リッキーです。皆様お疲れ様です。
そして、ご覧いただきありがとうございます。
24日に行われるAJCCの最終追い切り評価を行いました。
AJCCは中山2200Mで実施されるG2重賞。
外回りコースを走るのでトリッキーなコースを走り切れる力が試されます。
中山巧者が活躍しやすいレースだけに、そのあたりも含めてチェックしていくのが、馬券的中への近道となります。
今回、栗東の時計が出やすい馬場になっていて、その点では、時計だけの判断では危険です。
その辺りは頭に入れて時計をご覧いただければと思います。
各馬の考察後に追い切りオススメ馬を記載しています。
皆様の馬券の参考になるようにしっかりと考察を行いましたので、参考になれば幸いです。
AJCCの追い切り考察
評価は【💮/⬆/↗/➡/↘/⬇/❌】の7段階評価です。
評価について、詳しくはこちらをご覧ください。
アリストテレス【➡】
1月20日(水)栗東 CW(良)
【6F81.2-65.1-51.2-38.6-1F13.2】
2頭併せ外強め半馬身先着。
僚馬も同じような強度でしたので、最後に先着を見せたのは上々の範囲だと思います。
ただ、最後はやや時計が掛かってしまいました。
13.2秒は少々遅いと思います。
抜け出せそうなタイミングもありましたが、伸びがあまりなく。
全体時計は良かった分、最後、脚が上がったという感じにも見受けられますが、どうも評価が難しく。
1週前はCW6F82.9-1F12.4で、最後はやや遅れたような走りとなりました。
この馬の難しいところが、菊花賞の追い切りでも遅れていました。
その点を考えると、今回の内容自体には不満は抱かなくていいのかなと思います。追い切りでは動かないタイプだと考えていいからです。
最終リハの13.2秒という時計がやや気になりますが、動き自体は菊花賞の時とさほど変わらない範囲だと納得できますので、デキは前走程度に作られているのではないかと判断します。
ウインマリリン【↘】
1月20日(水)美浦 南W(良)
【5F67.4-52.9-39.4-1F12.7】
2頭併せ強めアタマ差先着。
強め表記ですが、促された+αくらいの内容でしたので、強め未満くらい。
脚色は僚馬の方が良かったです。もう少しスムーズに伸びても良かったかなと感じますが、末12.7秒は美浦南Wを考えると上々です。
1週前は2頭併せの内を走る内容。
外を回って、直線で内へ進路を変更します。追われると伸びて併入からクビ差先着かという内容でした。
1週前の動きは迫力もあって良かったのですが、最終リハはあまり良く見えず。
この点をどう評価するかなんですが、エリ女の時の方がもう少しゆったりと走って伸びていた点を考えると、やや動きがせわしない印象を受けました。
これを活気があると読み取るのか、それとも頑張って走っているけれど進んでいかないと捉えるのか難しい判断ですが、僕は後者と捉えました。
一息入れたことでリフレッシュ効果はあるかと思います。
気持ちの面では問題なさそうですが、仕上がりがやや甘い印象は受けます。ここを使われてから。
ヴェルトライゼンデ【⬆】
1月20日(水)栗東 CW(良)
【6F81.8-66.1-51.6-38.2-1F11.9】
2頭併せ内強め半馬身先着。
最後はやや詰め寄られましたが、最後まで伸びていました。
時計は上々です。81.8秒で走って末も12秒を切る時計ならば、状態面で心配はいらないです。
前走の菊花賞の時は、末の時計は上々でしたが、全体時計がやや物足りないものでした。
その点を考えると、今回は成長をして戻ってきたというのは時計から伝わってきます。
動きも伸びのあるフットワークで駆けていました。
日本ダービーで3着だったことを考えると、地力は高い馬だというのが分かりますが、追い切りからも迫力が出てきて、ここは楽しみな1戦となることは間違いないでしょう。
サトノフラッグ【↘】
1月20日(水)美浦 坂路(良)
【51.7-38.0-24.8-12.4】
2頭併せ強め半馬身先着。
動かされていましたが、どこか伸びきれないという印象も受けましたが、時計を見ると上々の走りをしていることが分かります。
僚馬が食らいついただけのようです。
もう少し踏み込みが強くなると良さそうにも感じます。
軽いタッチで地面を蹴っている印象を抱きます。
全体的には悪くはない追い切りでしたが、前走の方が作りは上でしょう。
