたりも未知数ではありますが、今後とも楽しみな種牡馬になれば、ディープインパクト産駒やロードカナロア産駒に続く一大勢力となれるのかに注目となります。
トップキャスト≪牝2/栗 高橋康之厩舎≫
【前走】新馬 1着
【父】ダイワメジャー
【母父】サンダーガルチ
近親に米国G1で勝利を納めたStar Billingがいる血統構成で、日本でも3勝馬のアメリカンフェイス(4歳)が走っています。
日本の芝でも問題なくある程度は走れそうです。
前走は逃げてのレースで勝利を納めました。
2着とは3馬身半差の結果となりましたが、2着と3着との間は大差決着。
その2着馬だったシンティレーションは、次走の未勝利戦できっちりと勝ち上がってくるなど、レースレベルも高かったと考えて良さそうです。
前走逃げてのレースとなると、強力なライバルとなりそうなリューベックがいます。
リューベックの方が控えた競馬ができそうですが、どちらも行きたいとなると共倒れも考えられるだけに、ここはどういうレースを組み立ててくるのかが鍵となりです。
現時点での注目馬
有力馬の上位3頭が、三つ巴の戦いを行いそうな様相ではありますが、前走を見た印象ではスカイフォールも侮れない1頭です。
上手く先行しての1戦でしたが、スタート直後にベルマレットやテーオーロワなどに詰め寄られながらもしっかりと位置取りをとることができました。
スローの流れで、前を走ったメンバーで決まったので恵まれた展開だったのは否めません。
また、終始内々をついていて、距離ロスもない中での1着でした。
ただ、競馬が上手いなと感じる走りをしていました。
キンカメ産駒特有の、器用なタイプという印象で、完成度で言えばメンバーの中でも、この時期にしては引けをとらないと考えます。
上位勢がやり合う展開となれば、漁夫の利ではないですが、スッと優勝をかっさらっていきそうなそんな馬ではないでしょうか。