第170回天皇賞(秋)
3歳以上 OP コース:2,000メートル(芝・左)
今年の天皇賞・秋には、有馬記念の覇者ドウデュースや三冠牝馬のリバティアイランド、昨年の2着馬で天皇賞・春を制した経験もあるジャスティンパレスなど、注目馬も多く集まりました。
それではこのページでは、天皇賞・秋の出走予定馬情報や推定オッズ、有力馬見解などを記載していきます。馬券の参考になれば幸いです。
天皇賞・秋2024の出走登録馬
馬名 | 負担重量 | 想定 |
---|---|---|
キングズパレス | 58 | A.シュタルケ |
サトノエルドール | 58 | (回避:福島記念) |
ジャスティンパレス | 58 | 坂井瑠星 |
シルトホルン | 58 | 大野拓弥 |
ステラヴェローチェ | 58 | 佐々木大輔 |
ソールオリエンス | 58 | 横山武史 |
タスティエーラ | 58 | 松山弘平 |
ダノンベルーガ | 58 | C.デムーロ |
ドウデュース | 58 | 武豊 |
ニシノレヴナント | 58 | 田辺裕信 |
ノースブリッジ | 58 | 岩田康誠 |
ベラジオオペラ | 58 | 横山和生 |
ホウオウビスケッツ | 58 | 岩田望来 |
マテンロウスカイ | 58 | 横山典弘 |
リバティアイランド | 56 | 川田将雅 |
リフレーミング | 58 | 菅原明良 |
レーベンスティール | 58 | C.ルメール |
天皇賞・秋の推定オッズ
馬名 | 推定 | |
---|---|---|
1 | リバティアイランド | 3.0 |
2 | ドウデュース | 4.0 |
3 | レーベンスティール | 4.5 |
4 | ベラジオオペラ | 12.0 |
5 | ソールオリエンス | 15.2 |
6 | ジャスティンパレス | 21.7 |
7 | ホウオウビスケッツ | 27.6 |
8 | ノースブリッジ | 40.6 |
9 | ダノンベルーガ | 54.7 |
10 | タスティエーラ | 59.5 |
11 | キングズパレス | 78.6 |
12 | マテンロウスカイ | 123.4 |
13 | ステラヴェローチェ | 127.7 |
14 | リフレーミング | 174.2 |
15 | シルトホルン | 209.0 |
16 | ニシノレヴナント | 240.4 |
ぺラジオオペラが2桁オッズになるか、1桁オッズになるか微妙なところ。
昨年の皐月賞馬で前走宝塚記念2着のソールオリエンスは、5人気辺りに落ち着きそうと予想。
有力馬考察
リバティアイランド≪牝4/鹿 中内田充正厩舎≫
【前走】ドバイシーマクラシック 3着
【父】
【母父】
前走のドバイシーマクラシックでは、2着のシャフリヤールを最後交わせずに3着止まり。それでも最後は良い脚で伸びてきた。
直線長い東京が舞台ならば、末脚一騎が決まりそうで、今回のメンバーならば中心視せざるを得ないところでしょう。
ただ、前走海外組は≪0.0.0.5≫で案外の傾向がある。もちろん、まだまだ分母が小さいだけに、一気に逆転の可能性も秘めているが、終わってみれば謎の大敗も十分に考えられる点は押さえておきたい。
ドウデュース≪牡5/鹿 友道康夫厩舎≫
【前走】宝塚記念 6着
【父】ハーツクライ
【母父】Vindication
前走の宝塚記念は、1人気に支持されながらも6着と凡走。ドバイ帰りプラス重馬場を考慮すると、この結果は仕方がない部分もあるかもしれません。
23年の有馬記念を制したように、大地一番には強さを発揮。
ただ、昨年の天皇賞・秋は7着と凡走。高速決着に全く対応できなかった印象が強い。
それでも忘れた頃のドウデュースの様相となってきているだけに、人気しているのならば割引も必要か。
ジャスティンパレス≪牡5/青鹿 杉山晴紀厩舎≫
【前走】宝塚記念 10着
【父】ディープインパクト
【母父】Royal Anthem
前走宝塚記念では2人気も10着と2桁着順に大敗。重馬場に足元すくわれた印象。
昨年の天皇賞・秋では2着を確保。今回は坂井瑠星騎手との新コンビで挑みます。
昨年の天皇賞・秋では超が付くほどの高速決着。その中でも結果を残したのはステイヤータイプの体力自慢だから成した業か。
ただ、騎手は今回大きく減点なだけに、どこまで上位に食い込めるかという戦いになりそう。
