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マイラーズカップ 2021 最終追い切り評価|エアロロノアが豪快な走りを披露

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2021年4月25日(日曜)に行われる第52回読売マイラーズカップの最終追い切り評価を行った記事です。

G1安田記念の前哨戦に位置付けられているマイラーズCですが、G1には届かないけれど、G2重賞は勝ち負けという陣営が本気仕上げで挑んでくるのもG2重賞の特徴でもあります。

皆が皆、G1を目指しているというわけではないということは頭に入れておかなくてはいけません。

しっかりと追い切り考察を行って、馬券に繋げていきたいと思います。

マイラーズCの追い切り考察

2021年4月25日(日曜)2回阪神10日
4歳以上OP コース:1,600メートル(芝・右 外)

評価は【S/A/A-B/B/B-C/C/D】の7段階評価です。
評価について、詳しくはこちらをご覧ください。

アルジャンナ【A-B】

4月21日(水)栗東 坂路(良)
52.6-37.9-24.7-12.4

単走強め。

脚捌き軽快で、尚且つしっかりとした踏み込みが印象に残りました。
走り自体はいいように思います。

時計的な評価は難しいところはありますが、あまり変わり映えしないと言えば変わり映えしません。

日本ダービーの時との映像比較では、前脚が上がって活気があるようにも思います。

前走の追い切り映像がありませんので、その点では評価に迷うものの、やや上昇程度に見ていいのではないでしょうか。

綺麗な加速ラップを刻んでくれると良さそうにも思いますが、いつも最後は時計を落としているので、いつも通りと言えばいつも通りですが、今回は雰囲気優先で。

エアスピネル【B-C】

4月21日(水)栗東 坂路(良)
52.0-38.1-24.9-12.1

2頭併せ強め半馬身先着。

僚馬になかなか差を広げることができないというような走りに映りましたが、最後は半馬身差を付ける内容でした。

この馬の坂路は、いつも時計は良く見えるのですが、今回もそれは変わりません。

デキ自体はこれまで通りのところで仕上がっていると思います。
今年8歳となりますが、活気も十分で、脚の回転なども問題ありません。

ただ、走りを見ていると1馬身以上は付けられるようにも感じました。
時計の根拠は足りていますが、時計の根拠はいつもある馬ですので、走りを見る限りでは物足りなさもやや感じてしまいます。

前走G1でしたので、今回のデキが甘くなるのも仕方がないのかもしれません。

エアロロノア【B】

4月21日(水)栗東 坂路(良)
51.6-37.8-24.6-12.1

2頭併せ強め4馬身先着。

豪快に突き抜けての先着となりました。
活気十分で前進気勢も上々です。

仕上がり良好。

馬場の程度もありますが、タイムも十分に出ています。
ただ、坂路で時計を出せるタイプなので、この時計をそのまま素直に受け取ると危険かもしれません。

いつも通りの動きがここでも出来ていたと考えるべきですが、連勝の勢いそのままに出走できる点はプラスに考えたいところです。

カイザーミノル【B】

4月21日(水)栗東 坂路(良)
54.0-39.4-25.7-12.8

2頭併せ馬なり併入。

前走の追い切り映像配信がありませんでしたので比較こそできませんが、追えば反応しそうな手応えをしていました。

中間を含めて時計はボチボチで、前走程度の走りは出来ていると思います。

走り自体は軽いのかなと感じましたので、良馬場の方が良さそうです。

前走程度のデキのところで完成されていると思います。

このメンバーでどうか。

ギベオン【A】

4月21日(水)栗東 CW(良)
5F67.0-51.9-38.1-1F12.0

単走馬なり。

反応を確かめるように部分的に促されていますが、全体的には馬なりという内容でした。

末12.0秒ですので、馬なりにしては上々だと思います。

前走時は同じようにCWで馬なりでの調整。

ただ、時計は今回の方が大きく上回っています。

今回の方が活気があり、前走時と比較して同じような負荷ではありましたが、今回の方が良かったです。

今回の方がデキが良さそうです。

ダイワキャグニー【B】

4月21日(水)美浦 坂路(良)
54.5-40.0-26.2-12.8

単走馬なり。

淡々と走っていますが、時計はこんなところだと思います。

前走時は南Wを選択していますが、今回は坂路を選択しました。

淡々と走りすぎてて、活気は感じません。
もう少しメリハリがある走りをしている時の方が好走できるタイミングだと思いますので、前向きに買いたい馬という印象は受けません。

