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【ヴィクトリアマイル 2022】最終追い切り評価・最終見解と予想

ヴィクトリアマイル 追い切り情報
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2022年5月15日(日曜)2回東京8日
発走時刻:15時40分
第17回ヴィクトリアマイル
4歳以上 OP コース:1,600メートル(芝・左)

今週末に行われるヴィクトリアMの最終追い切りの考察を行いました。

各馬の考察後に全体のまとめを行ったあとに、追記する形で予想を出します。土曜日21時頃に予想を公開いたしますのでご覧いただければ幸いです。

各馬の追い切り考察

評価は【S/A/A-B/B/B-C/C/D】の7段階評価です。
評価について、詳しくはこちらをご覧ください。

アカイイト【B】

5月11日(水)栗東 坂路(良)
51.9-37.5-24.5-12.4

単走強め。

徐々に進行方向に対して右へと流れたのが気になる。

時計は上々なものの、末の部分で減速ラップを刻んだのは心もとない。

動き自体になにか問題があるという感じではないので、そこまで気にする必要はないかと思います。

デキとしては前走程度。もう1つ上はありそうな印象ですが、金鯱賞3着の走りには期待がもてる。悪くはない。

アブレイズ【B】

5月11日(水)栗東 坂路(良)
51.5-37.6-25.0-12.4

単走強め。

斜め前にいる同厩舎の馬を見ながらという追い切りの形。

多少嫌がるような素振りを見せたものの、掛かったというようなことはありません。

脚捌きスムーズも、ややタッチが軽い印象。もう1つ上があってもよさそうですが、過去と見比べてもいつも通りまでと判断したい。前走1人気9着大敗ですが、デキとしてはこれまで通り。

アンドヴァラナウト【C】

5月11日(水)栗東 坂路(良)
56.1-40.2-25.8-12.5

単走馬なり。

少々促されていましたが、馬なりの範疇と判断します。

元気がないように走っていたのが印象的。もう少し活気があってもよかった。

1週前にも坂路で単走追い。53.2-12.1で駆け抜けたものの、2週続けてもう2つくらい上がありそうなデキに見受けられます。

前走時の最終リハの方が活気があるように見受けられますので、単純なデキ落ち評価を下します。

クリノプレミアム【B】

5月11日(水)美浦 南W(良)
6F82.8-65.8-51.7-37.9-1F12.0

単走馬なり。

動き自体が悪いということは感じません。集中力高く走れていた点は前向きに見てもよさそうです。

ただ、こちらもあまり特筆すべき点がないのも事実で、淡々と消化してしまった印象も強く、もう少しメリハリを見せて欲しかった。

前走の方が活気があったように見受けられる。今回は調子落ちとまでは言い切れないものの、雰囲気は前走の方が良かったようにも感じます。悪くはないが前走以上はない。

シャドウディーヴァ【B】

5月11日(水)美浦 坂路(良)
52.8-38.6-25.0-12.4

2頭併せ強め半馬身先着。

しっかりと追われた割には時計の根拠がやや乏しいか。荒れた馬場を考慮すれば悪くはない。

若干リズムの悪さが目についた。焦っているかのようなバタバタとした走りになっているので、もう少しスマートさを見せて欲しかった。

前走と比較すると今回と変わらない範囲。スマートさは前走の方が上なものの、落ち着いた方がいいのかちょっと粗削りみたいな走りの時の方がいいのかはこのレース次第。

ソダシ【B】

5月11日(水)栗東 坂路(良)
54.1-38.8-25.1-12.3

2頭併せ末強め半馬身先着。

全体時計を見ても、最後にやや強めにやった程度。それでも僚馬を半馬身突き放したのは良かったのでは。

1週前に猛時計を刻む時計をマーク。

ただ、1週前と最終リハと見た限りでは、どこか突っ立ってるかのような走りをしています。時計判断では悪くはないので順調にきているのではないかとも思いますが、もう少し重心低く走っていたので、その点がどうか気になります。

