第57回 中日新聞杯
3歳以上OP ハンデ コース:2,000メートル(芝・左)
中日新聞杯は、ハンデ戦の重賞競走。昨年はボッケリーニが優勝しました。
ラーゴム・アドマイヤビルゴ・ボッケリーニなどが人気の中心となりそうですが、人気上位10頭くらいは十分に勝てそう。穴馬の活躍もありそうです。
それでは登録馬をチェックしていきます。
想定騎手入り特別登録
馬名 | 負担重量 | 想定 |
---|---|---|
アイスバブル | 55 | 水口 |
アドマイヤビルゴ | 56 | 武豊 |
アフリカンゴールド | 54 | 国分恭 |
エブリワンブラック | 54 | ○○ |
キングオブコージ | 57 | 横山典 |
シゲルピンクダイヤ | 54 | 和田竜 |
シフルマン | 54 | 川須 |
ショウナンバルディ | 55 | 岩田康 |
ディアマンミノル | 54 | 萩野 |
トラストケンシン | 53 | 藤岡康 |
バイオスパーク | 57 | 藤井 |
ヒンドゥタイムズ | 56.5 | Mデム |
プレシャスブルー | 55 | 吉田隼 |
ボッケリーニ | 57.5 | 浜中 |
マイネルファンロン | 56 | 松岡 |
ヤシャマル | 54 | 丹内 |
ラストドラフト | 57 | 三浦 |
ラーゴム | 56 | 池添 |
レイエンダ | 57 | ルメール |
有力馬見解
ラーゴム≪牡3/栗 斉藤崇史厩舎≫
【前走】アンドロメダS 1着
【父】オルフェーヴル
【母父】Candy Ride
この春、クラシック路線を賑わせた1頭。結局クラシックとは無縁だったものの、中京2000Mで行われたきさらぎ賞を制する活躍を見せた。
ただし、2走前のケフェウスSでは、きさらぎ賞が行われた中京2000Mと同条件にも関わらず10着と大敗。中1週ローテや先行有利の流れで最後方からレースを進めたこと、掛かって体力を消耗したことなどが原因と挙げられる。
前走は折り合い怪しいものの、中団で脚を溜めしっかりと勝つことができた。今回出走してきたボッケリーニを叩き合いで制することができたのは前向きに見ていいはず。
今回は重賞とは言っても、前走OP組が中心。ラーゴムでも足りる。重賞2勝目は目の前。
アドマイヤビルゴ≪牡4/鹿 友道康夫厩舎≫
【前走】カシオペアS 3着
【父】ディープインパクト
【母父】Elusive City
今年は重賞3戦に出走し、一度も馬券内に入れなかったどころか掲示板に残ることすらできていません。
これまでは中団待機策をとることも多く、昨年のこの時期のアンドロメダSでは、上がり最速の脚を使って勝ちきっています。
しかし、近2走は明らかに先行させてのレース。2走前のケフェウスSでは、2番手追走から上がり2位の時計を使って駆け抜けたものの、上がり最速タイのアラタに競り負けた。
今年2走目の大阪杯で9着。大阪杯に出走組が後々不調に陥っていることから、消耗が激しいレースだったという見方もできます。3着コントレイルはジャパンCで有終の美を飾りましたが、ここまでなかなか勝ちきれませんでした。4着のグランアレグリアも、次走ヴィクトリアMでは牝馬同士ならば格の違いを見せ付けたものの、春の最終戦に選んだ安田記念ではダノンキングリーの前に敗れてしまいました。マイルCSで有終の美となりましたが、この点からも、大阪杯組が復調気配を示し出してきたのが秋の開催が進んだ11月中旬以降だという見方もできます。
その点では、疲労が抜け切れて、ここで好走以上の活躍があったもおかしくはない。
決め手に欠けるタイプなだけに、勝つには展開の手助けが必要となる。
引き続き武豊騎手の継続騎乗。近走は勝たせることができていませんが、この馬の4勝はいずれも武豊騎手がもたらしたもの。重賞勝利へ上手く導けるか。
ボッケリーニ≪牡5/栗 池江泰寿厩舎≫
【前走】アンドロメダS 2着
【父】キングカメハメハ
【母父】ダンスインザダーク
昨年の覇者。昨年も前哨戦を2着で走って、ここへと向かいました。
今年は小倉大賞典からスタート。2着と好走を見せたものの、上手くローテーションがハマりません。2か月半後の新潟大賞典では5着、さらに2か月半後の中京記念では6着という結果。
基本的には流れに乗って先行し、先行抜け出しという競馬ですが、前走は後方待機から末脚を伸ばしてという形。ラーゴムとの叩き合いに敗れた形も、首の上げ下げで負けたようなものですので、再戦となる今回が楽しみです。
血統的には、ラブリーデイの弟であることも有名。ここまでは思うような成績を収めていません。ただ、ラブリーデイは5歳春に本格化しました。ボッケリーニも、そろそろ本格化しても良さそうですが…。