第85回 菊花賞
3歳 OP コース:3,000メートル(芝・右 外)
菊花賞の想定騎手入り出走予定馬情報や推定オッズを記載しています。
賞金順に並べていますので、ボーダー等をチェックすることができます。
2024年の菊花賞は、3歳牡馬クラシック三冠の最終戦として注目されます。
今年の有力馬には、ダービー馬ダノンデサイルがダービーから直行で参戦予定で、直行ローテーションでの挑戦が増えることが予想されます。また、セントライト記念組や神戸新聞杯組の上位馬も出走を予定しており、過去の傾向からも目が離せません。
注目すべき馬には、アーバンシックやダノンデサイルなどが含まれ、長距離戦での適性が勝敗を分ける重要な要素です。
特別登録
出走可能頭数18頭に対し、特別登録18頭となっています。
馬名 | 負担重量 | 想定 |
---|---|---|
アスクカムオンモア | 57 | ○○ |
アドマイヤテラ | 57 | 武豊 |
アレグロブリランテ | 57 | 横山和生 |
アーバンシック | 57 | C.ルメール |
ウエストナウ | 57 | 西村淳也 |
エコロヴァルツ | 57 | 岩田康誠 |
コスモキュランダ | 57 | M.デムーロ |
シュバルツクーゲル | 57 | 松山弘平 |
ショウナンラプンタ | 57 | 鮫島克駿 |
ダノンデサイル | 57 | 横山典弘 |
ノーブルスカイ | 57 | ○○ |
ハヤテノフクノスケ | 57 | 岩田望来 |
ビザンチンドリーム | 57 | A.シュタルケ |
ピースワンデュック | 57 | 柴田善臣 |
ヘデントール | 57 | 戸崎圭太 |
ミスタージーティー | 57 | 坂井瑠星 |
メイショウタバル | 57 | 浜中俊 |
メリオーレム | 57 | 川田将雅 |
距離が伸びて良さそうな信夫山特別の勝ち馬プレリュードシチーが不在。
高橋厩舎のブログでも、10月3日に追い切りを行っていると報告があっただけにどうしたのかと思っていましたが屈腱炎で回避となりました。
日本ダービー2着のジャスティンミラノは、天秋直行。
推定オッズ
馬名 | 推定オッズ |
---|---|
ダノンデサイル | 3.3 |
アーバンシック | 4.6 |
メイショウタバル | 6.6 |
コスモキュランダ | 8.3 |
ヘデントール | 9.3 |
アドマイヤテラ | 14.3 |
メリオーレム | 17.3 |
ピースワンデュック | 21.8 |
シュバルツクーゲル | 29.1 |
ショウナンラプンタ | 35.0 |
エコロヴァルツ | 50.1 |
ハヤテノフクノスケ | 64.4 |
アスクカムオンモア | 79.1 |
ビザンチンドリーム | 108.9 |
ミスタージーティー | 123.5 |
ウエストナウ | 163.2 |
ノーブルスカイ | 185.3 |
アレグロブリランテ | 209.2 |
推定オッズでは、ダービー馬のダノンデサイルが1人気の予想。
ルメール人気も集めそうなアーバンシックが、夏の上がり馬代表格となりそう。
その他、前哨戦好走馬が上位人気を占めそう。
有力馬見解
ダノンデサイル≪牡3/栗 安田翔伍厩舎≫
【前走】日本ダービー 1着
【父】エピファネイア
【母父】Congrats
日本ダービーの勝ち馬。横山典騎手にG1並びに日本ダービー最年長勝利記録達成となった馬。
エピファネイア産駒ということで、気になるのが早熟傾向が強いかどうか。
エピファネイアの母シーザリオは、どちらかというと早熟の仔を生む馬でしたが、エピファネイア自身は4歳秋のジャパンCを勝利を納めました。
ただ、父エピファネイア×母父非サンデー系ならば晩成系も多く、この馬はこのタイプ。
ここまでの追い切り時計も悪くはなく、順調に3歳秋を迎えているとも考えられる。
ただ、意外と中山巧者ではないかとも思うところもあり、個人的には有馬記念の方が面白いのではないかと勝手に楽しみにしている。
アーバンシック≪牡3/栗 武井亮厩舎≫
【前走】セントライト記念 1着
【父】スワーヴリチャード
【母父】ハービンジャー
前走初コンビでルメールとセントライト記念に出走し優勝。ほぼ主戦として跨っていたヘデントールではなくこちらを選んだということも人気しそう。
近親には今年の桜花賞馬ステレンボッシュやレガレイラと、同世代のG1馬が揃っているところは興味深い。
気性的に長距離適正がどこまであるのかが鍵。
前走のセントライト記念も、やや掛かりそうなところを耐えたという感じにも見受けられる点はマイナスポイントにも感じられる。
もう1つ心配なのは、10日競馬のため、中間の動きが見えてこないところ。前走後はレントゲンを撮らなくてはいけないくらい腫れがあったとのことからも、最終リハの動きがあまり悪ければ万全ではないとも判断したい。
10月4日の時点で、天栄の坂路を15-14ペースということからも、状態が上がっているとは受け取れない。
メイショウタバル≪牡3/鹿 石橋守厩舎≫
【前走】神戸新聞杯 1着
【父】ゴールドシップ
【母父】フレンチデピュティ
前走神戸新聞杯を制し、三冠最後の1戦に弾みをつけた1頭。
その前走神戸新聞杯では、前半1000Mを60秒、1200Mを72秒で逃げての勝利。平均ペースを刻んでの逃げ切りは、時計以上の強さを感じる。
追い切りを見ていると、ロンスパに持ち込みたいという陣営の意思も感じられるだけに、自分の競馬に持ち込めば案外粘りそうなところは感じる。
コスモキュランダ≪牡3/黒鹿 加藤士津八厩舎≫
【前走】セントライト記念 2着
【父】アルアイン
【母父】Southern Image
前走セントライト記念では、早めに上がっていく競馬を見せての2着粘り込みを見せた。4角で先頭に顔を覗かせると直線では見せ場十分。最後はアーバンシックに交されたものの、十分な走りを見せてのゴールでした。
アルアイン産駒と言えば2000Mを超える距離だと未勝利である点。まだ出走回数が少ないという言い訳ができるものの、馬券内に入ったのもこのコスモキュランダのみというのは心もとない。2000Mを含めてもコスモキュランダとカズゴルティスしか勝てていないことからも、短距離からマイル+αまでがこの産駒が結果を残しやすいということは十分に考えられそう。
前走も、最後は簡単に交わされたことを考えると、2000M前後までが守備範囲だとも言えそう。