この走りならば芝の方が良さそうかなとも思います。

ソングライン【B】※

5月11日(水)美浦 南W(良)
5F69.1-53.6-38.5-1F11.6

※阪神Cと比較して

2頭併せ内馬なり1馬身先着。

最後の100Mはやや追われる形になりましたが、全体的に馬なりの範疇の運動負荷ですので馬なりとしています。

コーナーを回ってくる時はやや掛かりそうな雰囲気も漂わせていました。末の部分でゴーサインが出ると、僚馬を置いていくような瞬発力を見せています。

さらに追えばもっと走りそうな雰囲気がありますので、デキが悪いということはなさそう。

国内久々ということもあってか、阪神Cと比較してその時以上ということはなさそうなものの、全体的には富士Sを勝った時のような仕上がりの良さは感じます。悪くはない。

デアリングタクト【C】※

5月11日(水)栗東 坂路(良)
55.4-40.0-25.7-12.6

※金鯱賞と比較して

単走馬なり。

少々動かされていましたが、馬なりの範疇と考えます。

3歳の頃のようなオーラは消えた。悪い意味で踏み込みの甘さがある。軽快とは違う印象。

ここを足掛かりに次走の宝塚記念という算段のはずですから、いきなり好仕上げというのは考えにくい。1年振りの実戦ですので、その点では徐々に状態を上げていくのでは。

1週前に併せたミスニューヨークの方がデキが良さそうに感じます。

ディヴィーナ【A-B】

5月11日(水)栗東 坂路(良)
54.3-38.9-25.0-12.3

単走強め。

顔の位置が中心から右にある状況。牝馬限定とは言えG1レースですから、そういった細かな部分が気になる。

1週前はCWで単走追い。前進気勢をしっかりと見せて直線へ。動き十分で、可動域が広いのが特徴か。馬というよりもチーターのような迫力。

ただし、1週前の雰囲気を考えると、最終リハは大人しい印象。この落差が気になった。もう少し最終リハも活気が欲しかったようにも映る。

さすがに重賞挑戦で、デキは上がっていると時計判断では感じる。ただ、いきなりG1を獲れるほどのデキかというと、少々疑問も。掲示板以上の活躍は期待できそう。

デゼル【B】

5月11日(水)栗東 CW(良)
4F51.7-37.1-1F11.9

単走馬なり。

馬なりでこの時計ですからデキが悪いということはないでしょう。

1週前にCWで単走追い。7F96.6-3F36.6-1F11.6をマーク。しっかりと追われての時計ですから十分に負荷は掛かっていて、実質的な最終リハという形となりました。

可動域も十分に広く、それでいて力強さも感じます。

前走も同様の内容を消化していますので、デキ自体は良い意味で平行線と考えてよさそうです。悪くはない。

テルツェット【B-C】

5月11日(水)美浦 南W(良)
5F72.5-56.8-41.6-1F13.6

単走馬なり。

コーナーを回ってくる時は手応えが良かったのですが、最後まで追われることなく淡々と走っていました。追われれば時計は出せそうな雰囲気は感じます。

1週前に同じく南Wで6F81.1-3F36.7-1F11.1をマーク。単走扱いも、すぐのところに同厩舎の馬がいましたので併せた形。しっかりと伸びて、ゴール後も追われる形で意欲的でした。

前走と比較すると、最終リハの雰囲気は前走の方が上。前走時はしっかりと走れていたものの、今回は特に前脚の捌き方がスムーズではありません。やや上へと力が抜けているかのようなものになっていました。

デキとしては前走以上ということはまずなさそうで、デキ落ちとも感じられる内容でした。

ファインルージュ【B】

5月11日(水)美浦 南W(良)
5F69.5-54.2-39.3-1F11.6

3頭併せ中末強め1頭クビ差先着、1頭半馬身先着。

狭いところを突いて伸びる実戦さながらの内容で好感が持てました。

やや首の位置が高い走りをしていて、硬さを感じる中、最後に追われるとグッと伸びた。悪いところがないわけではないものの、伸びたところを見れば悪くはないのでは。

ただ、僚馬2頭が先に伸びて、ファインルージュはワンテンポ、エンジンの掛かりが遅れた形。差し切った点を考えると悪くはないと思いますが、全体的には前走程度までとしたい。

