10月10日の京都大賞典の出走予定馬をまとめました。
今年のAJCCを制しているアリストテレスが登場。
目黒記念2着のヒートオンビートや大阪杯2着のモズベッロなど14頭が揃いました。
8歳馬となったマカヒキもいますが、昨年のジャパンCで4着と、涼しくなった季節に好走の余地があるのであれば楽しみな存在。
前哨戦は前哨戦の難しさがありますが、しっかりと的中できるように中間の追い切りや最終リハの様子などから好走馬を見つけていたいと思います。
出走予定馬
馬名 | 負担重量 | 想定 |
---|---|---|
アイアンバローズ | 56 | 岩田望 |
アリストテレス | 57 | Mデム |
オセアグレイト | 57 | 野中 |
キセキ | 57 | 和田竜 |
ステイフーリッシュ | 56 | ○○ |
ダンビュライト | 56 | 松若 |
ディアマンミノル | 56 | 萩野極 |
ヒュミドール | 56 | 幸 |
ヒートオンビート | 56 | 戸崎 |
ベレヌス | 56 | 斎藤新 |
マカヒキ | 57 | 藤岡康 |
ムイトオブリガード | 56 | 藤岡佑 |
モズベッロ | 56 | 池添 |
ロードマイウェイ | 56 | 松山 |
有力馬考察
アリストテレス≪牡4/鹿 音無秀孝厩舎≫
【前走】宝塚記念 9着
【父】エピファネイア
【母父】ディープインパクト
今年1月のAJCCの覇者。
その後は低空飛行が続き、阪神大賞典では1人気7着。続く天春は2人気4着。上半期最後となった宝塚記念では4人気9着という結果となりました。
昨年の菊花賞ではコントレイルの2着を確保するなど、能力の高さは見せたものの、AJCC以降の凡走続きがどうも気になります。
今回はMデム騎手とのコンビ。
過去に2勝を挙げているので、その点は前向きな評価をしたいところです。
あと意外なところでは、阪神コースが未勝利。
≪0.3.0.3≫と連対率は50%あるものの、勝ちきれないコースにもなっています。
一方で、京都コースは≪1.2.0.0≫と、条件戦を含めて3連対と好相性を見せており、阪神が舞台の京都大賞典となる今年は、評価を1つ落として考えても良さそう。
ヒートオンビート≪牡4/鹿 友道康夫厩舎≫
【前走】目黒記念 2着
【父】キングカメハメハ
【母父】ディープインパクト
今年は3走して、≪1.2.0.0≫と安定感が光る馬。
条件戦の1勝だけという見方もできますが、目黒記念では2着と好走を見せました。
その目黒記念の覇者ウインキートスは、続く札幌記念は9着と惨敗も、先日行われたオールカマーで2着と好走を見せました。
目黒記念のレースレベルは、一定の高さがありそうです。
今回は戸崎騎手が騎乗予定。
過去に1度だけ跨ったことがありますが、その時は4着ともう1つの結果となりました。
そこまで6戦連続で馬券内を確保していただけに、この4着というのがどうも前向きになりません。
阪神2400Mは得意としている舞台の1つ。
それだけに能力的には買いたい1頭も、戸崎騎手と手が合うのかどうかというところに注目したい。
モズベッロ≪牡5/鹿 森田直行厩舎≫
【前走】宝塚記念 8着
【父】ディープブリランテ
【母父】Harlan’s Holiday
2走前の大阪杯で2着に食い込む活躍を見せた。
昨年の宝塚記念でも3着に食い込むなど、共通点としては穴をあけるタイミングとしては馬場。重馬場適正が高い馬。
ただし、良馬場の日経新春杯を優勝したりと、元々の地力が高い馬という認識で間違いないはず。
開幕週の馬場が合うかどうかは分かりませんが、良馬場開催であれば他の馬を狙うのも一考か。
現時点での注目馬
その他にもキセキの復活や阪神で行われた京都記念で2着の実績が光るステイフーリッシュなどがいます。
小粒揃いではあるものの、馬券を考えると配当が付きそうなレースだけに、週末の狙い目レースとなりそうです。逆に言えば、難解なレースとなりそう。
そんな中で注目しているのは、ディアマンミノルです。
阪神2400Mは、父オルフェ産駒の得意舞台の1つ。
特に今年に限って言えば、勝率30.0%とこれまでの成績よりも頭一つ抜けて勝率や連対率が高い傾向にあります。
この馬自身も、同舞台で行われた3月の御堂筋Sを勝ちきっており、本格化の兆しが見えている年です。
重賞では今一つの成績が続く近3走ですが、そろそろクラス慣れしてくる時期。
騎手が萩野極騎手に戻るのもプラス材料と捉えていいはずで、ここは勝負の走りに期待したい。