しらさぎステークスの追い切り考察を行いました。
出走予定馬情報などは以下の記事にて掲載中です。有力馬見解なども載せていますので、ご興味があればぜひご覧くださいませ。
それでは各馬の追い切り考察を行って、全頭のまとめを行っていきます。
馬券の参考になれば幸いです。
しらさぎステークスの各馬の追い切り考察
評価は【S/A/A-B/B/B-C/C/D】の7段階評価です。 評価について、詳しくはこちらをご覧ください。
キープカルム【A-B】
【51.8-37.3-24.1-11.9】
単走で強めに追われた今回の追い切りでは、馬場が荒れていた時間帯にもかかわらず、非常に優秀な時計をマーク。しかも、時計を出しつつも軽快な走りで余裕を感じさせる動きが印象的でした。
前走と比較すると、今回の方が時計面では明らかに良化しており、動きにも活気が感じられます。集中力という点では前走の方に軍配が上がるかもしれませんが、全体的にはデキを維持、もしくはやや上昇していると見て良いでしょう。
コレペティトール【B】
【52.2-37.8-24.4-12.2】
単走で強めに追われており、しっかりと動けてはいますが、走行中に前を向いていない点が減点材料。それでも真面目に走っており、決してデキが悪いわけではありません。
重賞では一歩足りない印象がある馬ですが、今回は気合いが感じられる追い切りとなっており、陣営の気持ちも伝わってきます。ただし、馬がその思いに完全には応えきれていないようで、やや噛み合っていない印象も否めません。
シヴァース【B】
【52.3-37.9-24.5-12.3】
単走強め。荒れた時間帯の馬場を考慮すれば、この時計は十分評価できるものです。
条件戦を勝ち上がってきた馬ですが、前走と遜色ない内容で、現状維持といった印象。やや走りに重さを感じる部分もありますが、一定のレベルは保っていると判断できます。
ダイシンヤマト【B】
【6F81.9-65.9-51.6-3F37.3-1F11.2】
単走末強め。やや外を向いて走っていた点はマイナス評価ですが、前進気勢が見られ、活気のある動きを見せています。
中距離にも対応できそうな力強さは感じられますが、長めの休養明けという点がどう出るかは未知数。時計は水準級で、前走程度のデキはキープしていると見て良いでしょう。
タシット【B】
【6F83.3-66.4-51.5-37.1-1F11.5】
2頭併せ外強め併入。追えば伸びそうな雰囲気はありましたが、ゴールでは併入止まり。ゴール後に少し差を広げており、集中力にはやや疑問符が付きます。
オープンクラスに昇格後は結果が出ておらず、6歳という年齢的にも大幅な上積みは期待しにくい状況です。
ダディーズビビッド【B】
【5F71.1-54.4-3F38.9-1F12.1】
単走馬なり。安田記念出走後の一週ということで、中間も含め軽めの調整内容。追い切りでも無理なく流す程度でした。
リステッド勝利も展開に恵まれた印象で、今回も同様のパフォーマンスを求めるのは酷かもしれません。仕上がりは安田記念当時と大きく変わらない印象です。
ダンツエラン【B】
【6F79.4-64.8-49.6-3F35.2-1F11.3】
単走馬なり。しっかりとした全体時計を出しており、特に後半のラップが好印象です。
ただし、桜花賞ではマイル戦で凡走しており、追い切り内容からも距離延長が不安材料に感じられます。スプリンター寄りの馬かもしれません。状態自体は良さそうです。
チェルヴィニア【前走海外】
【6F81.9-65.9-51.2-3F37.0-1F11.2】
3頭併せ中強め、1頭アタマ差先着、1頭半馬身先着。馬場状態が良い時間帯だったため、時計は参考程度。それでも、実戦さながらのタフな併せ馬をこなし、海外帰りの疲労は見せませんでした。
ジャパンC4着、京都記念9着、ドバイ6着とやや停滞感があったものの、今回は動きにキレが戻っており、復調気配が感じられる内容です。記念の時はあまり負荷をかけていませんでしたので、そういう意味では今回の方が良い仕上がり具合のようにも感じます。