1週前も反応が遅かったのが気になりますし、デキが上がったとは思いません。それでも東京新聞杯で2着と同レベルのデキですから悪くはないでしょう。

マジックキャッスル【B】

5月11日(水)美浦 南W(良)
5F67.5-52.6-38.1-1F11.8

2頭併せ内馬なり半馬身遅れ。

最後はやや遅れた形になったものの、追われればもっと走れたはず。ただ、G1の最終リハ遅れたのは地味。

メリハリがなく、淡々と走っていた。いつものところまでの仕上がりと判断したい。

善戦続く近走と比較しても特に変化は感じられず。今回はメンバー強化でどこまで迫れるかの立場になるのでは。

ミスニューヨーク【B】

5月11日(水)栗東 坂路(良)
53.6-38.6-24.5-12.5

単走馬なり。

直線向いたところで渋滞で進路がなく、コースを内側から外側へと大きく変更します。それでもスムーズに位置を変更し、その後も掛かる等々はありませんでした。操縦性は良さそうに思います。

1週前にデアリングタクトと併せて先着を見せるなど、意欲的な乗り込みができていました。

ターコイズSを優勝し、中山牝馬Sで3着と実績を残してきましたが、内容的には意欲的で、前走程度は走れるはず。

好調時のデキをキープできている点は前向きに評価したい。

レイパパレ【B】

5月11日(水)栗東 坂路(良)
52.9-39.0-25.4-12.6

単走強め。

最後はしっかりと負荷を掛けられての内容ではありましたが、どこか大人しい印象も。良い時の活気が薄れたような印象です。

1週前も同様の内容で、もう少し負荷が弱い内容でした。映像からは、最終リハ同様、どこか大人しい印象を受けます。

ただ、前走時もあまり良くは見せてない中で大阪杯2着の実績ですので、そこまで気にしなくていいのかもしれません。

デキとしては前走以上のデキはない。前走程度には走れる見込みでみておきたい。

レシステンシア【B】

5月11日(水)栗東 坂路(良)
51.2-36.8-24.2-12.0

単走末強め。

最後はしっかりと追われての内容。

スプリントで実績を残すだけのことはあるのかなと感じる時計で、スピードで坂路を登りきる感じの時計です。

東京マイルとなるとスタミナも要求される舞台。昨年6着を考えると、スピードに寄り過ぎていると考えることもできますが、坂路時計的にもスピード寄りの印象です。

体調面では特に問題なくここまで来ていると判断しますので、仕上がりは良好です。追い切りのみの雰囲気で言えばメンバーの中でも上位でしょう。

ただし、追い切り◎でも、条件合わずの印象は拭い去れず。

ローザノワール【B】

5月11日(水)栗東 坂路(良)
54.9-38.8-24.9-12.1

単走末強め。

しっかりと走れていたのが印象的でしたが、もう少し走れると感じます。1つ2つ上がありそうな雰囲気漂わせます。

前走時と比較すると、今回の方が活気がある印象も、スムーズに走れていたのは前走の方でした。

デキとしては今回キープまでと考えます。

木曜追い切り馬

メイショウミモザ【B】

5月12日(木)栗東 CW(良)
6F83.0-66.8-51.4-36.0-1F11.5

単走馬なり。

木曜追い切りということもあり、最初から最後まで流す程度の内容でした。

それでも全体83秒で末11.5秒ですので決して悪いわけではありません。

阪神牝馬Sを勝ち上がり挑む舞台ですから、状態キープに務めたと感じさせるほど繊細に仕上げてきた印象。

引き続きデキは良さそうです。雰囲気含めて悪くはない。

ヴィクトリアMの追い切り総評

各馬の追い切りをチェックしていきましたので追い切りのまとめを行っていきます。

【A-B】評価のディヴィーナが唯一の上昇気配馬。ヴィクトリアMを最終目標に作っていないところは多いので仕方がないかもしれませんが、少し寂しい印象を受けます。

【B】評価の中では、アカイイトクリノプレミアムソダシソングラインデゼルファインルージュミスニューヨークメイショウミモザレイパパレレシステンシアの10頭は前向きに見ておきたい馬達です。