8割くらいは戻してきたと考えていいはずですが、この作りでどこまで。
もう少しどっしりとした印象がほしいところです。
サンアップルトン【↗】
1月20日(水)美浦 坂路(良)
【51.5-37.5-24.7-12.3】
2頭併せ強め併入。
少し頭の位置が高い走りをしています。
時計が出ていますので、特に問題があるようには思いません。
特に悪い部分は見当たりませんので、デキ落ちと判断する材料はありません。
今回の坂路時計は自己ベストをマーク。
ここ最近、自己ベストをマークした馬が活躍しているので、この馬も狙い目として面白いかもしれません。
ジェネラーレウーノ【➡】
1月20日(水)美浦 坂路(良)
【52.5-37.9-24.5-12.1】
単走馬なり。
当週追いはそこまで気になるような部分はありませんでした。
馬なりでこの時計ならば問題なさそうにも思います。
1週前に坂路で51.7秒-11.8秒の猛時計を刻む内容を消化しています。
前走時と変わりなく作られていると思います。
デキ自体は変わったようには感じず、前走程度には走れる見込みです。
ジャコマル【➡】
1月20日(水)栗東 CW(良)
【6F84.1-68.4-53.0-39.2-1F13.2】
2頭併せ外一杯1馬身先着。
ゴール前で2回肩鞭が入ったあとに、通常の鞭使いで一発入っています。
基本的に肩鞭は、見せ鞭みたいに使う方が多いと思います。
お尻の部分に入れると嫌がる馬もいますのでその限りではありませんが、視界に鞭が入るので、合図的な役割が大きいのかなと個人的な見解として持っています。
今回のように肩鞭を入れて、尚且つ通常通りお尻に入れたというのは、気合を入れたと見るのか、反応がなかったので仕方がなく通常の使い方をしたのか判断に迷います。
前者であれば、もっと加速しなさいや手前を替えなさいということだし、後者であれば、走る気持ちになっていないという危険性があるからです。
1週前の追い切り映像では、ほとんど持ったままで1馬身遅れてしまいました。
その時の映像で鞭を同じように入れていれば、これが通常の追い切り内容と判断できる可能性が高くなりますが、最終リハしか鞭を使っていないので難しい判断となります。
時計は、今週の栗東全体の時計を考えるとやや遅く、僚馬共にあまり走らないタイプなのかもしれませんが、概ね前走程度には走れると判断しておきたいと思います。
このメンバーであれば、明らかな上昇気配が欲しかったところです。
ステイフーリッシュ【➡】
1月20日(水)栗東 坂路(良)
【51.9-38.1-25.1-12.6】
2頭併せ一杯併入。
脚色はステイフーリッシュの方が良かったですが、僚馬は馬なり程度の負荷でした。
その点を見てしまうと、全体的に地味に映ります。
前走時は坂路で単走追い。全体時計はゆったりとしていて、末もそこまで速くはありません。
舌を出して走ったりと、集中力がないような走りとなってしまいました。
その点から考えると、今回の方が負荷の掛け方が一つ二つ上です。
1週前からしっかりと走れていますが、走りを見ていると、もう1週分くらい欲しいような印象を受けます。
ギリギリのところで間に合ってるような印象も受けますが、前走以上ということはまずないはずです。
ソッサスブレイ【➡】
1月20日(水)美浦 坂路(良)
【54.6-39.6-25.9-13.1】
単走強め。
馬場が荒れている時間帯でしたので、時計以上に遅いとは感じませんでした。
坂路ではいつもこの程度の時計しか刻むことができない馬ですので、時計が掛かる馬場と考慮して考えてもいつも通りの時計までと考えていいはずです。
悪い部分は感じませんが、もう少し前進気勢を見せて欲しかった印象です。
よく言えば嵐の前の集中力の高さとも言えますが、悪く言えば大人しい印象を受けました。
悪くはないとは思いますが、このメンバーならば善戦程度まででは。
タガノディアマンテ【➡】
1月20日(水)栗東 坂路(良)
【55.5-39.9-25.3-12.3】
2頭併せ強め併入。
鞭が一発入っていますが、強度は強めまでとしています。
真っ直ぐ走れているのか微妙なところで、右へもたれるような走りをしていましたので、修正のために左に鞭が入ったのだと思います。
全体時計は遅いですが、末12.3秒ですのでボチボチだと思います。
前走時と変わりなく走れるのではないかと思います。
