11R 第59回デイリー杯クイーンカップ
3歳OP 牝 コース:1,600メートル(芝・左)
桜花賞へ向けた大事な前哨戦。しかし、過去には勝ち馬のアカイトリノムスメが秋華賞を制したり、メジャーエンブレムはNHKマイルCを制するなど、桜花賞後のG1レースで活躍している印象です。19年の勝ち馬クロノジェネシスは、その後宝塚記念や有馬記念を制するなど、古馬になっても活躍を見せました。
そんなクイーンCの予想に役立つ追い切り情報をまとめましたのでご覧ください。
追い切り考察
評価は【S/A/A-B/B/B-C/C/D】の7段階評価です。
評価について、詳しくはこちらをご覧ください。
アルセナール【B】
6F83.5-68.1-53.5-38.7-1F11.6
3頭併せ中強め1頭併入、1頭半馬身先着。
カメラの角度的に併入か遅れたかもしれないというところでした。
少し力みを感じる走りで、鶴頸になっているのが少し気になる走り。
前走の新馬戦のときはもう少しリラックスしていただけに、今回の走りはやや地味に映った。
デキキープからややデキ落ち程度まで。
ガビーズシスター【A-B】
56.0-40.4-25.8-12.3
2頭併せ強め半馬身先着。
全体時計はボチボチの範囲ではあるものの、自己ベストをマーク。
ただ、雰囲気はとても良く映り、最後も半馬身差突き放したことからも、状態が悪いとは感じません。
しかし、新馬戦の最終リハが美浦Wだったことを考えると、今回の変更が吉出るか。
坂路で負荷を掛けても問題ないと考えるべきか、コース追いだと負荷がかかり切れないと考えるべきか、少し迷う部分。
状態はデキ落ちは感じない。前走時の追い切り映像がないためなんとも言えないものの、状態が上がっていると考える方がよさそう。
カレンナオトメ【B】
6F82.9-67.1-52.6-38.1-1F12.7
2頭併せ外強め2馬身先着。
カメラの角度的に2馬身差ほど開いているように見えましたが、1馬身から2馬身程先着という形。
コーナーを回っているときにやや掛かり気味になっているのが気になりました。
ただ、最後に促されると再度加速していく姿がありました。
そこまで悪いという印象は受けましたが、かといって良かったように感じました。
少し走りが軽いのが気になりましたし、雰囲気があまり良くなかったです。
クイーンズウォーク【B】
53.1-38.1-24.3-12.0
単走馬なり。
少しバタバタしているような走りではあるものの、ラスト12.0秒に見えました。
実際の動きと時計がミスマッチしているように感じるところがやや気になります。
もう少し余裕がある走りでこの時計ならば評価ができたところ。
新馬戦から未勝利戦と連対で進んでいますが、今回自己ベストをマーク。
加速ラップを刻みながら走れているのも好感が持てます。
全体的には見た目がちょっと物足りない印象は受けるものの、相手関係では捻じ伏せてもおかしくないところ。
コスモディナー【B】
5F66.2-51.8-37.4-1F11.4
単走強め。
隣に同じ陣営の馬がいたので、実質的には3頭併せ。3頭併せと仮定するならば1馬身先着といったところでした。
前走阪神JFの時は、少し走るのを嫌がるような素振りを見せていましたが、最後は伸びている走りでした。
今回は集中力の高い中で走り切れていたので、今回の方が見た目が良かった印象を受けました。
前走は負けすぎた印象は受けるものの、デキは良さそうに思います。
サクセスカラー【B】
6F85.6-69.5-54.2-38.6-1F11.9
2頭併せ内強め1馬身遅れ。
カメラの角度的には送れているように見えましたが、ゴール後には半馬身程前に出ていましたので併入くらいにはなっていたかもしれません。
やや口向きが悪いのが気になりましたが、直線を向くと真っ直ぐに前を向いていました。
手の動きと脚の動きがミスマッチしている印象。もう少し活気のある走りを見せてくれても良かった印象。
サフィラ【C】
55.3-40.8-26.9-13.0
単走馬なり。
