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サウジアラビアロイヤルカップ 2021 最終追い切り評価【タイム入り】

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10月9日のサウジアラビアRCの最終追い切り考察と評価を行いました。

12月のG1を目指す陣営にとっては賞金の加算は絶対必須のレース。
毎年、好レースになりやすい重賞の1つです。

しかし、今年は7頭立てといつも以上に少ないメンバーとなりました。

主な有力馬は、前走新馬戦を完勝したコマンドライン。父ディープシンパクト産駒で、NF生産×サンデーR×ルメール騎手とのコンビは、過去にもグランアレグリアやフィエールマンなど。
この組み合わせは、福永騎手かルメール騎手が跨る機会が多く、王道コンビとも言えそうです。

そして、NF生産×サンデーRのステルナティーアは、その福永騎手が騎乗。
こちらも前走新馬戦で3馬身差の完勝と、しっかりと結果を残して重賞挑戦となります。

少頭数ですが、今後を占う上でも大事な1戦。
各馬の考察後にお薦めの馬を記載していますので、馬券の参考になれば幸いです。

サウジアラビアRCの各馬追い切り考察

評価は【S/A/A-B/B/B-C/C/D】の7段階評価です。
評価について、詳しくはこちらをご覧ください。

JRA公式YouTubeチャンネルでも配信されていましたので参考までに。

ウナギノボリ【B】

10月6日(水)栗東 坂路(良)
52.1-37.7-24.8-12.8

2頭併せ強め1馬身先着。

最後は時計がやや掛かっていますが、動きが悪いという部分は特にありませんでした。

坂路で駆けるタイプではないので、この程度でもこの馬にすれば十分でしょう。

もう少しだけフットワークがさらに良くなると良さそうです。
やや動きが小さい印象は受けました。

どちらかというと短距離が向くのかなというような走り。
前走から1ハロン伸びます。走りを見ると、もう少し伸びても対応できそうなところも感じますが、基本的には前走同様に1400Mやそれよりも短い1200Mが主戦となるのでは。

ガトーフレーズ【B】

10月6日(水)美浦 坂路(良)
55.1-40.1-26.3-13.4

2頭併せ強めアタマ差先着。

強めと書いていますが、そこまでしっかりと追われたわけではありません。

1週前と当週追いと見ました、特に変わり映えしない動き。
1週前の段階では、最終リハあたりではそこそこ負荷を掛けてくるのではないかと思いましたが、特にそんなこともなく、追われながらもどこか流しているような内容でした。

雰囲気がないというか、淡々と消化しているという印象を受けます。
前走から上昇しているという雰囲気は感じず。

ケッツァー【A-B】

10月6日(水)美浦 南W(良)
6F85.3-68.5-53.5-39.0-1F11.8

2頭併せ馬なり1馬身先着。

馬なりと書いていますが、馬なりから強めの間くらい。促された程度の運動でした。

直線入ったところで僚馬とは差が開きましたが、最後は鋭く伸びて1馬身差をつける内容でした。

デビューからここまでこの馬の追い切り映像がありません。
その為、時計判断となりますが、デキは平行線では。

ただ、今回の伸びのある走りは良かったと感じるので、ここは雰囲気を優先に考えてデキは上昇としておきます。立て直されてきた。

コマンドライン【B】

10月6日(水)美浦 南W(良)
6F83.1-66.1-51.6-37.2-1F11.5

2頭併せ内強めクビ差先着。

カメラの角度的に分かりづらいものの、クビ差程前に出ていたと思います。併入と考えていいかもしれません。

新馬戦の追い切りと比較しても遜色ない動き。

そういった意味では、もう少し迫力が出てきてほしかったとも考えることができます。

前走の勝ちっぷりから考えても、ここは通過点にしておきたいところでしょうが、仕上がり的には3ヵ月前の新馬戦と同じ程度のデキ。

スタニングローズ【B】

10月6日(水)栗東 坂路(良)
53.2-38.9-25.3-12.5

2頭併せ強めアタマ差先着。

僚馬が馬なりで、最後の最後に強めに追われた程度でしたので、もう少し差を広げてほしかったです。

前走時と比較しても、大差はない仕上がりだと思います。
時計的には前走の方が明らかにいいですが、今週の馬場は全体的に時計が伸びていないので、馬場差を考慮するとそこまで遜色ないかと思います。

上昇気配、もしくは立て直されてきた感じるものが欲しかったですが、動きやフットワークなどは前走までと考えています。

ステルナティーア【B】

10月6日(水)美浦 南W(良)
5F68.0-52.7-38.1-F11.5

3頭併せ中馬なり1頭半馬身遅れ、1頭半馬身先着。

外から伸びてきた僚馬(ダーリントンホール4歳OP富士S出走予定)に差し切られたものの、相手は昨年の共同通信杯を勝った馬だけに、その差は気にしなくていいでしょう。

こちらもしっかりと伸びていますので、引き続きデキはいいところにいると思います。

動きも軽快で、フットワークも軽く走れていますので、特に東京の芝が合いそうです。

デキが上昇したとは言い難いですが、無敗の重賞勝利となってもおかしくはないでしょう。

ロードリライアブル【B-C】

10月6日(水)栗東 坂路(良)
55.7-39.5-25.7-12.8

単走馬なり。

時計を見て分かる通り、テンから馬なりで調整程度の追い切りとなりました。
9月25日のレースを使っての参戦ですので、疲労をどこまで抜けるかという作業。

この内容からは特にどうこう言えるわけではないですが、デキが上昇した雰囲気は一切ない。

また、馬なりにしてもバランスが悪そうな走りで、後ろが弱い印象を受けた。
素人目に見てもそう感じるので、デキが上昇したとは言い難いというよりも、デキが落ちたと判断しても良さそう。
こういう走り方が普通なのかもしれませんが、少々心配な走りをしていました。

追い切りまとめ

以上、出走馬7頭の追い切り考察が終わりました。
このレースのお薦めの追い切り上位馬を発表していきます。

今回の追い切りで一番よく動けていたのは、【サウジ】[最強]競馬ブログランキングへへ応援の意味を込めてご確認ください。

前走新馬戦から一息入れて10月のこのレースを目標に作られてきた。
NF天栄に入って入念に疲労と馬体の成長を促してきたのが分かる仕上がり具合だと、追い切りを見てからも判断できます。
もう少し雰囲気が上がってきたら、12月の大きな舞台もと考えることができますが、まずはここを勝って賞金を加算しておきたいところでしょう。

2番目によく見えたのはコマンドライン。
こちらも前走後はNF天栄に入って馬体の成長を促されてきましたが、こちらは新馬戦の時の追い切りと比較してもその辺りはどうか。成長力が鍵となるディープインパクト産駒ですが、その成長の範囲は限定的だと判断しています。

12月くらいまでは早熟馬の活躍が見込めるので、その点でコマンドラインの完成度は脅威ですが、追い切り考察的には[最強]競馬ブログランキング記載の馬の方が良かった。

今回は特にこの2頭以外がさっぱりだったため、この2頭をお薦めして終わりたいと思います。

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この記事を書いた人
リッキー

追い切り評価を行うブロガー。予想スタイルは[馬連]と[ワイド]の2点勝負。競馬はディープインパクトのときから見ていますが、難しいものですね。

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