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冬の競馬場は「極寒」!寒さ対策の必需品と服装を徹底解説【体験談あり】

冬の競馬場は「極寒」!寒さ対策の必需品と服装を徹底解説【体験談あり】 初心者向け
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こんにちは。冬の足音が聞こえてくると、競馬ファンとしては熱いレースが待ち遠しい反面、あの「寒さ」との戦いを思い出して身震いする、ライターの僕です。

夏の競馬場には行ったことがあるけれど、冬は初めて。または、友人から「冬の競馬場はヤバい」と聞いて、あわてて情報を探している。そんなあなたへ、冬の競馬場に何度も通った僕が、「これだけは持って行け!」という必需品から、観戦が格段に快適になる便利グッズまで、徹底的にご紹介します。

広いコースから吹き付ける風、コンクリートからじんわりと伝わる底冷え。冬の競馬場は、あなたが想像する「ちょっと寒い屋外」とはレベルが違います。

この記事を読めば、寒さに邪魔されることなく、目の前の熱いレースに集中できること間違いなしです。

僕の失敗談。冬の競馬場を「なめていた」あの日

まず、なぜ僕がここまで防寒を訴えるのか。それは、忘れもしない数年前の12月、有馬記念の日の苦い体験があるからです。

その日、僕は「まあ、ダウンジャケット着てるし、大丈夫だろう」と、普段の街歩きとさほど変わらない格好で競馬場に向かいました。午前中は日差しもあり、それなりに楽しめていたのです。

しかし、日が傾き始めた午後3時ごろ。メインレースが近づくにつれ、状況は一変しました。スタンドの日陰に入った瞬間、突風とともに体感温度が一気に急降下。コースから吹き付ける風が、ダウンジャケットの隙間から容赦なく体温を奪っていきます。

「寒い」を通り越して「痛い」。
手はかじかみ、赤ペンを持つ指が震えて、マークシートがまともに塗れない。パドックを見たいのに、寒すぎて5分と外にいられない。

そして極めつけは、予想のために酷使していたスマートフォンのバッテリーが、寒さで急激に減少し、メインレース直前に電源が落ちたことでした。

結果は散々。予想どころではなく、ただ「早く帰りたい」と震えていた記憶しかありません。あの日の帰り道、僕は心に誓いました。「冬の競馬観戦は、防寒対策こそが最強の予想ファクターだ」と。

なぜ冬の競馬場は「想像以上」に寒いのか?

僕の失敗談からもわかるように、冬の競馬場には特有の「寒さの要因」があります。

  1. 遮るものがない「強風」 競馬場は、広大なコースを確保するため、非常に開けた場所にあります。ビル風とは違う、遮蔽物ゼロの場所を吹き抜ける風は、体感温度を容赦なく奪います。
  2. コンクリートからの「底冷え」 スタンドやパドックの足元は、ほとんどがコンクリートです。このコンクリートが冷え切り、靴底を通して足からじわじわと体温を奪い続けます。「足元の冷え」は、全身の冷えに直結します。
  3. 「日陰」と「日向」の極端な温度差 日向はまだ耐えられても、スタンドの屋根下や日陰に入った瞬間の寒さは異常です。しかし、レースを見るためにはスタンドに入る必要があります。

プロである騎手でさえ、体重制限という厳しいルールのなかで、薄手の登山用ウェアやネックウォーマーを勝負服の下に着込み、寒さと戦っているのです。僕たち観戦者は、体重制限などありません。使えるものはすべて使い、万全の態勢でのぞみましょう。

冬競馬の常識!「レイヤリング(重ね着)」完全ガイド

寒さ対策の基本は「防寒着」ですが、ただ厚手のコートを1枚羽織るだけでは不十分です。重要なのは、アウトドアの知恵である「レイヤリング(重ね着)」という考え方です。

これは、機能の違う服を3層に重ねることで、効率よく体温を保持し、汗冷えを防ぐ技術です。

① ベースレイヤー(肌着)

一番下に着る肌着です。ここでの目的は「保温」と「汗冷え防止」。競馬場は広く、パドックや投票所への移動で意外と汗をかきます。その汗が冷えると、一気に体温を奪われます。

綿(コットン)の肌着は汗を吸うと乾きにくいためNG。ヒートテックに代表されるような、吸湿速乾性のある「化学繊維」や「ウール」の保温インナーを選んでください。できれば「極暖」や「超極暖」といった、厚手のものがベストです。

