第59回デイリー杯2歳ステークス
2歳 OP コース:1,600メートル(芝・右 外)
特に2歳馬の段階でのマイル戦ということもあり、今後の成長が期待される素質馬が数多く出走し、翌年のクラシックレースに向けた登竜門とされています。このレースで優秀な成績を残した馬は、後に大舞台でも活躍する可能性が高く、ファンの注目が集まります。また、デイリー杯2歳ステークスは、道中の折り合いと直線での瞬発力が試されるレースで、各馬のポテンシャルが見える一戦です。
デイリー杯2歳Sの各馬の追い切り考察
評価は【S/A/A-B/B/B-C/C/D】の7段階評価です。
評価について、詳しくはこちらをご覧ください。
エイヨーアメジスト【B】
54.5-39.7-24.9-12.0
単走強め。
やや上へと跳ねるような走りをしていて、力が上へと逃げているようになっているのが気になるポイントです。頭の位置も高いことから、スピード感はないようにも感じてしまいます。
特に大きな上昇もなく、ただ、下降している気配も感じません。
前走は大敗していることからも、ここではいきなりの好走は望み薄か。
サウンドバッハ【転厩初戦】
6F84.9-5F68.2-4F52.8-3F37.8-1F11.7
2頭併せ外末強め併入。
追われるとすっと伸びていきましたが、最後は僚馬のほうが脚色が良い状況となりました。
反応速度はとても素晴らしいものを持っている印象は受けますが、それが持続していない、そんな走りに見受けられます。
転厩初戦ということもあり、追い切りを比較するのは難しいところですが、デキが悪そうには見受けられませんでした。どこまでやれるか。
ダイシンラー【B】
54.5-38.6-24.9-12.6
単走強め。
集中して走れている印象は受けますが、走りとしてはやや軽い印象を受けるものでした。パワーを必要とする馬場でこそ活躍できそうな、そんな印象も受けます。
前走の新馬戦は札幌の重馬場を走って勝っていますので、そうなのかなと思う反面、良馬場で軽い芝になるとどうなのかと不安視してしまう馬でもあります。
また、前走が札幌での追い切りということもあり、単純な比較はできないものの、前走程度でしょうか。
1週前の栗東CWでの追い切りの時計がやや暴走気味で入ったのではないかと思うところもあるため、距離は短い方が良さそうな印象も受けます。
ドラゴンブースト【B】
53.3-38.6-25.1-12.4
単走馬なり。
動きはよかったものの、時計があまりついていないのが気がかりです。馬なりの範疇ではあるものの、少し促されていた点を含めてどうかなと思うところです。
ただ、どこかが具体的に悪いということもありませんので、この馬の走りはこういうものと捉えて考えてよさそうです。
ランフォーヴァウ【B】
6F81.8-5F65.8-4F51.9-3F37.1-1F11.4
2頭併せ内強め併入。
最後はしっかりと追われる形で、脚色はランフォーヴァウの方がよかったです。
馬場があれている時間帯ではあったものの、時計はスムーズに出ている点も、力強さを感じるためポジティブに捉えています。
少し硬いところもあるように映るため、もう少しスムーズならば。
ただ、動きは十分によかったと判断しています。
ロヴィーサ【B】
6F88.5-5F72.4-4F56.1-3F39.7-1F11.7
単走馬なり。
少し上へと跳ねるような走りをしているように感じられ、その点、力が推進力にうまく変換できていない印象を受けました。
ただ、時計を見ても分かる通り、最後の1F、もっと言えば、最後の100Mのところではすばしっこさも見せています。能力を開放させると、さらに走りそうな雰囲気は十分に感じます。
距離はデビュー戦で使った1800M、もしくは2000M前後が良さそうな印象を受けるだけに、距離短縮がどちらに響くか。
ローレルオーブ【B】
54.4-39.9-26.0-13.0
2頭併せ強め併入。
僚馬の後方2馬身ほどを追走し、残り1Fのところから動かされていきました。
ただ、追われるとバランスを崩すような素振りを見せるなど、やや荒削りの印象。
前走の結果からも、もう少し走ることを覚える必要があるような、そんな印象を受けます。
追い切りまとめと推奨馬、そのまま予想へ
それでは、追い切りまとめを行っていきたいと思います。
今回の追い切りで上昇気配を示した馬は不在でしたが、ロヴィーサの走りの雰囲気は良かったと思います。時計自体の根拠が乏しいものの、走りの雰囲気を重視するならば注目の1頭です。
2頭目はランフォーヴァウとしますが、今回の追い切りでは、この2頭以外を買うつもりがないなと思う追い切りだったため、今回はこの2頭の馬連とワイドを推したいと思います。
以上、デイリー杯2歳ステークスの追い切りまとめと予想でした。