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追い切り情報

ローズステークス2021 最終追い切り|エンスージアズムの仕上がり良好

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9月19日のローズSの最終追い切り考察を行いました。

秋華賞へ直結するトライアルレース。
ここで好走を見せた馬が、そのまま秋華賞でも活躍するシーンを多く見てきました。

各馬の追い切り考察後にまとめを行いましたので、馬券の参考になれば幸いです。

ローズSの追い切り考察

評価は【S/A/A-B/B/B-C/C/D】の7段階評価です。
評価について、詳しくはこちらをご覧ください。

アールドヴィーヴル【B】

9月15日(水)栗東 坂路(稍重)
52.7-37.9-24.3-12.0

単走強め。

2頭併せのような形になりました。
僚馬から2馬身程遅れていたという形にです。
ただ、扱いが単走のため、もしかすると2頭併せの予定を変更した可能性は十分に考えられます。

動き自体は特に悪いと感じるものはありませんでした。

8日に坂路で自己ベスト50.6秒をマーク。
ただ、インタビューでは時計が速すぎたというコメントも出ていますので、狙って出したというわけではなさそうです。

集中力を感じる走りをしていますので、オークスまでの疲労は抜けていると判断しています。

デビューから馬体重が減り続けていますので、その点ではプラス体重が欲しいところ。

ちょっと太目残りくらいで、輸送で減るのが理想だと思いますが、映像からはその余裕はなさそうでした。
当日の馬体重にも注目しなければならないでしょう。

アイコンテーラー【B】

9月15日(水)栗東 CW(稍重)
6F81.2-65.5-51.1-37.8-1F12.3

2頭併せ外末強め1馬身先着。

僚馬は一杯に追われる中で、ラスト1ハロン追われると一気に加速しての先着でした。

しっかりと時計を刻めている点も含めて、良好な状況を保てていると判断できます。
伸びのある走りをしていて、しなやかな走りをしていました。
こちらも問題は特に見当たりませんでした。

時計以上に走ったという印象は受けませんが、時計からも映像からも元気なのが伝わってくる好内容でした。

アンドヴァラナウト【B】

9月15日(水)栗東 坂路(稍重)
53.7-38.4-24.5-12.0

単走馬なり。

馬なりでの内容でしたので、末の12.0秒は立派とも言えます。
ただ、馬場が綺麗な時間帯でしたので、時計が出やすい馬場であったことは間違いありません。

馬なりで末12.0秒だから好調だと考えるのが早計かもしれません。

ただ、引き続き好調さは維持できていると感じます。
もう少しメリハリのある動きをみせてくれると評価しやすかったと思います。やや落ち着いている印象も受けるからです。

ただ、馬の勝利前の追い切り映像がありませんので、これがこの馬の普通なのかもしれません。

動き自体、悪いと感じる部分はありませんでしたので、一旦は前走程度の評価としておきます。
悪くはなかったです。

エイシンヒテン【B】

9月15日(水)栗東 CW(稍重)
6F86.2-69.9-55.0-40.6-1F12.6

単走馬なり。

コース6分ほどを通過しているのですが、馬なりにしてもやや遅い印象は受けました。

また、ゴール後に手綱を引っ張られるなど、終始馬なりだったにも関わらず、馬は行きたい素振りを見せていたので、操縦性に難がありそうな気配。
ここ2戦は2000M前後のレースが続きますが、1400MのFレビューを使った理由も頷けます。

その為か、最終リハでも馬なりでの調整。カッとならないように仕上げたのかもしれません。

時計判断とはなりますが、前走から特に変わった様子は感じられません。
もう少し追えると良さそうですが、性格的に厳しいのかもしれません。

エンスージアズム【A-B】

9月15日(水)栗東 CW(稍重)
6F85.5-68.0-53.1-39.1-1F12.1

単走強め。

全体時計は落ち着いていますが、末の時計は12.1秒と上々の動きを見せました。

やや頭の位置が高いのが気になります。
ただ、しっかりと力強く走れていましたので、特に気にしなくても良さそう。

オークスの時と比べると、今回の方がデキが良さそう。
ひと夏を超えて、成長した印象を受ける内容だったと思います。

オークスで負けすぎている現状がありますので、その点では強くは推せませんが、穴馬候補としては楽しみでは。

オータムヒロイン【B】

9月15日(水)栗東 坂路(稍重)
54.0-39.0-25.0-12.5

単走強め。

追われたタイミングでややヨレた形になってしまいました。
もう少しきっちりと真っ直ぐに走れると良かったかと感じます。

そもそも原因なのが、一生懸命に走っているのは伝わるのですが、一杯一杯のような形。
無理やりギアを上げているような走りで、余裕を感じません。

重賞ではやや肩の荷が重たいかもしれません。

オヌール【B-C】

9月15日(水)栗東 CW(稍重)
4F52.0-38.0-1F11.7

単走馬なり。

馬なり表記としていますが、強めと馬なりの中間という形でした。

馬場が荒れている時間帯ではあったものの、末の時計は11.7秒と上々をマークしています。

もう少し馬体を大きく見せて走れると良さそうです。

頭の位置が高い時間帯があったりと集中力にもやや難がありそう。

ここを使ってからさらに良くなりそうな雰囲気?

