福島記念の出走予定馬情報をまとめました。秋の福島開催のフィナーレを飾る重賞に位置付けられています。
G1開催シーズンに行われるハンデ重賞の為、メンバー的には見劣りしてしまいます。しかし、G1裏開催の重賞らしく配当面では期待が持てます。
主な登録馬は、重賞戦線で善戦目立つステイフーリッシュや直近5走≪4.1.0.0≫と一気に本格化の兆しアラタや中山重賞3勝の実績が光るコントラチェックなどが登場予定。その他、ハンデ重賞ならではの伏兵馬の活躍なども楽しみな重賞となっています。
今回の有力馬の中で、危険な人気馬となり得る馬をご紹介!
その馬は、ランキング強化のご協力の為、(コントラチェック)でご確認を💨
理由:年々気性の激しさが出てきた。距離延長は歓迎とはならない。そもそも2000M出走が2019年10月以来と陣営的には見限った距離だけに不安の方が大きい。
出走登録馬21頭(フルゲート:16頭)
馬名 | 負担重量 | 想定 |
---|---|---|
アラタ | 56 | 大野 |
ヴァンケドミンゴ | 56 | 酒井 |
ココロノトウダイ | 55 | 丸山 |
コントラチェック | 55.5 | 北村宏 |
ゴールドギア | 55 | 永野 |
サトノエルドール | 56 | 横山和 |
ステイフーリッシュ | 57.5 | 坂井 |
ディアンドル | 55 | 菅原 |
バイオスパーク | 57 | 泉谷 |
パンサラッサ | 56 | 菱田 |
ヒュミドール | 55 | 吉田豊 |
フェアリーポルカ | 55 | 三浦 |
ブラヴァス | 57 | 岩田康 |
マイネルファンロン | 56 | 松岡 |
ムイトオブリガード | 56 | ○○ |
モズナガレボシ | 55 | 西村 |
除外対象
馬名 | 負担重量 | 想定 |
---|---|---|
エフェクトオン | 53 | 亀田 |
ニシノデイジー | 54 | 勝浦 |
ウインアグライア | 51 | ○○ |
アトミックフォース | 55 | ○○ |
コスモカレンドゥラ | 54 | ○○ |
有力馬考察
ステイフーリッシュ≪牡6/鹿 矢作芳人厩舎≫
【前走】京都大賞典 7着
【父】ステイゴールド
【母父】キングカメハメハ
今年のAJCC4着、京都記念2着と、昨年後半からの重賞善戦を引き続き保った年始。札幌記念で復帰するも競走中止。その後、オールカマー5着、京都大賞典7着と善戦しながらも馬券外へと飛んでいた。
今回は2019年11月以来となるG3重賞への出走だけに、地力は上位という印象を受ける。ハンデ重賞の為斤量は背負わされたが、この斤量ならば問題ない。2年前の福島記念でも2着に入っている点を考慮すれば、福島2000Mが苦手ということもない。
今回は坂井騎手に戻ったことは大きい。ここ2走は騎手の巡り合わせが悪い印象を受けていた。目黒記念で3着に持ってきたコンビでもあるので、久々重賞勝利に期待したい。
ただ、加齢とともに粘りが足りない印象。すぐに諦めるというと語弊かもしれませんが、もういいやと止めてしまうような印象を受けるので、今回のG3重賞が試金石となりそう。まだ枯れていないところを見せてほしい。
アラタ≪牡4/鹿 和田勇介厩舎≫
【前走】ケフェウスS 1着
【父】キングカメハメハ
【母父】ハーツクライ
20年の弥生賞6着、青葉賞14着と世代重賞でさっぱりだったものの、今年に入って一気に本格化して破竹の4連勝でOPに殴り込みをかける存在。
気になるのが体重が戻り切らないこと。466kgで2勝してから、その後は456kg、前走454kgとなっている。前走が9月のレースだったことを考えると、また体重が戻っている可能性はありますが、夏場の反動が残っているならば気にしておきたい項目です。
ただ、ここまでの走りは大物馬の予感。5歳初G1制覇へ向けて、ここはなんとしても賞金の加算が必要。
不安材料は、まず厩舎。和田勇介調教師というのは心もとない。もう1つは斤量。僕の個人的な想定では54kg、見込まれても55kgだろうと思ってたが、ハンデは56kgだった。前走から2kg重くなるのは前向きにはならないだけに、5連勝に黄色信号という印象も。
コントラチェック≪牝5/黒鹿 藤沢和雄厩舎≫
【前走】京成杯AH 2着
【父】ディープインパクト
【母父】Halling
中山で行われた重賞で3勝を挙げるなど、中山巧者で知られるコントラチェック。前走も中山で行われた京成杯AHで12人気の低評価を覆す2着と激走を見せたことで、中山ならば買わなければいけない馬。
今年は短距離路線を歩み、オーシャンSを勝利。前々走函館SSでは8着に敗れるも、短距離で一定の結果を残してきた印象。
前走はマイルに挑戦し2着。そして、今回は2000Mへと距離を伸ばしてきました。3歳時に1800MのフラワーCを制している点を考慮すれば、距離延長も守備範囲となりそうなものの、直近3走の距離延長は果たしてこの馬にとってプラスなのかが難しいところ。
しかし、マイルCSへ進んだとしても下位争いは目に見えているので、現実路線でここを選択してきたということなのでしょう。
ただ、重賞3勝はこのメンバーの中では実績面は上。55.5kgのハンデが示す通り、能力は高いと見込まれているのも納得です。
福島記念の予想参考情報
福島記念の予想の参考になりそうな情報を少し提供しておきます。
不振のディープインパクト産駒
直近5年の血統データを見ると、ステゴ産駒≪3.1.0.11≫で連対率26.7%に対して、その次に出走馬の多いディープインパクト産駒が≪0.1.1.9≫と未勝利。
16年セーヴィントが1人気2着の成績はあるものの2着まで。未勝利な点は気にしておきたい。
買うなら内枠
穴馬が出やすいのが1枠と2枠で、枠の有利不利が響いている形。
一方で、6枠から外枠は未勝利となっています。1人気≪0.1.0.1≫2人気≪0.0.2.0≫3人気≪0.1.0.2≫と上位人気馬でも苦戦中。6枠から外枠に入った馬は大きな割引が必要になります。
現時点で注目しているのが、ココロノトウダイです。
前走は久々のレースで状態が上がりきらなかったか。
福島成績≪3.1.0.0≫と好相性を示している舞台。
同じく福島巧者のヴァンケドミンゴも出走してきたが、今年の七夕賞で12着と大敗。稍重馬場に苦しんだ可能性も高いが気になる負け方。
ただ、この2頭は福島ならば前向きに見なければならない2頭ですが、今回は1頭目にご紹介した馬の方が馬券に絡む可能性が高いと見ています。
以上、福島記念の出走予定馬情報と予想参考情報でした。週半ばに追い切り情報を更新いたしますので、もうしばらくお待ちください。