第16回 阪神カップ
3歳以上 OP コース:1,400メートル(芝・右)
阪神Cは、阪神1600Mで行われるG2重賞で、今年は22頭が登録してきました。
注目のスーパーG2阪神Cが行われます。今年最後のスプリント重賞ということもあり、スプリントを主戦とする馬、マイルを得意とする馬、そして、1400Mでこその馬と好メンバーが揃いました。
出走登録(18/22)
馬名 | 負担重量 | 想定 |
---|---|---|
アストラエンブレム | 57 | 西村 |
グレナディアガーズ | 56 | Cデム |
ケイデンスコール | 57 | 岩田康 |
サウンドキアラ | 55 | 武豊 |
シヴァージ | 57 | 吉田隼 |
セイウンコウセイ | 57 | 勝浦 |
ソングライン | 54 | 池添 |
タイセイビジョン | 57 | 三浦 |
ダイメイフジ | 57 | ○○ |
ダノンファンタジー | 55 | 藤岡佑 |
デュープロセス | 57 | ○○ |
ファストフォース | 57 | 小崎 |
ベステンダンク | 57 | 団野 |
ベストアクター | 57 | 富田 |
ホウオウアマゾン | 56 | 坂井瑠 |
ラヴィングアンサー | 57 | 岩田望 |
ラウダシオン | 57 | Mデム |
ルークズネスト | 56 | ルメール |
除外対象
馬名 | 負担重量 | 想定 |
---|---|---|
ヴィジュネル | 56 | 松山 |
リレーションシップ | 57 | 幸 |
ファーストフォリオ | 55 | 藤岡康 |
レインボーフラッグ | 57 | ○○ |
有力馬見解
3歳馬VSダノンファンタジーの様相。
グレナディアガーズ≪牡3/鹿 中内田充正厩舎≫
【前走】マイルCS 13着
【父】Frankel
【母父】Harlington
前走のマイルCSは負けすぎた印象も、掛かりっぱなしの感じでしたので距離が長かったか。距離短縮で改めて買いたい1頭。
ただ、フランケル産駒特有の急激な衰えと表現すべきか、一度崩れると立て直すのに時間を要する馬が多い。早熟傾向を出す馬も多く、グレナディアガーズ自身も早熟だとすれば伸びしろはもうないか。朝日杯FSの勝ち馬で、その後重賞で連対したのは1戦だけと早熟と言われればそこまでか。
来年へ向けての試金石の一戦。ここを好走できればスプリント路線に舵を切ってくるのでは。前走を見るとそれも止む無しか。
ソングライン≪牝3/青鹿 林徹厩舎≫
【前走】富士S 1着
【父】キズナ
【母父】シンボリクリスエス
今年のNHKマイルC2着馬。
阪神1600Mで行われる桜花賞惨敗から左回りを使ってきた。ここにきて急に右回りのレースに参戦と怪しい参戦。また、重賞で連対実績があるのが1600Mのレースだけに、ここはかなり警戒したい1頭。陣営としては、重賞を勝ったことで、もう1回くらい右回りを試してみたい上での出走では。
ただ、マイルCSを自重してのここへの参戦だけに、陣営としては並々ならぬ力の入れようでは。
デビューから複勝圏外に飛んだのは桜花賞のみ。デビューから≪3.2.1.1≫の安定感を考えると、行く行くはこの路線を引っ張る存在になるか。そうなれば、マイルCSの使い分けなのか謎回避が残念。
ダノンファンタジー≪牝5/鹿 中内田充正厩舎≫
【前走】スワンS 1着
【父】ディープインパクト
【母父】Not For Sale
昨年の阪神Cの覇者。今年は阪神開催となったスワンSを快勝後は、目標をここ1本に絞ってのローテーションで準備万端。無理にマイルCSを目指さずに得意の阪神1400Mに絞ってきた。
ただ、今回はスーパーG2となり、昨年以上にメンバーは揃った印象。さすがにこのメンバーで楽に勝てるほど甘くはないか。
今回は川田騎手ではなく藤岡佑騎手。この厩舎が藤岡佑騎手にお願いする時はあまり勝負度合いが高くないのが本音のところでしょうが、今回は川田騎手が隔離期間中となりますのでそういう狙いでもなさそう。昨年は藤岡佑騎手とのコンビで阪神Cを制していますので、手は合うとは思うものの…。
牝馬最強世代の一角の馬。3歳馬を撃破して今年最後の出走を勝利で収められるか。
ホウオウアマゾン≪牡3/栗 矢作芳人厩舎≫
【前走】マイルCS 5着
【父】キングカメハメハ
【母父】アグネスタキオン
スワンSではダノンファンタジーの3着、そして、前走のマイルCSでは惜しい5着と、古馬重賞に挑んでも結果を残せている。朝日杯FS3人気9着、NHKマイルC4人気9着と大舞台でになると途端に弱くなる1頭かと思いきや、前走の5着の内容を見ればその心配は必要ないか。
ここ2戦は逃げにこだわるレースを展開。今の阪神の馬場が逃げ馬には酷ではないかという見立てもできる。スワンS以上に外差し馬場となればこの馬には厳しい流れになりそう。今週末の馬場状況にもよるが、馬場が荒れるならば重馬場実績があるだけに、陣営的にはそれを願うしかないか。
阪神Cの予想参考情報
暮れのスーパーG2で、賞金的にも魅力的なレース。それだけに、休養に入る前に使いたい陣営や、引退が決まっている馬が最後に出走してくるなど、1200M~1600Mの各路線から進んでくる馬が多い。
距離別のローテーションで見てみると、前走から距離短縮組が好成績を残している。
前走距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
同距離 | 2- 1- 2- 36/ 41 | 4.9% | 7.3% | 12.2% |
今回延長 | 2- 3- 1- 46/ 52 | 3.8% | 9.6% | 11.5% |
今回短縮 | 6- 6- 7- 60/ 79 | 7.6% | 15.2% | 24.1% |
同距離組・距離延長組が全く来ていないということはないが、狙い目は距離短縮組だということは覚えておきたい。
また、前走クラス別にみると、G2以上の格の重賞から参加してきた馬が活躍している点は見逃せない。
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
3勝 | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
OPEN非L | 2- 1- 1- 34/ 38 | 5.3% | 7.9% | 10.5% |
OPEN(L) | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
G3 | 1- 1- 2- 28/ 32 | 3.1% | 6.3% | 12.5% |
G2 | 2- 0- 1- 14/ 17 | 11.8% | 11.8% | 17.6% |
G1 | 5- 7- 6- 48/ 66 | 7.6% | 18.2% | 27.3% |
特に前走G2だったメンバーは、単勝回収値114円・複勝回収値115円といずれもプラス。人気薄の激走があるとすれば、前走G2組か!?
この辺りには注目しておかなければならないデータとなっています。
以上、阪神Cの出走予定馬情報まとめでした。12月22日(水)に追い切り情報を出していきますので、追い切り情報をお探しの方はまた来てくださると嬉しいです。