オパールムーン【C】

9月15日(水)栗東 坂路(稍重)
55.2-38.9-24.7-12.4

単走馬なり。

頭の位置が高い走りをしていて、スピード感を感じません。
そもそもの時計自体が出ていませんので仕方がないのかもしれません。

久々を感じる走りをしているだけに、ここを使われてからになるのだと思います。

クールキャット【B-C】

9月15日(水)美浦 南W(稍重)
6F85.8-68.8-53.9-39.6-1F11.6

2頭併せ内末強めアタマ差先着。

コース4分ほどを通っていますので、時計は参考程度まで。

末強めと表記していますが、馬なりと強めの間で、やや強め寄りという形で記載しています。

僚馬の方を向いて走ったりと、集中力にやや疑問が残ります。

もう少ししっかりと走れている時の方が結果が伴っているとも感じますので、デキが落ちたと判断していいのでは。

コーディアル【B】

9月15日(水)栗東 坂路(稍重)
53.4-38.8-25.2-12.4

単走末強め。

ウッドチップを高く巻き上げて走っているので力強さは感じます。

ただ、前を走る僚馬が巻き上げたチップを嫌うようなところもありましたので、その点ではどうか。

全体的には悪くはないと思います。
もう少し首を上手に使えると良さそうですが、それも悪いという意味ではないです。

ここまで順調に使われていますが、内容的にも変わらずのデキだと判断しています。

力比べというよりも、どこまで通用するのかを確認するための出走に近いのかもしれません。
なにがなんでも権利獲得をというような、力の入った追い切りを消化してきたという風には感じませんでした。

ストゥーティ【B】

9月15日(水)栗東 坂路(稍重)
54.6-39.1-25.1-12.3

2頭併せ馬なり半馬身先着。

頭を高く上げるなど、やや集中力に欠けるのかなと感じましたが、ゴール前になるとスムーズに駆け上がれていました。
ゴールの位置が分かっているかのような、頭の良さというものを感じます。

デキ自体は悪くはないと思いますが、権利獲得へ向けての出走という形ではなく、春の頃に比べるとトーンダウンの印象も。

ただ、早めに始動していますので、しっかりとやらなくても仕上がっているという判断なのかもしれません。

2戦使われての出走ですので、中間含めてしっかりとやったという雰囲気は感じませんが、前走程度には仕上がっていると考えていいのでは。

スパークル【B】

9月15日(水)栗東 CW(稍重)
6F84.6-67.0-51.5-37.4-1F11.7

2頭併せ外強め併入。

余裕がありそうな走りをしているので、追えばもう少し走れそう。

僚馬の2馬身前を走って直線へ入ると、僚馬の方が脚色が良さそうかなと思いましたが、そこからどちらも伸びていきました。

1週前に3頭併せで芝を使っています。
その時は遅れてしまい、3馬身ほど離れてしまいました。

1週前の件がありましたので心配してしまいましたが、最終リハを見る限りでは問題なさそうな雰囲気も。

ただ、本数的にはもう1本、もう2本くらい必要な気もします。

タガノディアーナ【B】

9月15日(水)栗東 坂路(稍重)
52.4-37.6-24.4-12.3

単走強め。

やや顔の向きが斜めを向いているような走りをしていますが、全体的には悪くはない走りをしています。

11日に実質的な最終リハを終わらせているようで、坂路で51.4秒-12.4秒をマーク。
自己ベストを出している点は、前向きに評価しても良さそうです。

近走の追い切り映像がありませんので、馬体の比較をすることが難しいですが、チューリップ賞の時と比較すると、雰囲気的には変わりのないところで作られていると判断して良さそうです。

気になるのが調教師のコメント。
予定よりも時計が速くなったとコメントされています。

無理をしていないようなので、この時計でも上々だと判断することができますが、1週前の坂路ではキャンターに近いような形での内容だっただけに、負荷の掛け方が気になりました。

