11月28日の京阪杯の追い切り考察と予想を同時に行っています。予想は馬連とワイドの2点予想となっていますので、馬連とワイドで買われる方の参考になれば幸いです。
ジャパンCの裏開催となるため注目度は低いですが、粒ぞろいながらも面白いメンバーが揃いました。最も1200Mの重賞が年内ラストとなるため、1200Mに最適性があるメンバーがこぞって出走してきました。
馬連とワイドの2点勝負を行っているジャパンCの予想はこちらに掲載しています。合わせてご覧ください!
各馬の追い切り考察
評価は【S/A/A-B/B/B-C/C/D】の7段階評価です。
評価について、詳しくはこちらをご覧ください。
アウィルアウェイ【B】
54.1-39.1-25.2-12.5
単走強め。
馬なりと強めの間の運動負荷ではありましたが、強め寄りだったので強めとしています。ガシガシと追われたわけではなかったです。
多少ヨレヨレの部分があってバランスが悪い印象は受けますが、活気がある点は前向きに見ていいでしょう。
前走がスプリンターズSの為、デキ自体はキープまで。上昇気配とは言い難いですが、状態的には1ヵ月半ぶりの実戦でも地力は出せる。
エイティーンガール【B】
4F51.2-36.9-1F11.9
単走馬なり。
ゴール後も手綱を緩められずに走っていますので、上記以上には走っています。
前向きなところを見せていますが、力みを感じます。もう少しリラックスして走れるといいかもしれません。
ただ、短距離馬っぽい時計の刻み方をしていますし、順調にきているのでは。地力は引き出せる。
オールアットワンス【B】
4F54.2-38.5-1F11.9
単走馬なり。
少々促されている形でしたが、馬なりの範疇としています。
集中力の高い走りを見せていて活気も十分。前向きさを見せて走れている点を含めて仕上がり良さそう。
前走のアイビスSDのときからの上昇とまでは言い難いものの、状態良く出走できる見込みで楽しみです。
タイセイビジョン【B】
6F79.0-64.2-49.7-36.4-1F12.2
単走末強め。
最後に負荷を掛けられていて状態の良さを感じます。
前走がG1の為、前走以上に仕上がっているとは感じませんが、デキはある程度のところでキープできていると思います。
もう少しスマートさが欲しいと感じますが、時計など諸々と考えても、楽しみな1戦であることは間違いないと思います。
シヴァージ【B】
51.4-37.4-24.3-12.2
単走馬なり。
やや体が重たそうな走りをしているのが気になりました。
ただ、前走のスプリンターズSの追い切り考察でも、太め感を感じると書いていることから、この馬の走りを見ると体が重たそうに感じてしまうのかもしれません。
その点では、前走と同じと感じますのでデキは前走と同じところの雰囲気。時計の出し方も前走と変わりませんので、デキは変わりないと思います。
ファストフォース【B】
51.0-36.4-23.7-12.1
2頭併せ強め3/4馬身先着。
しっかりとした脚捌きで走れていて好感は持てました。
CBC賞を勝ち、北九州記念で2着と活躍した夏競馬でしたが、前走のスプリンターズSでは15着と大敗。自分の競馬ができなかったところに敗因があると思いますので、そこは見直しても良さそうです。
デキは落ちたという印象はありませんので、北九州記念の範疇のデキだと判断しています。巻き返しに期待が持てる。
サヴォワールエメ【B-C】
57.7-41.2-26.2-12.6
単走馬なり。
連勝と勢いあって重賞に挑む立場なのですが、その勢いは感じない内容。時計も馬なりにしても遅く、全体57.7秒と逆に元気がないのではないかと心配になるレベルです。
あまり坂路で動かないというタイプではないと思いますので、その点では少々気になります。能力的には好走出来てもおかしくはないものの、仕上がりに甘いのではないかと思います。
ミッキーブリランテ【B】
53.0-38.2-24.9-12.7
2頭併せ強め半馬身先着。