合計11頭の推奨馬はさすがに多すぎるので、この中で上位勢を抽出して抜き出していきたいと思います。

ただ、今回は順位付けはしているものの、予想は恐らく広く上記の11頭の中から見つけていきたいと思います。というのも、今回の追い切り、1つ良いところがあっても、違うところがマイナスだなと感じる馬が多く、明らかに1位!2位!という感じではなく、消去法みたいな形で、マイナスが少ない馬を上位にしたという感じです。

レシステンシアは好調さを感じるものの馬券は買いません。東京1600の適性がないと思うからです。

そういう意味で、今回はいつも以上に参考までにご覧ください。

1頭目:デゼル

追い切り評価の中では上位の扱いでいいはず。近走の成績が今一つで足りない印象も、追い切りの中身的には推奨しておきたい。

2頭目:ミスニューヨーク

1週前の雰囲気が上々で良かった。相手が相手だけにどうかと感じましたが先着できた点は前向きに見たい。

3頭目:レシステンシア

距離への不安はあるものの、追い切りの内容的には申し分ない。仕上がりは良好で、あとは適正。

4頭目:ファインルージュ

仕上がり的には好調時の走り。引き続き走れているならば問題ないのでは。雰囲気良好だった点は見逃せない。

馬連とワイド予想

それでは予想を組み立てていきます。今回も馬連とワイドの2点です。

ヴィクトリアマイルは東京1600Mが舞台。タフなコースを走破できる力が求められるのが特徴です。

今週から東京芝コースはBコースを使用するため、内が伸びる傾向。それだけに内枠の馬が活躍するレース。

しかし、内枠有利な傾向が出ているにも関わらず、なぜか1枠がこの10年未勝利である点は避けることができません。

着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 0-0-4-16 0.0% 0.0% 20.0%
2枠 2-1-2-15 10.0% 15.0% 25.0%
3枠 3-0-1-16 15.0% 15.0% 20.0%
4枠 0-3-0-16 0.0% 15.8% 15.8%
5枠 0-3-0-16 0.0% 15.8% 15.8%
6枠 3-0-0-17 15.0% 15.0% 15.0%
7枠 2-0-1-26 6.9% 6.9% 10.3%
8枠 0-3-2-25 0.0% 10.0% 16.7%

ただ、全体としては内枠が有利なのは間違いなく、その点はしっかりと予想にも組み込んでいきたい。

そう考えると、デアリングタクトは脚質的なことも考えると最内枠の配置は危険視できる。追い切りを見てももう1つ2つ上があると思うので、今回は思い切って見送りたい。

基本的には追い切りを中心に2頭を選択したいところですが、今回は混戦模様。追い切りを見た限りでは、どの馬が突っ込んできてもおかしくはないと感じます。

レシステンシアをTOP4に選んでいますが、それは追い切りだけに限定した場合。東京1600Mを加味して考えると、やはり適正外だと感じるので、レシステンシアの購入は見送る。

これらのことを考えて今回も馬連とワイドの2点勝負としたいと思います。

1頭目:ソダシ

2人気でオッズ的にも妙味あり。東京マイルは得意の舞台だとも感じるので、ここは積極的に狙いたい。

2頭目:デゼル

追い切り1頭目推奨。8枠を嫌って買うかどうか迷ったものの、追い切り好調馬なのでここは人気を裏切る活躍に期待。

以上、ヴィクトリアマイルの追い切り情報まとめと予想でした。

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この記事を書いた人
リッキー

追い切り評価を行うブロガー。予想スタイルは[馬連]と[ワイド]の2点勝負。競馬はディープインパクトのときから見ていますが、難しいものですね。

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「爆穴」〜的中率が低くても回収率で勝負するブログ-重賞レースの追い切り考察を競馬予想へ-
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