デビットバローズ【A-B】
【6F83.3-68.1-53.4-3F38.0-1F11.1】
3頭併せ外馬なり、1頭1馬身先着、1頭半馬身先着。脚色が目立ち、状態の良さがうかがえます。
ただ、内容はややチグハグ。直線では僚馬に先を越される場面もあり、思惑通りの追い切りにはならなかった可能性があります。それでも最後には差し返しており、デキの良さは明確。前走以上の状態と考えて良さそうです。
ニホンピロキーフ【A-B】
【7F96.4-79.7-65.0-50.4-3F35.6-1F11.4】
単走強め。コーナーまでは前向きな走りでしたが、直線ではやや脚色が鈍った印象。それでもラスト1Fは11.4秒と優秀な数字です。
前走よりも攻めの姿勢が見られ、全体としては調子を上げてきていると判断できそうです。
ボルザコフスキー【B】
【7F98.0-81.3-66.3-51.8-3F37.0-1F11.2】
3頭併せ内強め併入、1頭1馬身先着。外の馬が待っている展開での先着であり、着差自体に意味は薄い内容。派手さはないものの、淡々とした調整内容でした。
時計は悪くありませんが、栗東CW全体で時計が出やすい週でもあるため、特筆すべき材料とは言い切れません。デキは現状維持と見られます。
マテンロウオリオン【B】
【6F82.9-67.3-52.6-3F36.9-1F10.8】
2頭併せ内末強め1馬身先着。後方から追走し、直線で楽な手応えのまま抜け出しましたが、ゴール前では僚馬の脚色に差を感じました。
動き自体は悪くなく、この馬なりにしっかりと仕上がっている様子です。上積みは期待しづらいものの、一定の力は出せそうです。
ラケマーダ【B-C】
【6F83.4-67.2-51.7-3F37.2-1F12.0】
単走強め。追われているにも関わらず、動きに重さが見られ、体が本調子ではないように感じられます。中2週の反動が出ている可能性も否めません。
実績からは能力を評価できますが、夏場のコンディションが合っていない可能性もあり、積極的には推しにくいデキです。
レーベンスティール【B】
【6F81.5-66.6-51.0-3F36.5-1F11.3】
単走馬なり。追われればもっとスピードが出そうな雰囲気は十分だと感じます。最後は少し追われていますが、短時間なので馬なりの範囲としています。
ここまで順調さは欠いていますが、ここまで重賞3勝の実力馬。デキ自体は近走の変わりなく。
しらさぎステークスの追い切り考察
各馬の追い切りをチェックしていきました。それでは有力馬の見解を出していきたいと思います。
今回の追い切りで上昇気配を示したのは、【A-B】評価のキープカルム、デビットバローズ、ニホンピロキーフの3頭でした。
【B】評価の中では、シヴァース、ダンツエラン、レーベンスティールの3頭が高評価ができる馬でした。
前走海外組のチェルヴィニアまでを見ておくとよさそうです。
上記の中から追い切り考察評価馬を見つけていきたいと思います。
1頭目は前走案外もアノ馬に期待
1頭目に推奨するのは、前走案外の≪しらさぎ≫人気ブログランキングの巻き返しに期待です。
前走は案外だったものの、最後はよく頑張ったと思います。今回は仕上がり良好で、久々重賞優勝へ向けて視界良好です。
2頭目は前走重賞好走のキープカルム
2頭目にはキープカルムとしました。前走と比較しても今回は時計が良化。デキ自体上昇気配漂う中で、前走以上の前進は可能と判断。
3頭目はニホンピロキーフ
前走マイラーズCで4着のと、あと少しのところまで詰めました。今回はデキ上昇気配漂う中で、京都以外のコースでも活躍が見込めると判断。昨年のマイラーズC以来の重賞複勝圏内に向けて視界は良好です。連までは。
4頭目はデビットバローズ
前走エプソムCの9着のデビットバローズを4頭目に推奨したいと思います。重賞では能力自体が足りていない可能性はありますが、デキでいえば4番目に推奨できるものでした。
以上、しらさぎSの追い切り考察でした。予想はnoteにて公開する見込みです。
府中牝馬Sの追い切り考察は以下をご覧くださいませ。