権利獲得が最大の目標と言いながらも、明らかな前哨戦仕上げとも言えそうですし、このあたりは判断が難しいです。

デキは前走程度までと考えていいのではないでしょうか。
危うさあり。

タガノパッション【B】

9月15日(水)栗東 CW(稍重)
6F82.9-66.9-52.0-38.4-1F12.2

単走末一杯。

コーナー部分で引っ掛かっていて、ややジェットスキーのような形になりました。

それでも、最後は鞭が飛ぶと一気に加速。
伸びやかなフォームで、しっかりとした脚捌きで走れていました。

1週前に2頭併せで好時計をマークしている点も含めて、状態的にはいい形で戻ってきているのでは。

掛かる側面はあるものの、制御できないというほどではないので、レース本番でも対応してくれるのでは。
ただ、1600~1800くらいが適距離の印象も。

プリュムドール【B】

9月15日(水)栗東 CW(稍重)
4F53.9-39.4-1F12.0

2頭併せ内強め4馬身先着。

僚馬が早々に脱落する内容でしたので見た目は豪快に映ります。
ただ、時計を見ると僚馬が不甲斐ない動きをしていただけという風に観るのが妥当です。

ここまで連勝と勢いは十分。
その連勝を裏付けるような活気のある動きは見せていました。

上昇したとは言い難いものはありますが、概ね、前走の状態で出走できる見込みです。

レアシャンパーニュ【B】

9月15日(水)栗東 坂路(稍重)
51.7-38.0-25.1-12.7

2頭併せ強め1馬身遅れ。

時計を見て分かるように、スタートから飛ばしていく内容となりました。
ただ、追われると、頭の位置が高くなり、ややふわふわとした走りをしてしまいました。

僚馬は馬なりの状態で、レアシャンパーニュを待つような形になりましたので、見た目が地味。
もう少ししっかりと走れると良かったのですが、ギリギリ耐えられていないような形となりました。

こぶし賞やチューリップ賞の頃と比べると力はつけているとは思いますが、周りも力をつけているだけに、重賞では厳しいのではないかという見立てです。

木曜追い切り

イリマ【B】

9月16日(木)栗東 B(良)
6F87.8-70.4-55.0-40.9-1F13.0

単走馬なり。

中2日での出走となるので、最終リハは軽めの内容となりました。

淡々と走っていますので時計の根拠や雰囲気の良さといったものは感じませんが、動きが固いなどというマイナスな印象も受けませんでした。

順調に使われていて、ここ2戦は連勝。
どこまで状態をキープして出走させることができるのかというのがポイントになりますが、概ね、状態的には前走キープできているものと思います。

ただ、上積みというものは感じませんでしたので、デキは前走程度までとします。

追い切りまとめ

各馬の追い切り考察を行いました。

上昇気配を示したのは、【A-B】評価のエンスージアズムだけとなりました。

トライアルレースですので、もう少し上昇気配を示す馬が表れてもと思いますが、近年はトライアルで仕上げて本番に挑んで凡走するということを避けているのかもしれません。

そうなると、春の頃に実績を残したメンバーや直近のレースで結果を残しているメンバーから選ぶのが妥当となりますので、その辺りからピックアップしていきます。

1頭目に選択したのは、タガノパッションとしました。

春の成績を加味して考えても、ここはいつも通りの調整を施してきたと考えていいはず。
目標の秋華賞ではもう1段ギアを上げた追い切りを消化してくると見込みますが、ある程度楽しめる内容だったと考えていいでしょう。

2頭目に選択したのは、アールドヴィーヴルとしました。

体重増が鍵となりそうですが、追い切りの内容的には悪くはないものでした。
雰囲気も良かったですし、権利獲得へ向けて仕上げてきた印象は受けます。

3頭目に選択したのは、アンドヴァラナウトとしました。

引き続き好調さを維持していると感じる内容だけに、権利獲得へ向けて視界良好です。
クラス慣れが必要な馬なのかもしれませんが、状態的には好勝負必至のデキ。

4頭目に選択したのは、上昇気配を示したエンスージアズムとしました。

人気が低い1頭ではありますが、一夏を越して成長したと感じます。
フラワーC2着で、桜花賞8着、オークス18着と勝負になりませんでしたが、適距離に近づいた点も含めて変わり身に期待したい1頭です。

今回は、上記の4頭をオススメして終わりたいと思います。

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この記事を書いた人
リッキー

追い切り評価を行うブロガー。予想スタイルは[馬連]と[ワイド]の2点勝負
直近の的中実績:
●ジャパンC2021予想した馬連・ワイドの2点勝負で両馬券的中
●秋華賞2021追い切り4頭ピックアップ3頭が馬券内確保

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