ジャパンカップは、今年は11月28日に東京競馬で行われるG1レースです。この記事は、ジャパンカップの想定騎手入りの出走予定馬情報や推定オッズや有力馬の見解などをまとめた記事になります。
今年は歴代ダービー馬が登場予定。しかも、ディープインパクト産駒のダービー馬が勢揃いという珍しさもあります。
その他にも国内G1覇者たちが多数出走を予定しています。
想定騎手入りの出走予定馬
ロンジン賞
第41回 ジャパンカップ(G1)
3歳以上オープン 2,400(芝)定量
馬名 | 斤量 | 想定 |
---|---|---|
アリストテレス | 57 | 横山武 |
オーソリティ | 57 | ルメール |
55 | 松山 | |
キセキ | 57 | 和田 |
コントレイル | 57 | 福永 |
サンレイポケット | 57 | 鮫島克 |
シャドウディーヴァ | 55 | 横山典 |
シャフリヤール | 55 | 川田 |
マカヒキ | 57 | 藤岡康 |
ムイトオブリガード | 57 | 柴田善 |
モズベッロ | 57 | 池添 |
ユーキャンスマイル | 57 | 藤岡佑 |
ユーバーレーベン | 53 | Mデム |
ロードマイウェイ | 57 | ○○ |
ワグネリアン | 57 | 戸崎 |
グランドグローリー | 55 | Cデム |
ジャパン | 57 | 武豊 |
ブルーム | 57 | ムーア |
ブルームに武豊騎手が騎乗するのではないかと言われていますがどうなるでしょうか。
ただ、日本の馬場に対応できそうなのがブルームなので、もしかすると勝てるレースに主力級の騎手を乗せるとなると、ジャパンに騎乗するのかもしれません。
両馬共にキーファーズ所有の馬ですので、武豊騎手を乗せないという選択はないと思うのですが…。
ただ、その主力騎手がR.ムーア騎手というお話も出ていますので、どちらかに武豊騎手が、どちらかにR.ムーア騎手が乗るものだと思います。
松山騎手とのコンビでジャパンCに参戦予定だったカレンブーケドール。左前脚の少し熱感があることから回避が発表されました。
除外対象馬
馬名 | 斤量 | 想定 |
---|---|---|
ウインドジャマー | 57 | ○○ |
ゴーフォザサミット | 57 | 北村宏 |
トラストケンシン | 57 | ○○ |
トラストケンシンは12月11日に行われる中日新聞杯へ向かうという情報も出ています。
ジャパンC2021の推定オッズ
馬名 | 推定 | |
---|---|---|
1 | コントレイル | 2.7 |
2 | シャフリヤール | 5.1 |
3 | オーソリティ | 7.4 |
4 | ユーバーレーベン | 12.4 |
5 | カレンブーケドール | 19.0 |
6 | アリストテレス | 28.8 |
7 | グランドグローリー | 36.4 |
8 | ブルーム | 55.0 |
9 | シャドウディーヴァ | 69.5 |
10 | マカヒキ | 93.5 |
11 | キセキ | 146.6 |
12 | ジャパン | 162.6 |
13 | サンレイポケット | 199.8 |
14 | ユーキャンスマイル | 248.2 |
15 | ワグネリアン | 284.8 |
16 | モズベッロ | 295.0 |
17 | ムイトオブリガード | 329.4 |
18 | ロードマイウェイ | 340.1 |
引退レースということも相まってコントレイルが1人気になる。
追いかける形で今年のダービー馬シャフリヤールが2人気。先日のアル共杯で他馬を捻じ伏せたオーソリティが追いかける形で、ここまでが10倍を切る見込み。
3歳牝馬が活躍するレースですので、ユーバーレーベンが4人気になり、カレンブーケドールが5人気。
それ以降は混沌としていくる模様で、特に外国馬がどこに入るかが分かりづらい。前走オペラ賞で2着だったグランドグローリーが、3頭の中では最上位。続いてブルーム、ジャパンの順番か。ただ、ムーア騎手が乗る方が人気になりそう。
有力馬の見解
日本ダービー馬&オークス馬と、東京2400で結果を残したメンバーが揃い踏み!