レーベンスティール≪牡4/鹿 田中博康厩舎≫
【前走】オールカマー 1着
【父】リアルスティール
【母父】トウカイテイオー
エプソムC、オールカマーと連勝を納めて秋の大一番へ。
3歳時にはセントライト記念を制するなど、元々素質が高い馬。今年の新潟大賞典は案外の結果も、エプソムCでは巻き返し勝利。
気性の荒いところもあったため、そういったところでムラがありそうな気配も。
最も暑い時期は走っていないものの、9月のオールカマーを走っているだけに、少なからずダメージはありそう。
それでも連勝と勢いに乗るだけに、G1連勝の勢いに乗るルメール騎手の手綱捌きにも注目。
ベラジオオペラ≪牡4/鹿 上村洋行厩舎≫
【前走】宝塚記念 3着
【父】ロードカナロア
【母父】ハービンジャー
今年の大阪杯の勝ち馬。前走の宝塚記念では、下馬評は若干低く5人気までとなったものの、強豪を差し置いて3着に粘り込んだ。
ただ、宝塚記念の1着馬ブローザボーンは、次走の京都大賞典で11着大敗。斤量負けしたと考えることもできるものの、あまりに負けすぎた印象も強い。馬場の影響が濃かった可能性も考えられるし、不良馬場を全力で駆け抜けた反動は大きいのかもしれない。
もし上に書いたことが当てはまるならば、ぺラジオオペラにも同じことが言えてしまうだけに警戒は必要。追い切りの雰囲気では一気に消しの1頭になる可能性も十分に考えられる。
ソールオリエンス≪牡4/鹿 手塚貴久厩舎≫
【前走】宝塚記念 2着
【父】キタサンブラック
【母父】Motivator
前走の宝塚記念では2着。復調の兆しが見えたレースでもありました。
3歳時の菊花賞で3着以降は、有馬記念8着。今年に入っては、中山記念4着、大阪杯7着と3戦続けての凡走。前走の宝塚記念では、皐月賞馬でありながらも、7人気と低く見積もられた形になりました。
2歳のデビュー時が460kgで、前走の宝塚記念も460kgと馬体の成長は感じられないところはネガティブ要素。大阪杯では初めての450kg台と若干、輸送でのメンタル面の心配も考えられる。
そう考えると、東京開催でのレースならば掲示板、いや、馬券内への好走も十分に考えられる。
天皇賞・秋の簡単な傾向分析
簡単に天皇賞・秋の傾向を書き残しておきたいと思います。
前走G1、もしくはG2に出走したメンバーのみ|前走宝塚記念組は連対率27.8%
前走G1組≪6.7.4.19≫で連対率36.1%と好成績を残しています。G2組≪4.3.6.84≫で連対率7.2%という成績。
しかし、前走それ以外のレースメンバーは≪0.0.0.13≫と今一つの成績となっている点は気になるところ。
その中でも、前走宝塚記念となると≪2.3.2.11≫で連対率27.8%。
安田記念からの直行組が連対率50%の数字があるため、それを見ると半分の割合になってしまうものの、前走宝塚記念組を狙うのが正攻法とも言える。
その宝塚記念組ですが、前走6着以下でも≪1.1.0.4≫で、1桁着順(6着~9着)に絞ると連対率66.7%。巻き返しにも警戒すべきデータもある。
年齢:6歳以上で馬券内なし
年齢別の成績を見ると、3歳≪2.0.2.7≫、4歳≪3.6.4.31≫、5歳≪5.4.4.36≫という成績。
連対率で比較すると、3歳18.2%、4歳20.5%、5歳18.4%と拮抗している状況。
しかし、6歳以上となると様相が一変。6歳≪0.0.0.26≫、7歳≪0.0.0.16≫と1頭も馬券に絡めない成績が続く。
穴人気しそうなステラヴェローチェやノースブリッジは、このデータからは厳しいと感じる。
枠番:8枠馬は連絡みなし|2桁馬番で未勝利
東京2000Mということもあってか、枠の有利不利がきっちりと分かれている成績が出ています。
8枠は≪0.0.2.21≫と、連にも絡めていない成績が続いています。
一方の1枠は≪1.3.0.11≫と連対率26.7%と好成績。
最多勝は4枠の4勝。勝率22.2%は、特異的な勝ちっぷりが目立ちます。
また、馬番別の成績を見ると、2桁馬番になった馬は未勝利。
上記の条件だと≪0.2.4.56≫と、出走頭数の割には勝てない成績が続きます。
不人気馬がたまたま集まったというわけではなく、14年の1人気イスラボニータや19年の2人気サートゥルナーリアなど、上位人気馬がいながらの成績。
今年はどんな結果となるのか、大注目の天皇賞・秋。
追い切り情報などは、23日以降順次公開予定!