天皇賞春 2021 出走予定｜想定騎手と推定オッズと有力馬考察

2021年5月2日（日曜）に行われる第163回天皇賞(春)の出走予定馬情報をまとめた記事です。

注目の長距離G1レース。

注目は前走阪神大賞典で勝利を収めたディープボンド。
後続に5馬身もの差を付けたことで中心視されていますが、その他にも、アリストテレスやワールドプレミアなどが登録してきました。

長距離適正なども大事になる一戦。
ただ、今年は京都ではなく、阪神競馬ということも鍵となりそうです。

これまでのデータが使えませんので、しっかりと追い切りなどで各馬の調子をチェックしていきたいと思います。

天皇賞春の登録馬17頭

推定オッズ

有力馬考察

ディープボンド≪牡4／青鹿 大久保龍志厩舎≫

【前走】阪神大賞典 1着
【父】キズナ
【母父】キングヘイロー

前走の阪神大賞典では、重馬場と苦しい馬場を難なく走り切り、最後は5馬身差の圧勝を見せました。

ただ、この重馬場をどう判断するのか。
今週は良馬場開催が予想されるだけに、その点で判断に迷う人が多いかと思います。
重馬場でみんなが苦労する中で地力を発揮できたが、良馬場なら1つ下げて買うかという人も多いかと思います。

ただ、スローの瞬発力勝負になると分が悪いと思っていますので、そういう展開を意識されるなら下げて買うのも一手かなと思います。

ただ、前走が覚醒した姿だとすれば、良馬場やスローの瞬発力勝負になったとしても面白いと思います。

アリストテレス≪牡4／鹿 音無秀孝厩舎≫

【前走】阪神大賞典 7着
【父】エピファネイア
【母父】ディープインパクト

前走の阪神大賞典では7着と大敗。

阪神の急坂がどうも合わない印象で、淀の天春ならばもう少し面白かったのではないかと思います。

菊花賞2着という実績があるので、どうしても長距離適正が高いという印象を受けてしまいます。
ただ、古馬相手に長距離となると分が悪いという見方もできるだけに、その点では、天春では厳しい印象です。

前走の敗因の要因の1つに、掛かっていたのが気になる部分。

ただ、周りを見て阪神の長距離が得意そうというのは少ない印象で、ディープボンドが適性が高いかも、くらいな程度。

周りが沈んで行く中で、残るということは十分に考えられます。

ワールドプレミア≪牡5／黒鹿 友道康夫厩舎≫

【前走】日経賞 3着
【父】ディープインパクト
【母父】Acatenango

昨年のJCで久々の復帰。その時は6着、次走有馬記念で5着と上位争いができる力があるところを見せました。

今年初戦となった日経賞では、2人気となり3着と、なんとか馬券内を確保しました。

復帰から3戦走ったことで、本来の走りに近づいてきたと感じます。
能力の高さはこれまでの成績が示した通りで、特に菊花賞で勝利を収めている点から考えても長距離適正は高いと考えて良いはずです。

ただ、馬主的には、JRA的には勝たれては困るかとww
特に伝統と格式高い天皇賞という点を考えると、さらに曰く付きの勝ちとなってしまうので、そういう点も含めて2着以下で選択した方が良さそうな印象もww

4歳馬があてにならないので、5歳馬世代が勝ちきる可能性もあるだけに、注目のレースと言えそうです。
今の流行りを見ると、牡馬最弱となってしまっているので、後述する牝馬などに勝たれてしまうこともあるかと思います。

カレンブーケドール≪牝5／鹿 国枝栄厩舎≫

【前走】日経賞 2着
【父】ディープインパクト
【母父】Scat Daddy

2着ゲッターの称号を与えても良さそうな成績続きで、ここまで重賞勝利はなし。

器用に立ち回れるので、相手なりに走れるということなのかもしれませんが、個人的にはやはりアタマでは買いづらいという印象。
戦ってきた相手を考えると、いきなりの勝利があっても驚きはしません。

休みを挟んで挑んだ前走。
鉄砲も効く馬ですし、2走ボケもあまり気にしなくていい馬です。

ただ、どちらかというと休み明け初戦の方が成績が良い点があるので、この馬といずれかで迷うのであれば、カレンブーケドールをやや割り引いて考えても良さそうなところは感じます。

相手なりに走れるので切るのも難しいものの、3200Mという距離でどうなのか。

オーソリティ≪牡4／鹿 木村哲也厩舎≫

【前走】ダイヤモンドS 2着
【父】オルフェーヴル
【母父】シンボリクリスエス

昨年の青葉賞を勝利も、骨折のためダービーは回避。

復帰したアル共杯でいきなり古馬を撃破。
有馬記念は14着と大敗する形になりましたが、ダイヤモンドSでは2着を確保と、能力の高さを証明した形。

ただ、そのダイヤモンドSのレースレベルには疑問が残るところで、正直なところ、勝ちきっていたらもう少し評価が高かったものと思います。

父オルフェは、天春での凡走が頭をよぎります。
この馬もそうなる可能性もあるかと思いますが、こればかりは走ってみないと分かりません。

長距離が得意とは言い難いものの、血統背景的に特にマイナス要素はありませんし、人気が落ちるのであれば面白いのかなとは思います。

現時点での注目馬

最後に、2週前の段階ではあるものの、今年の天春で注目している馬について記載しています。

その馬は、≪天春A≫[最強]競馬ブログランキングへです。

ここ2走は4コーナーで促されることなく自分から動いていき、勝ちきっています。
前走条件戦だったことを踏まえると、重賞の壁が高く伸し掛かってきますが、直近の2走を見て無策で切るというわけにはいかないでしょう。

血統的には、父ディープインパクトはあまり前向きではないものの、上手い具合にクラスしている血が薄まっているのが前向きに見れる。

ただ、4歳勢があまり活躍していない現状を見ると、この馬もどうなのかは難しいですが、距離適性は明らかにこのメンバー随一。
あとは、仕上がりを見て判断したいと思います。