② ミドルレイヤー(中間着)

肌着の上に着る、体温を保持する「保温」担当の服です。フリース、セーター、薄手のダウンベスト(インナーダウン)などがこれにあたります。

ここで空気の層を作ることで、体温を外に逃がしません。暑ければ脱いで体温調節できる、前開きのジップアップタイプなどが便利です。

③ アウターレイヤー(上着)

最も重要なのが、一番外側に着るアウターです。ここの役割は「保温」ではなく、「風を防ぐこと(防風性)」です。

いくらミドルレイヤーで体温を溜め込んでも、風が突き抜けてしまっては意味がありません。おしゃれなウールのコートも素敵ですが、風を通しやすい場合があります。

理想は、アウトドアブランドが出しているような防風性・防水性の高いダウンジャケットや中綿入りのジャケットです。風さえ防げば、中のミドルレイヤーが溜め込んだ熱で驚くほど暖かく過ごせます。

【カテゴリ別】冬の競馬場 必需品&持ち物リスト

レイヤリングの基本を押さえたうえで、具体的に「何を持っていくべきか」を3つのカテゴリに分けてご紹介します。

防寒着と衣類(末端の防衛)

レイヤリングに加えて、体の「末端」をいかに守るかが勝負の分かれ目です。

  1. ネックウォーマー(またはマフラー) 「首」とつく場所(首、手首、足首)は太い血管が通っており、ここを冷やすと全身が冷えます。特に首元は必須。マフラーでも良いですが、風でほどけたり、新聞を見るときに邪魔になったりするため、かぶるだけでフィットするネックウォーマーが圧倒的に便利です。
  2. ニット帽(耳当て) 風が強い競馬場では「耳」がちぎれそうなくらい痛くなります。耳までしっかり覆えるニット帽は必須アイテムです。
  3. 手袋(2種類推奨) 僕が失敗したように、手がかじかむとマークシートが塗れません。おすすめは、「スマホ対応の薄手の手袋」と、その上から着けられる「防風性の高い厚手の手袋(ミトンなど)」の2種類持ちです。予想やスマホ操作の時だけ厚手を外し、移動中は完全防備にします。
  4. 厚手の靴下&防寒靴 コンクリートの底冷え対策です。くるぶしソックスなどは論外。登山用などの厚手で保温性の高い靴下を選びましょう。靴も、可能であれば内側がボアになっているものや、スノーブーツとまでは言いませんが、靴底が厚いスニーカーなどが推奨されます。ヒートテックなどに代表される発熱素材で作られたものは最低限身に着けるようにしましょう。

携帯用保温グッズ(熱源の確保)

服装で「守り」を固めたら、次は自ら熱を発する「攻め」のアイテム、保温グッズです。

  1. 使い捨てカイロ(貼る・貼らない・靴用) 冬の観戦の定番、ホカロンなどの使い捨てカイロです。これはもう「あればいいな」ではなく「必需品」です。
    • 貼るタイプ:腰、背中(肩甲骨の間)、お腹(丹田)など、太い血管がある場所に。
    • 貼らないタイプ:ポケットに入れ、手袋の中で握りしめます。
    • 靴用タイプ:底冷え対策の切り札。これがあるかないかで、足元の快適さが天と地ほど変わります。
  2. 【最強】充電式カイロ(モバイルバッテリー機能付き) そして、僕が近年の競馬観戦で「最強の相棒」と位置づけているのが、充電式のカイロです。使い捨てカイロも優秀ですが、ゴミが出る、途中で冷めてしまう、温度調節ができない、という弱点があります。しかし、充電式カイロはこれらの弱点をすべて克服しています。特に僕が注目しているのは、競馬観戦との相性が良すぎることです。冬の競馬場で僕が体験した「スマホのバッテリー切れ」。これは本当に致命的です。予想の確認、オッズの変動、馬券のネット購入(即PATなど)…すべてスマホで行う時代です。寒さでバッテリーの消耗が激しくなるなか、競馬場内に充電スポットはほとんどありません。そこで役立つのが、「モバイルバッテリー機能を搭載した充電式カイロ」です。これ一つあれば、手を温める「カイロ」としても、スマホを充電する「モバイルバッテリー」としても機能します。荷物を一つ減らせるうえに、最悪の事態(バッテリー切れ)を防げるのです。僕が今狙っているのは、HAGOOGIのこのモデルのようなタイプです。360°全面が発熱し、最大14時間も持続する大容量バッテリー。これなら朝一のレースから最終レースまで、手もスマホも暖かく保ってくれます。使い捨てカイロを1日中買い足すコストを考えれば、ワンシーズンで元が取れるかもしれません。
  3. ブランケット 指定席でない場合、屋外のベンチなどで座って予想する時間もあります。その際に、膝にかけるブランケットが1枚あると体感温度がまったく違います。特に女性は、スカートやパンツスタイルの上から巻くことで、下半身の冷えを強力にガードできます。