コントレイル≪牡4/青鹿 矢作芳人厩舎≫
【前走】天皇賞秋 2着
【父】ディープインパクト
【母父】Unbridled’s Song
昨年の三冠馬だけに、恥ずかしい競馬はできない中で挑んだレースでしたが、結果は2着となりました。
グランアレグリアは交わすことができたものの、最後はエフフォーリアから離されての2着となってしまいました。
中距離では、能力的には三強ではなく、二強という形に見えた。エフフォーリアもコントレイルも強い。
スタートでやや後手を踏んだことで、ポジションが思ったよりも下がったところにいたので、それを敗因と挙げていました。
ただ、やはりディープインパクト産駒のダービー馬は、古馬G1となると勝てないという血の呪とも言える成績が続きます。
今回のジャパンCで引退レースとなりますが、有終の美を飾ることができるのか。
中間の気配などからしっかりと注目していきたいと思います。
シャフリヤール≪牡3/黒鹿 藤原英昭厩舎≫
【前走】神戸新聞杯 4着
【父】ディープインパクト
【母父】Essence of Dubai
今年の日本ダービー馬。
しかし、前走の神戸新聞杯では、1.8倍の人気に支持されるも、不良馬場が影響したのか4着に沈みました。
神戸新聞杯の上位組を見ると、勝ったステラヴェローチェは菊花賞で4着。同2着のレッドジェネシスは菊花賞で13着。同3着のモンテディオは菊花賞で14着という成績。
単純に神戸新聞杯のレベルが低かったと見ることができますので、その点では神戸新聞杯4着は前向きな評価できず。
神戸新聞杯は不良馬場で行われたので、その反動で上位勢が大敗したと考えることもできます。
シャフリヤールも最後まで足を伸ばしていたので、その反動を受ける側になります。疲労がどこまで残っているのかに注目。
ただ、ハイレベルだった共同通信杯で3着の実績がありますので、3歳世代が他世代と比べてハイレベルならば楽しみな1頭。ここは天皇賞秋の結果次第ではありますので、3歳馬代表のエフフォーリア次第となりそう。
ワグネリアン≪牡6/鹿 友道康夫厩舎≫
【前走】富士S 6着
【父】ディープインパクト
【母父】キングカメハメハ
18年のダービー馬。19年のジャパンCでは3着に入っています。
成長力の乏しいディープインパクト産駒。母系を見ると、広い年代で活躍できそうなものの、父の血統がその辺を邪魔しているのかもしれません。
日本ダービーを最後に勝利した記録がありませんので、その点ではいきなり復活は考え難い。
10月29日にジャパンC参戦を表明。
前走は富士Sに福永騎手と共に出走していましたが、コントレイルの引退レースですのでこちらに乗るのは望み薄。
富士Sで好走できれば、この選択はなかったはず。マイルCSへ進んだものと思いますが、0.6秒差6着の結果からローテーションを再考し、この路線に戻してきたのだと感じます。陣営的にはお手上げ状態なのかなと推測。
東京2400は≪1.0.1.0≫、2400の距離は神戸新聞杯を足して2勝。距離適性は高い1頭なだけに、その点がプラスになれば。
ユーバーレーベン≪牝3/青鹿 手塚貴久厩舎≫
【前走】秋華賞 13着
【父】ゴールドシップ
【母父】ロージズインメイ
今年のオークス馬。それだけに東京2400Mならばと期待してしまう馬です。
その秋華賞はオークス馬にも関わらず5人気と、当日はあまり人気せず。ここまで順調に来れなかったのが馬券を買う側にも伝わっていたのかもしれません。noteにもチラッと書いていますが、やはり中間順調に来ていない場合は、G3クラスまでならばなんとかなりそうですが、G1、しかも世代の頂点を決めるような三冠レースでは厳しいということなのかもしれない。
秋華賞では、レースに参加した部分は特に見当たらない。疲労などの心配は必要ないのではないかという感じ。回ってきただけという言葉がぴったりでした。
秋華賞を叩いたことで状態が上向いているのであればここは楽しみな舞台。ジャパンCは斤量の差でこれまでも多くの3歳牝馬が活躍してきてきました。
いずれにしても、ジャパンCまで順調に進んでいることが絶対に必要で、中間があまり順調ではないならば、有力馬の中で切る存在でもあるでしょう。
ジャパンC予想の参考までに
複数のダービー馬が出走した場合の着順成績
直近のレースで、3頭以上のダービー馬が出走してきた場合、基本的に若い馬が活躍する。
特に最先着しているのはその年の出走馬の中で一番若いダービー馬となりますので、その点は押さえておきたいポイントです。
ただし、ディープインパクト産駒のダービー馬は、古馬G1未勝利ということも忘れてはいけないポイントです。
ジャパンCの追い切り考察が終わりました。ぜひこちらもあわせてご覧ください。