発走時刻:15時40分
第89回 東京優駿
3歳 OP コース:2,400メートル(芝・左)
3歳馬の頂点を決める日本ダービーがいよいよ迫ってきました。登録馬をチェックし、有力馬の見解等まとめていきたいと思います。
特別登録
フルゲート18頭
優先出走
馬名 | 負担重量 | 想定 | 前走 |
---|---|---|---|
ジオグリフ | 57 | 福永 | 皐月賞1着 |
イクイノックス | 57 | ルメール | 皐月賞2着 |
ドウデュース | 57 | 武豊 | 皐月賞3着 |
ダノンベルーガ | 57 | 川田 | 皐月賞4着 |
アスクビクターモア | 57 | 田辺 | 皐月賞5着 |
プラダリア | 57 | 池添 | 青葉賞1着 |
ロードレゼル | 57 | レーン | 青葉賞2着 |
セイウンハーデス | 57 | 幸 | プリンシパルS1着 |
賞金順
馬名 | 負担重量 | 想定 |
---|---|---|
マテンロウオリオン | 57 | 横山典 |
キラーアビリティ | 57 | 横山武 |
アスクワイルドモア | 57 | 岩田望 |
ビーアストニッシド | 57 | 和田竜 |
オニャンコポン | 57 | 菅原 |
ピースオブエイト | 57 | 藤岡佑 |
マテンロウレオ | 57 | 横山和 |
ジャスティンパレス | 57 | Mデム |
デシエルト | 57 | 岩田康 |
抽選対象(1/2)
馬名 | 負担重量 | 想定 |
---|---|---|
コマンドライン | 57 | ○○ |
ジャスティンロック | 57 | 松山 |
除外対象
馬名 | 負担重量 | 想定 |
---|---|---|
ポッドボレット | 57 | ○○ |
ヴェローナシチー | 57 | ○○ |
アサヒ | 57 | ○○ |
プレレーティング
-
- S…1000M~1300m
- M…1301M~1899M
- I…1900M~2100M
- L…2101M~2700M
馬名 | 性齢 | 調教師 | 2021年度JPNランキング | 2022年度レーティングの 最高値 |
2022年度レーティング該当レース (2021年該当レース) |
---|---|---|---|---|---|
アスクビクターモア | 牡3 | 田村 康仁 | 104 | 114I | 皐月賞5着 (アイビーS3着) |
アスクワイルドモア | 牡3 | 藤原 英昭 | 101 | 109L | 京都新聞杯1着 (札幌2歳S2着) |
イクイノックス | 牡3 | 木村 哲也 | 112 | 117I | 皐月賞2着 (東京スポーツ杯2歳S1着) |
オニャンコポン | 牡3 | 小島 茂之 | 114I | 皐月賞6着 | |
キラーアビリティ | 牡3 | 斉藤 崇史 | 115 | (ホープフルS1着) | |
コマンドライン | 牡3 | 国枝 栄 | 109 | (サウジアラビアロイヤルC1着) | |
ジオグリフ | 牡3 | 木村 哲也 | 110 | 119I | 皐月賞1着 (朝日杯フューチュリティS5着) |
ジャスティンパレス | 牡3 | 杉山 晴紀 | 112 | (ホープフルS2着) | |
ジャスティンロック | 牡3 | 吉岡 辰弥 | 108 | 109I | 弥生賞ディープインパクト記念4着 (京都2歳S1着) |
セイウンハーデス | 牡3 | 橋口 慎介 | 107I | プリンシパルS1着 | |
ダノンベルーガ | 牡3 | 堀 宣行 | 115I | 皐月賞4着 | |
デシエルト | 牡3 | 安田 隆行 | 109I | 若葉S1着 | |
ドウデュース | 牡3 | 友道 康夫 | 116 | 115I | 皐月賞3着 (朝日杯フューチュリティS1着) |
ビーアストニッシド | 牡3 | 飯田 雄三 | 107 | 111M | スプリングS1着 (京都2歳S2着) |
ピースオブエイト | 牡3 | 奥村 豊 | 110M | 毎日杯1着 | |
プラダリア | 牡3 | 池添 学 | 111L | 青葉賞1着 | |
マテンロウオリオン | 牡3 | 昆 貢 | 114M | NHKマイルC2着 | |
マテンロウレオ | 牡3 | 昆 貢 | 109 | 111I | きさらぎ賞1着 (ホープフルS6着) |
ロードレゼル | 牡3 | 中内田 充正 | 110L | 青葉賞2着 |
推定オッズ
1人気はイクイノックス、2人気はジオグリフと考えました。ダノンベルーガとドウデュースは1桁オッズも、上記2頭とは差が付くものと考えます。
