2021年4月24日(土曜)に行われる第18回福島牝馬Sの出走登録メンバーをチェックした記事です。
VMを目指す陣営が出走を決めてきました。
今年は新潟で行われるので、例年以上に有力馬が集まった印象です。
ただ、芝の状態が危ういことが先週の競馬で分かりました。
芝を走るというよりも、ダート寄りのパワーが求められると考えていいでしょう。
そのあたりも意識して、馬券を組み立てたいレースです。
まずは登録馬をチェックしていきます。
4歳以上OP コース:1,800メートル(芝・左 外)
特別登録19頭
※…除外対象(パラスアテナ・イズジョーノキセキ・セイウンヴィーナス)
馬名 | 負担重量 | 想定 |
---|---|---|
アバルラータ | 54 | 吉田隼 |
アフランシール | 54 | 丸田 |
アブレイズ | 54 | 藤井 |
※イズジョーノキセキ | 54 | ○○ |
カリオストロ | 54 | 亀田 |
クラヴァシュドール | 54 | 藤岡佑 |
サンクテュエール | 54 | ○○ |
シゲルピンクダイヤ | 54 | 和田竜 |
※セイウンヴィーナス | 54 | 勝浦 |
ディアンドル | 55 | 団野 |
デンコウアンジュ | 55 | 柴田善 |
ドナアトラエンテ | 54 | 川田 |
パッシングスルー | 54 | ○○ |
※パラスアテナ | 54 | 坂井 |
フィリアプーラ | 54 | 菊沢 |
ミスニューヨーク | 54 | 加藤 |
ムジカ | 54 | 秋山 |
リュヌルージュ | 54 | 鮫島駿 |
ロザムール | 54 | 北村宏 |
有力馬考察
シゲルピンクダイヤ≪牝5/黒鹿 渡辺薫彦厩舎≫
【前走】愛知杯 9着
【父】ダイワメジャー
【母父】High Chaparral
19年のクラシックでは、桜花賞で2着、秋華賞で3着と活躍を見せましたが、それ以降に馬券になったのは、同年ターコイズSで3着、20年12月の中日新聞杯で2着という結果となっています。
ここまで重賞で2着2回がありますが、重賞自体は未勝利という馬です。
古馬になって馬券になった中日新聞杯では、スローの上がり勝負となったレースのみ。
前が流れるようになると、追走に脚を使ってしまい、最後甘くなるのがこの馬が好走できない要因と言えそう。
先行して結果を残していないので、クラシックのときのように下げて末脚に賭ける競馬も見てみたい。
ゲート入りも素直じゃないだけに、競馬をするのが嫌になっている可能性もあり、1人気に支持されるのであれば疑ってかかりたい。
ドナアトラエンテ≪牝5/黒鹿 国枝栄厩舎≫
【前走】中山牝馬S 9着
【父】ディープインパクト
【母父】Bertolini
前走の中山牝馬Sで9着と、初重賞で1人気に支持されながらもクラス慣れが必要になりそうな負け方でした。
不良馬場という点も響いたのかもしれませんが、上位勢が後方追走組が占めた点を考えると展開負けしたとも言えるので、前走だけで切るのは早計という見方もできます。
絶好調の川田騎手が跨るのは心強い。
姉はジェンティルドンナがいる血統だけに、どうしても人気する馬ですが、それに見合うだけの走りを見せてきました。
中間気配から、しっかりと紐解いていきたい1頭です。
パラスアテナ≪牝4/鹿 高柳瑞樹厩舎≫
【前走】アメジストS 3着
【父】ルーラーシップ
【母父】スペシャルウィーク
紫苑Sで2着、秋華賞で4着と言う結果でした。
古馬となり挑んだ寿Sで4着、アメジストSで3着と、3勝クラスを勝ち上がりきれません。
安定した末脚を使える反面決め手に欠ける印象。
新潟開催となった福島牝馬Sは、この馬にしてみればプラス材料。
あとは、回避馬が出てくれることを祈るばかりとなりそうです。
現時点での注目馬
最後に現時点で注目している馬をピックアップして、この記事を終わらせたいと思います。
現時点で注目しているのは、 ≪C≫ です。
想定では3人気から4人気が予想されていますが、この馬は非根幹距離を得意としている1頭。
新潟1800への出走こそありませんが、小回りを得意としている1頭です。
今回は、新潟ですので、この馬の適正とは違うかもしれませんが、新潟は未経験などで、そこに賭けても面白そう。
非根幹距離実績が豊富ですので、広いコースでも活躍できるかもしれませんので、注目しておくべき1頭です。