ナイママ【➡】
1月20日(水)美浦 南W(良)
【6F85.3-69.2-53.5-39.3-1F12.8】
単走一杯。
鞭は入っていませんでしたが、しっかりと追われたので一杯と記載しています。
しっかりと追われていましたが、ケロッとしている印象です。
末の時計は12.8秒で、特に問題なくといった範囲でしょう。
悪くはないと思います。前走と変わらないデキか、今回の方がやや上昇している程度。
前走未満のデキということはないです。
ベストアプローチ【➡】
1月20日(水)美浦 南W(良)
【5F70.1-55.4-40.2-1F12.7】
単走馬なり。
活気がある走りをしていますが、やや体が重たそう。
よく言えば重厚感のある走りと表現できますが、当日の馬体重はしっかりと確認しておきたい。
ただ、太目残りであれば強め以上の負荷は掛けてくるはずなので、これはこれで状態は整っているとも判断できそうです。
前進気勢もありますし、悪くはないと判断しておきます。
マイネルハニー【➡】
1月20日(水)美浦 南W(良)
【5F66.7-51.7-38.8-1F13.7】
2頭併せ内馬なり併入。
僚馬は肩鞭が入る中で、馬なりで併入に持ち込みました。
ただ、時計判断ではぼちぼちと言ったところで、もう少し活気がある走りが欲しかったです。
前走程度には走れる見込みです。
モズベッロ【⬆】
1月20日(水)栗東 坂路(良)
【53.7-39.5-25.5-12.8】
2頭併せ強め4馬身先着。
鞍上が体重がある人が乗っていたので、この時計でも十分だと思います。
しっかりと前進気勢を見せての内容だけに、上昇度は高いと思います。
有馬記念を使ったので、身が入ったという印象を受けました。
去年の日経新春杯を勝った存在だけに、この時期に走る馬だと考えると楽しみな存在ではないでしょうか。
楽しみな存在です。
ラストドラフト【➡】
1月20日(水)美浦 南P(良)
【5F63.5-59.4-36.5-1F12.1】
2頭併せ内強めクビ差先着。
悪くはないと思いますが、良くも感じなかったです。
特筆すべきポイントも特に見当たらず。
前走程度には走れる見込みです。
アル共杯2着と好成績を残していますので、好走できる下地はできている。
ランフォザローゼス【➡】
1月20日(水)美浦 南W(良)
【5F71.0-55.2-41.3-1F13.1】
3頭併せ中末強め1頭クビ差遅れ、1頭1馬身先着。
ゴール後に鞭が入って一杯に追われていましたので、上記の時計以上に走っています。
1頭に遅れてしまったのを目を瞑れば、特段悪い部分はなかったように感じます。
もう少し雰囲気が良くなるといいですが、それでも一生懸命に走っていると思います。
この馬の走りは出来るものと思います。
近走の成績からでは、明らかな上昇気配がほしい部分はありますが、時計判断でも近走程度までの走り。
映像がない馬の考察
ノーブルマーズ【➡】
1月20日(水)栗東 CW(良)
【6F83.3-67.5-52.8-38.9-1F12.0】
単走強め。
時計判断ではいつもと変わりない範囲まで。
上昇したとは言い切れないので、今回は前走程度までとしておきます。
AJCCの追い切りまとめとオススメ馬
今回の時計を見て分かる通り、とにかく栗東は全体的に時計が出やすい馬場でした。
その為、あまり時計が参考にならない部分もありますので、見た目でも雰囲気を大事にしていきたいと思います。
今回の追い切りで上昇気配を示したのは、ヴェルトライゼンデ・サンアップルトン・モズベッロの3頭でした。
前走と同程度の地力だとしても、アリストテレス・ラストドラフトの2頭は楽しみな2頭だと考えています。
追い切りオススメ馬を総合的に考えると、以下の順番になります。
- ヴェルトライゼンデ
- モズベッロ
- アリストテレス
- サンアップルトン
- ラストドラフト
今回はハイレベルな1戦となることは間違いなさそうで、上記の馬以外にも、楽しみな馬が数頭います。
追い切り云々よりも、非根幹距離の中山コースを得意としている馬もいますので、その点では難しいレースとなりそうですが、どの陣営もここを獲りに来ているという思いが伝わるだけに、あっさりと決まるというよりも、ゴール前は混戦になっていそうな想定です。
追い切りだけではなく、多角的な視点での馬券購入だ大事になりそうです。