人気 | 馬名 | 推オッズ |
---|---|---|
1 | イクイノックス | 2.1 |
2 | ジオグリフ | 4.6 |
3 | ダノンベルーガ | 7.9 |
4 | ドウデュース | 8.3 |
5 | キラーアビリティ | 19.7 |
6 | オニャンコポン | 28.1 |
7 | アスクビクターモア | 35.9 |
8 | マテンロウオリオン | 40.6 |
9 | プラダリア | 47.7 |
10 | ロードレゼル | 56.8 |
11 | ピースオブエイト | 72.2 |
12 | デシエルト | 89.5 |
13 | コマンドライン | 104.9 |
14 | アスクワイルドモア | 126.5 |
15 | ジャスティンパレス | 174.9 |
16 | ジャスティンロック | 220.2 |
17 | マテンロウレオ | 262.3 |
18 | ビーアストニッシド | 286.1 |
19 | セイウンハーデス | 289.0 |
有力馬見解
イクイノックス≪牡3/青鹿 木村哲也厩舎≫
【前走】皐月賞 2着
【父】キタサンブラック
【母父】キングヘイロー
皐月賞では最後苦しくなって2着となりましたが、久々のところを考えると上出来では。元々日本ダービー目標に仕上げられてきていますので、ここでこの春メイチ仕上げを施してくるはずです。
その前走を見ると、息が入らなかったのか、最後はやや苦しいところを見せた。距離不安が囁かれるも、兄のヴァイスメテオールが5月8日のメトロポリタンS(東京2400M)を勝っていることから、距離はそこまで気にしなくていいのでは。
キタサンブラック産駒は元々中山を得意としていないので、急坂のあるコースだと厳しいのかもしれません。その点では、東京に場所が替わるのは前向きに評価できるかもしれません。
ダノンベルーガ≪牡3/鹿 堀宣行厩舎≫
【前走】皐月賞 4着
【父】ハーツクライ
【母父】Tizway
皐月賞で4着という結果も、出世レース共同通信杯を制している逸材。
前走の皐月賞では馬場の悪い所を走っているため伸びを欠いた印象。まだまだ巻き返せるどころはある。
ただ、ドウデュース同様に、ハーツクライ産駒ということも相まってか2000Mまでのイメージは強い。
この馬の場合、1週前追い切りの抜群。南W6F77.9-3F35.1-1F11.0と好時計をマーク。活気も十分で元気一杯。前走の反動は考えなくて良さそうなだけに、デキで距離までカバーできるか。
ドウデュース≪牡3/鹿 友道康夫厩舎≫
【前走】皐月賞 3着
【父】ハーツクライ
【母父】Vindication
朝日杯FSを勝利し2歳王者に輝きました。今年初戦の弥生賞では2着、続く皐月賞では1人気に支持されたものの3着ともう1つ2つ足りませんでした。
この馬に関しては距離が長くなってダメになるタイプかもしれません。芝マイルでは無敗のソダシが見事にVMを勝ったように、この馬もしっかりとマイルだと無類の強さを発揮するかもしれません。
その点では、前走からさらに距離が伸びるこの舞台は適正外か。
前走は明らかに武豊騎手の乗り方に疑問が残る内容ばかりでしたので、武豊騎手がこの馬の地力を信じて乗ってくれればチャンスはありそう。
逆に、ダービーでの乗り方を皐月賞で試したのであれば、そこそこ楽しみではあるものの、伸び続けるタイプではないのでその点ではどうか。
ジオグリフ≪牡3/栗 木村哲也厩舎≫
【前走】皐月賞 1着
【父】ドレフォン
【母父】キングカメハメハ
共同通信杯2着から皐月賞へ進み、クラシック1冠目を獲得するまでになりました。
距離不安が囁かれるのは、父ドレフォンはブリーダーズカップ・スプリントなどを勝利を納めていました。自慢のスピードがジオグリフにも継承されているために、そのように言われているようです。
ただ、皐月賞を勝ったことで適正距離が分かりづらくなったのも事実。
母アロマティコはG1勝ちこそないものの、秋華賞とエリ女で3着に入った実績がありますので、距離延長に対応できる点はあると思います。皐月賞を勝ったものの人気はあまり獲得しないと思いますので、その点ではオッズ的には妙味がありそう。
福永騎手が皐月賞後のインタビューで距離不安を話していましたが、使い分けの影響を考慮してのものだと思うと、そういったことを言うこともあるのかなと思いますので、走ってみたら距離持ちましたという可能性が十分にありそう。
前走の追い切りを見る限りでは余裕は若干残してあったように感じますので、今回の追い切りでメイチ仕上げを施してくるならば楽しみが広がる。