第71回日刊スポーツ賞中山金杯
4歳以上 OP コース:2,000メートル(芝・右)
中山金杯は、新年一発目の重賞として行われている伝統があるハンデ重賞。京都金杯と並び正月名物レースとなっています。
登録馬をチェックしたあとに、有力馬の考察を行っています。予想の参考情報も掲載していますので、もしよろしければ最後までご覧下さい。
特別登録
馬名 | 斤量 | 想定 |
---|---|---|
アドマイヤアルバ | 53 | 吉田豊 |
アトミックフォース | 55 | 戸崎 |
アールスター | 56 | 長岡 |
ヴィクティファルス | 56 | 池添 |
ウインイクシード | 56 | 松岡 |
オウケンムーン | 56 | 菅原明 |
コスモカレンドゥラ | 54 | ○○ |
サトノクロニクル | 56 | 内田 |
ジェットモーション | 54 | 田辺 |
シャムロックヒル | 52 | 団野 |
スカーフェイス | 54 | 石橋 |
ステラヴェローチェ | 57 | ○○ |
タガノディアマンテ | 56 | 津村 |
トーセンスーリヤ | 57.5 | 横山和 |
ヒンドゥタイムズ | 56.5 | Mデム |
ヒートオンビート | 56 | 横山武 |
ブレステイキング | 54 | ○○ |
マイネルフラップ | 53 | ○○ |
レッドガラン | 56 | 斎藤 |
ロザムール | 53 | 北村宏 |
ステラヴェローチェの登録がありますが、巷ではハンデ確認のための登録で、ハンデが56kgならば日経新春杯、もしくはAJCCから新年スタートという噂が出ています。僕も同意見で、登録料を払ってでもハンデを確認しておきたかったという判断だと思います。それだけ慎重に勝ち星を重ねたい馬という判断をしているのだと思います。
有力馬見解
※年齢は明け表記となっています。また、昨年は2021年のことを指しています。
ヒートオンビート≪牡5/鹿 友道康夫厩舎≫
【前走】チャレンジC 2着
【父】キングカメハメハ
【母父】ディープインパクト
鞍上には2021年G1レース5勝と快進撃を遂げた横山武史騎手を迎えて。ここまで重賞勝ちはないものの、目黒記念2着・チャレンジC2着と好走歴があります。
前走のチャレンジCでは2着。勝ち馬ソーヴァリアントとは3馬身離されたものの、3着にはペルシアンナイトがいるなどハイレベルな重賞だった。
器用な馬ですので、内枠が欲しいところ。外枠ならば外々を回されそうなメンバーが集まったことでロスが大きくなりそう。ハンデ次第のところもありますが、重賞未勝利のためそこまで見込まれないでしょう。新年一発目で重賞勝利と勢いに乗りたい。
ヴィクティファルス≪牡4/鹿 池添学厩舎≫
【前走】菊花賞 10着
【父】ハーツクライ
【母父】Galileo
中山競馬はスプリングSを勝った舞台。それだけに相性の良さで善戦以上の活躍に期待が持てる。
今回も池添騎手の継続騎乗。主戦騎手がわざわざ乗りに来るほどの馬だけに軽視は禁物。
昨年の共同通信杯ではエフフォーリアの2着だった点を考慮すると、もう少し上を目指せる存在だと思うものの、春以降の成績は超早熟を思わせる成績。
また、単純に距離の融通がきかないタイプで、2000M以上だと単純に足りないのであればここは危険視したい。
トーセンスーリヤ≪牡7/栗 小野次郎厩舎≫
【前走】天皇賞秋 15着
【父】ローエングリン
【母父】デュランダル
5歳6歳と安定した成績を残している。ただ、2020年下半期から2021年上半期まで歯車が嚙み合わなかったものの、昨年の函館記念を勝利し、続く新潟記念でも2着と好走を見せた。G2以上のレース格となると厳しい成績が続くが、G3重賞であれば十分に勝ち負けに絡める。
どちらかというとキレる脚というよりもじりじりと伸びるタイプ。もっと言えば、決め手に欠けるタイプなだけに、仕掛けどころが大事な馬。2走前の新潟記念は外ラチ一杯に持ち出してマイネルファンロンとの叩き合いに敗れた形。いずれもキレるというよりもじりじりと伸びるタイプなだけに、メンバーに恵まれた印象はあるが、コース取りなど総合的な部分で2着を確保できたと言ってもいい。
今回も横山和生騎手が継続騎乗。その為、この馬のことは手中に収めているはず。好走時は比較的外枠か外枠寄りの枠からのスタートが多いのも特徴な馬。今回、内枠ならば再考の余地がありそう。
中山金杯の予想参考
金杯は高齢・重量の2つがキーポイントになるレース。
若くて軽ハンデの馬が勝つと思われそうですが、全くの逆で、高齢でハンデを背負う馬が活躍しています。
斤量 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
~49kg | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
49.5~51kg | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
51.5~53kg | 0- 1- 1- 17/ 19 | 0.0% | 5.3% | 10.5% |
53.5~55kg | 3- 3- 3- 47/ 56 | 5.4% | 10.7% | 16.1% |
55.5~57kg | 4- 4- 4- 55/ 67 | 6.0% | 11.9% | 17.9% |
57.5~59kg | 3- 2- 2- 5/ 12 | 25.0% | 41.7% | 58.3% |
57.5kg以上を背負う馬の2頭に1頭以上の割合で好走しています。かなりの高確率と言えるデータ。背負わされるものの人気がない馬が特に狙い目で、ここはしっかりと結果となって跳ね返ってくるので覚えておいて損はなし。
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
4歳 | 2- 3- 2- 18/ 25 | 8.0% | 20.0% | 28.0% |
5歳 | 4- 4- 2- 21/ 31 | 12.9% | 25.8% | 32.3% |
6歳 | 3- 3- 3- 30/ 39 | 7.7% | 15.4% | 23.1% |
7歳 | 1- 0- 3- 32/ 36 | 2.8% | 2.8% | 11.1% |
8歳 | 0- 0- 0- 19/ 19 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
ただし、明け8歳馬はさすがに厳しい成績。狙いは5歳馬6歳馬7歳馬と覚えておくといいでしょう。
以上、中山金杯の出走予定馬情報まとめでした。