やや掛かりながらの走り。ガッチリと手綱を引っ張られていました。
1週前にラスト11.9秒を刻む時計をマーク。ただ、全体時計はボチボチといったところ。
2月4日(日)に、6F86.3-3F38.4-1F11.2をマークする時計を出しています。日曜日が実質的の最終リハだったのではないでしょうか。
直前にやってテンションが上がらないようにしているという工夫が見られますが、既にテンションが上がっている印象です。その辺りはマイナス評価で良さそう。
サンセットビュー【B-C】
53.1-38.1-24.4-12.2
※前走中止している為、2走前と評価しています。
3頭併せやや強め馬なり。
馬なりよりは促されていた程度の内容でした。
未勝利戦を勝ちあがったときは加速ラップを刻んで本番に挑んでいましたが、今回は停滞ラップを刻んでの本番。
ただ、2月4日(日)に加速ラップを刻む時計をマークしていますが、全体時計は遅い中でした。
特段目立つ走りもしていませんのでデキはキープまでと考えても良さそうですが、時計の根拠は乏しいか。デキ落ちまで含めて検討していいはず。
テリオスサラ【B】
6F83.2-66.6-51.8-36.8-1F11.9
2頭併せ内強め併入。
ゴール後も1ハロン程度長く走っていましたので、上記の時計以上に走っています。
1馬身から2馬身程後方を追走して直線へ。入り口では並び、突き抜けそうとなりましたが、並んでのものでした。
ただ、雰囲気は上々にも見受けられましたので、前走程度には走れるのではないかと見ています。
良くも悪くも前走程度までと評します。
ブライトアゲイン【B】
52.8-38.0-24.4-12.1
単走強め。
前走は高知での走りのため評価が難しいですが、時計的には変わらない範囲。前走は52.6-24.4-12.2で駆け抜けています。
上昇気配があっても厳しいかと思いますが、デキは変わらない範囲ではないかと思います。
モリノレッドスター【B】
4F55.5-39.7-1F12.3
単走馬なり。
最後に軽く促されていましたが、馬なりの範疇でした。
2月4日(日)に坂路で55.8-27.0-13.1の時計をマークしています。
今回は昨年の7月28日以来のコース追いを敢行。その為、最終リハでコース追いでレースに出走するのは初めて。変わり身があるならばこの馬か。
ルージュサリナス【A-B】
6F53.3-68.0-53.4-38.6-1F11.6
3頭併せ内強めクビ差遅れ。
最後はしっかりと動かされていましたが、徐々に遅れていく形。
2月4日(日)には坂路で55.4-25.8-12.5の時計をマークしています。
末のラップが12秒を切っているのは今回が初。遅れたのが気になったものの、時計だけを見ると力をつけてきている印象。
新馬戦の時は芝を使っての内容でしたので、負荷を下げた形にも見受けられます。最終リハへの向かい方も今回の方が好感が持てる。
走りも悪いところは感じませんので、デキは上昇気配としておきます。
ルージュスエルテ【B】
53.7-39.2-25.2-12.1
3頭併せ強め1頭3馬身先着、1頭大差先着。
時計的には僚馬達が不甲斐ない動きをしていた印象です。
馬場が荒れている時間帯だったことを考慮すると、時計はまだ良い方ですが、もう少し僚馬が張り合いが欲しかった。
それでも、突き放して突き抜けているところは前向きに見ていいはず。
連勝の勢いは十分に感じる。
クイーンCの追い切り好調馬は
それでは各馬の動きをチェックしてきましたので、最後にまとめを行っていきます。
小粒揃いの印象は拭い去れませんが、その中でも目を引いたのはルージュサリナスとルージュスエルテのルージュの冠が付いた2頭。
またパターンを替えてきたのがモリノレッドスターで要注目。前日の段階で10人気でも一変の可能性があるだけに、楽しみが広がる印象の1頭でした。
大外が引っかかるもののクイーンズウォークもデキは良さそうなだけに、この上記の4頭には要注目といったところ。
- ルージュスエルテ
- クイーンズウォーク
- ルージュサリナス
- モリノレッドスター