いよいよ、この季節がやってきました。 2025年という激動の一年を締めくくる、第70回有馬記念。 競馬ファンのみなさん、そして今年はドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」をきっかけに競馬の世界に足を踏み入れた方も多いのではないでしょうか。 予想の方法は、人それぞれ。 血統、指数、調教。 でも、最後の一押しをくれるのは、その年の空気を映し出す「サイン」であると僕は確信しています。 今年は例年になく、世相と競馬がシンクロしている。 僕がたどり着いた、今年の有馬記念のサイン馬券についてご紹介しています。
JRAのCMはCMキャラクターが4名勢ぞろい
今年の有馬記念のCMは、年間CMキャラクターの4人が登場しています。毎年恒例という感じです。その年のCMキャラクターのみなさんが勢ぞろい。長澤 まさみさん、見上 愛さん、佐々木 蔵之介さん、竹内 涼真さんの豪華俳優陣が、今年の有馬記念を盛り上げます。
興味深いのはそれぞれのセリフ。
長澤「70回目を迎える有馬記念。幾多の名馬は師走の中山を駆け抜けてきた」
佐々木「その歴史はまるでドラマを見ているようだ」
見上「劇的な戦いの歴史。」
竹内「今年はどんな名馬たちがどんなドラマを見せてくれるんだろう。」
長澤「さあ、」
佐々木「目に焼き付けよう」
見上「未来へと語り継がれる」
竹内「新たなドラマを」
4人「HELLO, Special Times.有馬記念。」
今年の競馬界のトレンドといえば、ドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」。
妻夫木聡さん主演で、脇には佐藤浩市さんや黒木瞳さんなど、豪華なメンバーが勢ぞろいでした。
妻夫木聡さんと佐藤浩市さんは、その昔、JRAのCMキャラクターを務められたことでも有名。
妻夫木聡さんは2002年に出演されていて、佐藤浩市さんは2008年から2010年もの間に出演されていました。
その為、連動しているということでいえば、今年のCMのセリフ、ドラマという単語が3回も使われています。
先に取り上げた「ザ・ロイヤルファミリー」は、親から子へ、継承というのがテーマでした。
親から子へと連想させるのが、メイショウタバル。
メイショウの冠は、前オーナーの故・松本好雄氏から、その息子である好隆氏が受け継いでいる。しかも、メイショウタバルは浦河町の出身。日高地方出身ということで、ジャスト日高生産ではないものの、日高生産馬で有馬記念を制するというドラマの中心、核となる部分を引き継ぐ、まさにリアルロイヤルファミリー状態。
ただ、CMに話を戻すと、白と黒、この2色が際立つ衣装とセットです。そのため、1枠2枠にメイショウタバルが入れば熱いことこの上なし?!
ポスターは昨年の覇者レガレイラ

次に、公開されたポスターをじっくりと眺めてみましょう。中央に力強く描かれているのは、昨年の有馬記念を制したレガレイラです。そして、第70回という節目の数字。ポスター全体を包む赤と金のコントラストは、まるでお祝いの儀式のようです。
同じくCMキャラクターのみなさんの赤と黒の衣装を身に纏う姿が神々しいです。
赤と黒ということから、2枠3枠という読みができそうです。
ただし、レガレイラが写るものは、写真の周りの模様が、どこか蛇か龍に見えます。今年の干支巳年の次に見えているのが午年の馬という構図が、面白みがあるなと思います。
プレゼンターは長澤まさみさん
恒例というか、やはり最後を締めくくるのは、様々な映画やドラマに大活躍している長澤まさみさん。
彼女が表彰台に立つ姿。それは、2025年の日本を象徴する「ある景色」と重なります。
そう、憲政史上初の「女性首相」高市早苗氏の誕生です。
「女性が頂点に立つ」これこそが、今年の日本における最大のパワーワード。
となれば、馬券の軸もまた、強い牝馬に置くのが自然な流れです。
レガレイラ、あるいは他の実力牝馬たち。
しかし、長澤まさみさん自身のキャリアを振り返ると、彼女は「継承」の象徴でもあります。
東宝シンデレラから始まり、今や日本を代表する大女優へ。初代グランプリの沢口靖子さんや第7回は上白石萌歌さんなど、今、活躍している女優を多く輩出している女優オーディションです。不定期開催とはいえ、その歴史の伝統を引き継ぎ、自らの色に染め上げる。
この「継承」というテーマこそが、今年の有馬記念を解く最大の鍵となりそうな気がします。
今年の世相馬券
さて、ここからは僕が収集した膨大なデータから、2025年の世相を深く読み解いていきます。今年のニュースは、あまりにもドラマチックでした。
政治:初の女性首相と「104」の数字
高市早苗内閣の発足は、まさに歴史の転換点です。第104代内閣総理大臣。第29代自民党総裁。支持率71%という驚異的な数字。ここからは、「1番」「4番」「2番」「9番」「7番」といった数字が浮上します。特に「女性初」という要素は、牝馬の活躍を強烈に後押しするサイン。なぜなら、今の日本は「女性が先頭を走る」時代へと突入したからです。
スポーツ:長嶋茂雄氏の逝去とドジャースの連覇
「ミスタージャイアンツ」長嶋茂雄氏が89歳でこの世を去りました。日本中が涙したこのニュース。彼の背番号「3」は永久欠番です。3番、あるいは3枠。そして、大谷翔平選手らが所属するドジャースのワールドシリーズ連覇。「2年連続」というキーワードは、特定の馬による連覇、あるいは特定の枠の連続入線を強く示唆します。イチロー氏の日本人初となる米国野球殿堂入りも、「1」という数字を強調しています。
科学・社会:大阪・関西万博と株価5万円
大阪・関西万博の開催。2557万人が訪れたこの祭典は、日本の未来への期待を膨らませました。日経平均株価が史上初めて5万円を突破したことも、経済の「爆発力」を象徴しています。この「5」という数字。そして万博に参加した「158」カ国。数字は至るところに散らばっています。しかし、これらすべての出来事を一本の線でつなぐ言葉。それが「継承」です。
今年の多くのニュース番組で話題となった熊の被害。熊本県の地名から名前が付いたメイショウタバルもかなり合致します。今年の感じも「熊」でしたからね。
ドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」の奇跡
そして、忘れてはならないのが日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」です。日高の生産馬で有馬記念を勝つ。この物語が、現実のメイショウタバルとあまりにもシンクロしています。松本好雄オーナーの急逝と、その意志を継いだ息子、好隆氏。馬主の死、家族への継承、そして武豊騎手の存在。ドラマのあらすじが現実をなぞっているのか、現実がドラマを超えようとしているのか。僕は、これほどまでにお膳立てされた舞台を、偶然だとは片付けられません。日高の誇りを背負った一頭が、中山の坂を駆け上がる。その姿に、日本中が酔いしれる。そんな結末が、僕の目にははっきりと見えています。
仮のまとめ
今年の有馬記念。 それは、過去から未来へ、バトンが渡される儀式です。
「初の女性首相」が示すレガレイラの連覇。
「ロイヤルファミリー」が示すメイショウタバルの執念。
どちらも捨てがたい。
そして、今年の多くのニュース番組で話題となった熊の被害。熊本県の名前が付いたメイショウタバルもかなり合致します。
でも、僕がたどり着いた最終的な答え。それは、メイショウタバルを軸に、レガレイラを添える「王道と継承」の馬券です。
※木曜日に競馬コラムが更新されますので、その情報を基にしっかりと見極めていきたいと思います。今のところ仮のまとめです。