競馬観戦のための便利グッズ

最後は、防寒以外で「競馬観戦」そのものを快適にするグッズです。

  1. 両手が空くカバン(リュック・ショルダー) 観戦中は、競馬新聞、マークシート、スマホ、飲み物…と、常に両手がふさがりがちです。手提げカバンは非常に不便。両手がフリーになるリュックサックや、斜めがけのショルダーバッグが絶対におすすめです。
  2. バインダー&クリップ 屋外で競馬新聞を見ていると、強風でページがめくれたり、くしゃくしゃになったりします。A4サイズのバインダーに新聞を挟むだけで、一気に書き込みやすく、風にも強くなります。クリップも風対策に有効です。
  3. 赤ペン(多めに) 必須品ですが、寒さでインクが出にくくなったり、落としてなくしたりすることも。予備を含めて2〜3本あると安心です。黒より赤が見やすいのは言うまでもありません。
  4. 折りたたみクッション・椅子 スタンドやベンチはコンクリートやプラスチック製で、座るとお尻から底冷えします。100円ショップでも売っているような、折りたたみのクッション(座布団)を1枚敷くだけで、驚くほど快適になります。

詳しくは、以下の記事も合わせてご覧ください。

初めての冬競馬 Q&A

最後に、初めての方が抱きがちな疑問にお答えします。

Q. 女性の服装で、特に気をつけることは?

A. ヒールやパンプスは絶対に避けてください。

競馬場は非常に広く、パドックとスタンドの往復だけでもかなりの距離を歩きます。また、階段の上り下りも多いです。おしゃれも大切ですが、歩きにくい靴はケガのもとですし、何より足先から冷えます。

スニーカーや、底が厚く滑りにくいブーツを選びましょう。服装は、ロングコートにパンツスタイル、または防寒タイツをしっかり履いた上でのニットワンピースなどが、暖かさとおしゃれを両立しやすいです。ブランケットやカイロでの防寒も忘れずに。

Q. 雨や雪が降ってきたら? 傘はOK?

A. 傘は非推奨です。レインコートやポンチョを用意してください。

競馬は雨でも雪でも、よほどの荒天でない限り開催されます。しかし、スタンドで傘をさすと、後ろの人の視界を遮ってしまい、トラブルの原因になります。また、馬は非常に臆病な動物で、傘が急に開く音やヒラヒラする動きに驚いてしまう可能性もあります。

両手も空く、防寒着の上からでも羽織れるレインコート(レインポンチョ)が最適解です。

Q. 荷物が多くなりすぎないコツは?

A. 「多機能アイテム」を活用することです。

まさに先ほどご紹介した「モバイルバッテリー機能付きの充電式カイロ」がその代表です。カイロとバッテリーを1つにまとめることができます。

また、防寒着も「インナーダウン」のように、薄くても保温性が高いものを選べば、着ぶくれせず荷物もコンパクトになります。すべてをリュック一つにまとめ、両手を空けることを意識してください。

まとめ:万全の準備で、冬の熱戦を楽しもう!

冬の競馬場は、確かに「極寒」です。しかし、それは「対策を知らない場合」の話。

正しいレイヤリング(重ね着)で風と冷気を遮断し、カイロや充電式カイロで「熱源」を確保し、便利なグッズで快適さをアップさせる。これだけの準備をすれば、寒さに震えることなく、目の前の馬たちや予想に100%集中できます。

僕の失敗をくり返さないためにも、ぜひ「やりすぎかな?」と思うくらいの万全の装備で、冬の競馬観戦を楽しんできてください!

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