走路上になにか分からないものの物体が落ちてて、それを馬が避けるために真っ直ぐに走れていませんが、それ以外はしっかりと集中して走れていました。
ここまで好走が続く馬で、負けても1秒以上の負けがないタイプですが前進できません。追い切り的にはデキは変わらずと思いますが、きっかけ1つだと思います。動きが悪いということはないです。
レッドアンシェル【B-C】
52.3-37.5-24.6-12.6
2頭併せ強め2馬身遅れ。
時計は決して悪くはないものの、2馬身遅れとは物足りない。
夏場は2戦して北九州記念5着だったもののセントウルSで14着と大敗。7歳も暮となりさすがにピークは過ぎ去ってしまったかのようです。
時計的にはそこまで悪くはないのですが、見た目地味な点、前走以下と判断します。
アストラエンブレム【B】
53.0-38.6-24.9-12.6
単走強め。
前に同厩舎の2頭併せを見ながら。馬場は綺麗な時間帯ということもありましたが、時計はあまり伸びず。
仕上がりは悪くはなさそうですが、近走の成績からは上積みが欲しい内容。一息入れてのリフレッシュ効果よりも、ここまで順調さを欠いていることの方が不安。
アイラブテーラー【B】
53.9-39.3-25.2-12.2
単走強め。
時計を見るとそこまで悪くはないのですが、追われてから余裕がないのが気になります。全体時計はそこまでではないので、12.2秒でも軽く駆け上がって欲しかった。
デキは前走まで。前走以上ということはないでしょう。
シゲルピンクルビー【B】
53.1-38.8-24.7-12.0
単走強め。
しっかりと追われていますので、それだけ元気だということでしょう。
前走セントウルSで11着と敗れはしたものの、デキ自体は悪くはなかった印象で、それは北九州記念から同様です。
ただ、結果が伴っていないので、上積みがほしかった。デキは前走程度までではないかなと思います。
レイハリア【B】
53.7-39.2-25.0-12.0
単走強め。
1週前から状態が良さそうな動きを披露していましたが、最終リハは淡々と走っていました。1週前で仕上がっていると思いますので、そこまで気にしなくて良さそうかもしれません。
内容的には前走程度だと見ていて、一旦はここで仕切り直しという印象を受けます。仕上げてしまうようなレースでもないので、その点では余裕を残したような形にも見受けられます。
前走以下ということはまずないでしょう。楽しみな1頭です。
ライトオンキュー【A-B】
51.2-36.8-23.7-12.2
2頭併せ強め2馬身先着。
僚馬が一杯に追われる中で、強めに追う内容で2馬身先着はなかなか良かったです。活気もあり前向きな気持ちもあり、その点では変わり身に期待。
久々のレース実戦だけにどういう形になるかは分かりませんが、追い切りの内容は前走以上の良さを感じます。
追い切りまとめ
今回の追い切りで上昇気配を示したのは、【A-B】評価のライトオンキューのみでした。前走以上の仕上がりの良さを感じる動きで楽しみな存在です。
【B】評価の中では、オールアットワンス・シヴァージ・ファストフォース・レイハリアの4頭は今回の追い切りを見た上で買いたいと感じる存在です。
今回は上記の5頭を中心視して予想を行います。
予想は馬連とワイドの2点
昨年に引き続き阪神開催の京阪杯。既に芝の状態は荒れていて、かなりタフな馬場になっている点は見逃してはいけないでしょう。コース適正も大事ですが、やはりこの馬場でも走れるタフな部分が必要になるでしょう。
その点を考慮していくと、比較的馬場が荒れていた北九州記念を好走したファストフォースやテレQ杯で好走を見せたサヴォワールエメには注目したい。
その他、諸々と考えて以下の2頭に絞った。
巻き返しを狙う5歳馬。1200Mに適性が高いだけに、ここは勝って2021年シーズンを終わりたいところ。十分に仕上がりが良さそうで、4枠7枠という枠も味方して前進可能。
内枠を味方にしてくっれば。スピード寄りのタイプだけに、この馬場には不安だが、能力が発揮できる状態だけに期待したい。斤量差もありますのでここは楽しみ。