デキは前走程度だと思いますが、買い時だとは思いませんでした。
ここ2走凡走が続いていますが、もう少しパンッとした走りをしてほしいなと感じます。

パンサラッサ【B】

4月21日(水)栗東 坂路(良)
52.2-37.7-24.6-12.4

単走強め。

特に悪い部分は感じませんでしたが、もう少し活気があっても良さそうにも思います。

ただ、前走時の映像と比較しても、特に変わり映えしないので、いつもこのような動きなのだと判断します。

首の上げ下げ幅がもう少し大きくなると良さそうな印象があるだけに、この辺は好みの問題もありますが、個人的にはその辺りの加減がほしいところ。

ただ、時計的にはいつも通りですし、いつも通りの状態で出走できる見込みです。

フォックスクリーク【C】

4月21日(水)栗東 坂路(良)
54.7-39.7-25.3-12.6

2頭併せ強め3馬身遅れ。

一完歩ずつしっかりと遅れていく内容だっただけに、見た目は地味に映りました。

前走時の映像がありませんので、今回と比較するのが難しいですが、時計判断では特に変わり映えしないと言えばしない範囲。

全体時計がやや遅いのですが、末の時計はあまり変わりません。

ただ、内容を見ても時計の根拠を見ても、前向きには買いづらい1頭だけに、ここは難しい選択ではありますが、デキ落ち評価としておきます。

ベステンダンク【B】

4月21日(水)栗東 坂路(良)
52.9-38.2-25.1-12.6

単走強め。

飛ぶような走りをしていて、それが上手く推進力に伝わっていないようなものとなりました。
要因の1つに、集中力がなさそうというのが挙げられます。

やや右を向いて走っていて、どこか遊んでいるよう。
9歳馬となりましたので、幼さを見せたというよりも、もう競馬に飽きてるというようにも感じられます。

ここでいきなりの良化などは難しいものとは思いますが、概ね、前走程度の状態はあるのではないかと思います。

ボンセルヴィーソ【B】

4月21日(水)栗東 坂路(良)
55.8-39.9-25.4-12.5

単走末強め。

肩鞭が1回入っていますが、全体的に馬なりで末に動かした程度でした。

進行方向に対して、やや右へと流れながらの追い切りとなりました。
真っ直ぐに走れていない点はややマイナス評価とします。

前走時も同じく坂路を選択。
その時と、雰囲気としてはあまり変わりなく、進行方向に対してやや右を向きながらという感じでした。

ただ、真っ直ぐには走れていたので、その点は今回と違います。
難しい判断となりますが、概ね、前走程度の仕上がりにはあるのではないかと見ています。
前走以上ということはないと思います。

ルフトシュトローム【C】

4月21日(水)美浦 南W(良)
5F70.8-54.1-38.9-1F11.9

単走馬なり。

掛かりそうなところをしっかりと手綱を締めてという形になりました。

時計はコース5分を通過しているので参考程度まで。
ただ、馬場が荒れている時間帯でしたので、総合的に考えても、概ね上々の時計とも言えます。

1600MのNZTを勝っているので、この路線で行きたいのかもしれませんが、追い切りを見る限りではマイルでも流そう。

前走時の追い切りを見ても、やや掛かり気味での併せ調教でした。
ただ、今回の方が酷いようにも思いますので、思い切って評価を下げておきたいと思います。

ワールドウインズ【B】

4月21日(水)栗東 CW(良)
6F82.2-66.2-51.8-38.1-1F12.8

2頭併せ内馬なりクビ差遅れ。

僚馬の3馬身後方を追走して直線へ。
僚馬よりも内を通過したことで、直線入ったところでは1馬身差ほどになりますが、そこから伸びません。

一旦はアタマ差程度にまで迫るものの、最後はまた離されていくような形になりました。

追い切りの動きを見ると、時計優先で気持ちよく走らせるという状況だったのかなと思いますが、やはり見た目は地味。

前走の映像はありませんが、時計判断では中間を含めて概ね同程度かなと思います。
ただ、地味な動きで終わってしまったので、デキが上昇したとは言いないでしょう。前走程度まで。

木曜追い切り馬

ケイデンスコール【A-B】

4月22日(木)栗東 坂路(良)
54.6-38.7-24.6-11.9

単走強め。

後脚が前脚を追い越そうとせんばかりに、柔軟性があります。

今年重賞2戦2連対の実績がありますが、この辺りも影響がありそうです。
ソダシが柔軟性が豊富で、同じように後脚が前脚とぶつかりそうになるくらい、しっかりと前に出ています。
同じように、ケイデンスコールもしっかりとした足取りです。

前走はやや落ち着いていたようにも思いますが、今回の方が活気が十分。
時計的には変わりありませんが、より真っ直ぐに走れている点なども含めて、今回の方が上でしょう。

ザイツィンガー【B】

4月22日(木)栗東 坂路(良)
52.9-37.5-24.2-12.1

単走強め。

動き軽快で、しっかりと時計も刻めています。
前進気勢も感じられ、気持ちよく走れていました。

前走時の最終リハの映像がありません。
なぜか1週前の映像が配信されていたので、確認してみましたが、特に変わりがあるようには思いません。

若干、今回の方が重心が低いような印象も受けますが、個人的にはデキはあまり変わっていないように感じます。

坂路ではこの程度の時計は刻める馬ですので、その点では、特に変わらないと考えていいでしょう。

マイラーズCで楽しみな追い切りを消化した馬まとめ

今回の追い切りで上昇気配を示したのは、【A】評価のギベオンと、【A-B】評価のアルジャンナケイデンスコールの合計3頭でした。

【B】評価の中では、エアロロノアボンセルヴィーソの2頭も楽しみな存在です。

上記の5頭は要注目となりますが、上記の中で選択していきます。

1番目にお薦めするのは ≪マ追≫ 。
直近の2走で急に覚醒していますが、追い切りからも動きが豪快になりました。
5歳の春から急成長を遂げた晩成型だと思えば、この春は人気もそこまで高くないでしょうから積極的に狙いたい1頭です。

2番目にお薦めするのはギベオン。
前走金鯱賞を勝利。
10人気での勝利でしたので、たまたま勝てたという見方をされても仕方がありませんが、追い切りでは上昇気配を示しました。
連勝のイメージが湧かない馬ではありますが、本来の能力が開花したと思って狙いたい1頭です。

3番目にお薦めするのはエアロロノア。
連勝の勢いは追い切りから十分に伝わる内容でした。
重賞で活躍できるかは走ってみなければわかりませんが、追い切りからは十分に動けることを証明しました。

今回は上記3頭をお薦めして終わります。

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リッキー

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