発走時刻:15時45分
第27回 ユニコーンステークス
3歳 OP コース:1,600メートル(ダート・左)
3歳ダート重賞のユニコーンSの出走予定馬登録を済ませたメンバーをチェック。
JDD直行組とうまく分かれた印象で、メンバーは薄い印象。
注目はインダストリア。ジュニアCの覇者で、ハイレベルだった弥生賞5着に食い込み、NHKマイルCで5着と掲示板に載った実力馬がダートに挑戦。
そのほか、ダート替わりで3連勝中のハセドンやトントン拍子で勝ち上がってきたリメイクや暮れの全日本2歳優駿2着の実績が光るコンバスチョンなど、実績を残してきた馬が中心視されるか。
出走予定馬(16/20)
馬名 | 負担重量 | 想定 |
---|---|---|
セキフウ | 56 | Mデム |
コンバスチョン | 56 | 田辺 |
リメイク | 56 | 福永 |
タイセイディバイン | 56 | 松若 |
ハセドン | 56 | 横山典 |
インダストリア | 56 | Dレーン |
抽選対象
10/11にて抽選
馬名 | 負担重量 | 想定 |
---|---|---|
イグザルト | 56 | ○○ |
ヴァルツァーシャル | 56 | 三浦 |
ジュタロウ | 56 | 武豊 |
スマートラプター | 56 | 石橋脩 |
ティーガーデン | 56 | ○○ |
テーオーステルス | 56 | 団野 |
バトルクライ | 56 | 戸崎 |
ビヨンドザファザー | 56 | ○○ |
ペイシャエス | 56 | 菅原 |
レッドゲイル | 56 | ○○ |
ロードジャスティス | 56 | 石川 |
※ティーガーデンは三浦特別(2勝C)との両睨み。
有力馬見解
ジュタロウ≪牡3/黒鹿 河内洋厩舎≫
【前走】1勝C 1着
【父】Arrogate
【母父】Mineshaft
前走の勝ち時計1:34.8は立派。2着に4馬身差を付ける完勝で、1勝クラスながらも地力の高さは証明した形。
ただ、気分屋の側面があるのか、1勝クラスを勝ち上がるまでに時間を要した。
勝ったレースはいずれも稍重・重馬場と、良馬場ではない点が共通。良馬場ならば思い切った馬券も必要になるか。馬場が軽くスピードが出る馬場の方が向いているのかもしれない。
リメイク≪牡3/栗 新谷功一厩舎≫
【前走】端午S 1着
【父】ラニ
【母父】キングカメハメハ
ここまで6戦使って4勝と結果を残している。いずれも1400Mのレースを使われた点を考えると、今回の1F延長は試金石と言われそう。
ダート短距離は今後使うところが限られる為、陣営的にはここで結果を残して秋以降に繋げていこうという思惑が透けて見える。
父ラニはダートの長い距離を走っていたものの、この馬は短距離中心。
近親に目立った活躍馬がいない為、これと言った傾向が出ていないものの、近走の走りを見る限りでは1Fならば問題なくこなせそうな印象も。
先行力がある馬ですので、流れ次第では十分に勝ち負けに絡める。
ハセドン≪牡3/栗 安田翔伍厩舎≫
【前走】青竜S 1着
【父】モーリス
【母父】マンハッタンカフェ
ここまで3戦連続で上がり最速をマーク。2走前の1勝Cを勝ち上がった際はややマクリ気味に上がっていったが、前走は東京コースということもあり、後方でじっくりと脚を溜めて一気に突き抜ける走りを披露。
上がり34.3秒はかなりの好時計で駆け抜けた。今回も同コースで行われるだけに、自身の末脚が炸裂する可能性は十分に高い。
ただ、新馬戦では5番手追走、未勝利戦では9番手追走、1勝C12番手からマクリ気味に、そしてOPの青竜Sでは13番手追走と、レースの格が上がるたびに後方追走を余儀なくされており、単純に先行力がないのが露呈している形。
追い込み脚質はどうしても展開の利が必要となるため、前半流れないような形になると厳しい。前走は35.0-36.4と、前半流れたと考えることもできる。今回も同じように時計の手助けが多少は必要になるはずだ。
予想参考情報
JRA公式のユニコーンSのデータ分析をご覧になられた方は分かるように、3歳春のダート路線の割には波乱の少ないレース。
ユニコーンSを走ったメンバーで、前走1勝Cだった馬は≪1.0.5.49≫と、3着に5頭が入ったものの、55頭走って1連対だけとは心もとない。前走までにOP以上を走っている実績が必要となる。
その点を考えると、前走強烈な時計で勝ち上がってきたジュタロウは、この時点で客観的に買える材料が乏しくなる。馬券的には相手までか、3連係であれば2列目以降での登場となりそうだ。