第69回 日経新春杯
4歳以上 OP ハンデ コース:2,200メートル(芝・左)
日経新春杯の登録馬情報をチェック。想定騎手や有力馬見解なども記載しています。
春のG1シーズン前に賞金加算を目論むメンバーが集まりました。中でも、ステラヴェローチェが主役の扱いになりそう。斤量も57kgを背負わされました。
その他、ヨーホーレイクやクラヴェルなどが人気を集めそうです。
予想の参考情報なども掲載していますので、もしよろしければ最後までご覧下さい。
特別登録 17頭(フルゲート18頭)
日経新春杯の登録馬は以下の通り。
馬名 | 負担重量 | 想定 |
---|---|---|
アフリカンゴールド | 55 | 国分恭 |
エフェクトオン | 53 | ○○ |
カセドラルベル | 52 | ○○ |
クラヴェル | 54 | 横山典 |
ショウナンバルディ | 57 | 坂井瑠 |
ステラヴェローチェ | 57 | Mデム |
ダノンマジェスティ | 55 | 岩田望 |
トップウイナー | 55 | ○○ |
トラストケンシン | 53 | 池添 |
フライライクバード | 55 | 武豊 |
プレシャスブルー | 55 | 勝浦 |
マイネルウィルトス | 56 | ○○ |
マイネルフラップ | 53 | ○○ |
モズナガレボシ | 55 | 松山 |
ヤシャマル | 54 | 松田 |
ヨーホーレイク | 55 | 川田 |
ロードマイウェイ | 56 | 幸 |
有力馬見解
ステラヴェローチェ≪牡4/黒鹿 須貝尚介厩舎≫
【前走】有馬記念 4着
【父】バゴ
【母父】ディープインパクト
皐月賞3着・日本ダービー3着・菊花賞4着と現4歳世代でも上位争いを演じ、世代トップレベルであることは証明済み。現4歳世代は昨年秋に古馬を次々に撃破するなど、相対的にレベルが高い世代だけにここでは負けられない。
この馬の買い時は重馬場・不良馬場の馬場が荒れた時だと思っています。重賞勝利のあるサウジRCと神戸新聞杯いずれも不良馬場でのレースでした。
詰めの甘さがある馬だと思うので、今の中京馬場だと取りこぼしそうな気もするだけに、雨乞いも必要になりそうww
賞金加算が目的ならばハンデ戦ではなく、定量まで待つべきだった印象もあるだけに、陣営のここの判断がどうなるか。
ヨーホーレイク≪牡4/鹿 友道康夫厩舎≫
【前走】日本ダービー 7着
【父】ディープインパクト
【母父】フレンチデピュティ
春のクラシックでは、皐月賞5着、日本ダービー7着という結果となり、クラシックとは無縁の成績となってしまったが、ホープフルSで3着と、世代の中でも上位の能力は有していると判断しても良さそう。
昨年の秋は顔に外傷を負ってから回復までに時間を要し棒に振りましたが、年が明けて復活という状況です。
12月後半からピッチを上げて追い切りも乗り込まれており、9日にはCWで5F71.2-3F37.8-1F11.2をマークしています。状態面はしっかりと作られていると思いますので、後は7か月半の休み明けをどう考慮するか。本番になると極端に走らない馬もいますので、休養明けでどうなのかを見極めなければなりません。
クラヴェル≪牝5/青鹿 安田翔伍厩舎≫
【前走】エリ女 3着
【父】エピファネイア
【母父】キングカメハメハ
愛知杯と両睨みの為、愛知杯へ回る可能性もある馬。一応、ハンデ次第では愛知杯へ回るのではないかと言われていますが、愛知杯でも54kgなので物凄く悩みそうな斤量です。
牡馬が55kgで出走するメンバーもいますので、見込まれたとみてもいいでしょう。ただし、これまでが軽かったのではないかという見立てもできます。
春のG1を狙うのであれば賞金加算が必須の状況。それだけに重複登録をしてハンデを確認したいというところだったと思いますが、愛知杯と同斤ならばどうするか。
また、ステラヴェローチェと同様にノーザンF生産馬。さすがに確勝級だと思っているならば愛知杯に回るはずですが…。日経新春杯を選択してきた場合は色気がある=ステラヴェローチェは何かあるという考え、見立てもできそうです。
いずれにしても、本当に日経新春杯に出走してくるかどうかが鍵となるでしょう。
予想参考情報
それでは簡単に日経新春杯の予想の参考になりそうな情報をまとめました。
今年の日経新春杯は、昨年に引き続き京都開催ではなく中京開催。通常、中京2200Mでの重賞は行われておらず、京都の工事期間中の京都新聞杯・神戸新聞杯・日経新春杯のみと、データを探す上でも難儀するコースです。
OP以上のデータを探そうとするも、出てくるのは上記の重賞の過去4回開催のみとなりますので、下級条件も含めた28レースの中から抽出してみました。
中京芝2200は中枠が有利に働いているコース形態
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 4- 0- 2-26/32 | 12.5% | 12.5% | 18.8% |
2枠 | 5- 3- 1-24/33 | 15.2% | 24.2% | 27.3% |
3枠 | 1- 3- 4-25/33 | 3.0% | 12.1% | 24.2% |
4枠 | 5- 4- 2-24/35 | 14.3% | 25.7% | 31.4% |
5枠 | 3- 3- 4-29/39 | 7.7% | 15.4% | 25.6% |
6枠 | 2- 5- 6-30/43 | 4.7% | 16.3% | 30.2% |
7枠 | 2- 5- 5-39/51 | 3.9% | 13.7% | 23.5% |
8枠 | 6- 5- 4-38/53 | 11.3% | 20.8% | 28.3% |
枠番データをチェックすると、勝率が最も高いのは2枠で15.2%。連対率で最も高い数字を残しているのは4枠の25.7%。複勝率も4枠で31.4%と高い数字を残しています。
外枠も成績が悪いということはありませんが、数字の上ではやや内枠が強い傾向が浮き彫りになってきます。
しかし、単勝回収値と複勝回収値がプラスになっているのは3枠・4枠となっていて、それぞれ、単勝回収値が3枠206円・4枠105円、複勝回収値が3枠182円・4枠127円となっています。
一方で、1枠は単勝回収値が26円、複勝回収値が27円という数字があり、内枠の中でも特に1枠がかなりの不振となっています。
日経新春杯は若馬が活躍
以下、日経新春杯の過去のデータから。年齢などは開催地の変更の余波をあまり受けないと思いますので、参考になりそうな情報は掲載しておきます。
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
4歳 | 7- 3- 0- 20/ 30 | 23.3% | 33.3% | 33.3% |
5歳 | 2- 4- 5- 25/ 36 | 5.6% | 16.7% | 30.6% |
6歳 | 1- 3- 5- 29/ 38 | 2.6% | 10.5% | 23.7% |
7歳 | 0- 0- 0- 24/ 24 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
8歳 | 0- 0- 0- 11/ 11 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
4歳馬が勝率23.3%と高い数字を残している重賞。年明け早々に行われるハンデ重賞。4歳馬があまり見込まれないので好走しやすいのかもしれません。
開催地変更であまりデータらしいデータを掲載できませんでしたが、予想の参考になれば幸いです。
以上、日経新春杯の出走予定馬情報まとめでした。