リッキーです。皆さん、お疲れ様です。
この記事では、京成杯の出走予定馬情報と有力馬解説などを行っています。
最後に簡単ではございますが、このレースの攻略について触れておきたいと思います。
皐月賞と同舞台で行われるG3重賞。今年は17頭が登録しています。
主な注目馬としては、新馬戦で逃げ切ったグラティアス。ルメール騎手騎乗でさらに人気しそう。
前走未勝利を勝ち上がったタイムトゥヘヴンは、前走8馬身の圧巻の勝利を見せて重賞に挑みます。
その他にも、タイソウやオンラインドリームなどが人気を集めそうですが、筆頭はグラティアスになるでしょう。
皐月賞の前哨戦として、いよいよ動き出したクラシック戦線。どの馬がここを勝ちあがりクラシックへ挑むのか楽しみですね。
京成杯2021の登録馬(17頭)
馬名 | 斤量 | 騎手 |
---|---|---|
アクセル | 56 | 横山典 |
ヴァイスメテオール | 56 | 丸山 |
ヴェローチェオロ | 56 | ○○ |
エイカイファントム | 56 | 岩田康 |
オンラインドリーム | 54 | ○○ |
グラティアス | 56 | ルメール |
スウィートブルーム | 54 | 柴田大 |
セルヴァン | 56 | ○○ |
タイソウ | 56 | 石橋 |
タイムトゥヘヴン | 56 | Mデム |
タケルジャック | 56 | 北村宏 |
ディクテイター | 56 | 北村友 |
テンバガー | 56 | 戸崎 |
プラチナトレジャー | 56 | 田辺 |
ブラックロータス | 56 | ○○ |
ミヤビハイディ | 54 | 吉田豊 |
ラカン | 56 | 津村 |
有力馬考察
グラティアス≪牡3/鹿 加藤征弘厩舎≫
【前走】新馬戦 1着
【父】ハーツクライ
【母父】Lizard Island
前走の新馬戦は、自分のペースに持ち込むと、直線でモズマンジロウに差されそうになるものの最後にもうひと伸びしての走りでした。
母マラコスタムブラダの娘に、阪神JFを優勝し、桜花賞とNHKマイルCで2着に入ったレシステンシアがいます。
兄にはミッキーブラックがいて、新馬戦と芙蓉Sを連勝し素質馬でした。
血統的には、ここは勝ち負けに持ちこめるだけの地力はもっていると判断していいです。
新馬戦の勝ち時計2:06.2は、そこまで速い時計ではありません。
どちらかと言えば平凡な時計ですので、前走の内容を見て勝負根性がある程度に見ておきたい1頭。
圧倒的に人気するのであれば、信頼しきるのもどうかと感じています。
タイムトゥヘヴン≪牡3/鹿 戸田博文厩舎≫
【前走】未勝利 1着
【父】ロードカナロア
【母父】アドマイヤベガ
(12月26日中山3R4枠7番)
前走の未勝利は、後続に8馬身差の鮮やか差し切り勝ちを収めました。
2:03.0という時計は上々の時計です。特に最後は気を抜いて走っていますので、さらに時計の上積みに期待が持てる内容でした。
未勝利戦ということで、レースレベルがどうだったのかというのは疑問が残るものの、この勝ち時計は立派ですので、中心に見ていきたいでしょう。
タイソウ≪牡3/栗 西園正都厩舎≫
【前走】新馬 1着
【父】モーリス
【母父】ダイワメジャー
前走は大外からのスタートから、うまく流れに乗って番手に控えると、最後は流しての勝利となりました。
展開面を考えると、先行勢が揃って好走を見せましたので、展開が向いたことが挙げられるでしょう。
ただ、メンバー唯一の34秒台をマークしていますので、地力は高そう。
単に馬の地力が抜けているということは考えて良さそうです。
もしかすると、馬名で損するタイプなのかもしれませんねww
オンラインドリーム≪牝3/黒鹿 武幸四郎厩舎≫
【前走】新馬 1着
【父】Frankel
【母父】Lomitas
武豊×武幸四郎の兄弟コンビで新馬戦を勝ち上がりました。
今回は、武豊騎手が日経新春杯のアドマイヤビルゴに騎乗するため、中京にいる関係で騎乗ができません。
その為、乗り替りが発生しますが、まだ未定のようです。
超良血の馬ですが、日本の高速馬場に合うのかは少々疑問も。
血統的には欧州の重たい馬場を走っているイメージなので、その点で、武豊騎手はアドマイヤビルゴを選択したということでしょうか。
※どうやら中京の紅梅Sに回るような話も出ています。武豊騎手とのコンビ継続みたいです。
京成杯攻略ポイント
直近の10年のデータをチェックします。
比較的堅い重賞レース
2011年に3連単156,000円、2013年に166,910円を出したものの、基本的には堅い決着が多い。
昨年は3連単66,090円というものがありますが、その要因としては『1人気と2人気が飛びやすい』ことが挙げられます。
1人気は連敗していた記録が続いていましたが、1人気が飛んでも2人気が堅く馬券内に入るなど、1人気と2人気が共に飛ぶということがあまりありません。直近だと、13年が該当しますが、それでももう7年前となります。
また、赤背景で示したように、7人気こそ2勝しているものの、それ以下となると未勝利となっていて、10人気以降だと馬券に絡めていません。
そういったことが、あまり荒れないレースと言われているのかもしれません。
逃げ馬は好走できない
上の表の通り、逃げ馬は馬券になっていませんので、軽視しても良さそうです。
要因としては、やはり年末から続く中山開催の影響で、馬場状況が悪くなっているということが挙げられると思います。
そういった点では、逃げ馬となりそうな馬は、軽視しても良さそうです。
内枠か外枠が好走中も、一部例外も
皐月賞と同舞台で行われる京成杯。
中山2000Mは、スタート直後に急坂があるためペースが落ち着きやすく内外の差はないように思える。
しかし、上の表を見ればわかる通り、8枠が6連対と好走を見せています。
ただし、隣の7枠が1頭も馬券に絡めていない現状を考えると、揉まれることが少ない8枠が好走していると考えて良さそうです。
一方で、6人気以下の馬で馬券に絡んだ馬をチェックすると以下のようになりました。
合計≪2.3.6.85≫
1着は、1枠と5枠。
2着は、2枠1頭,5枠1頭,6枠1頭。
3着は、1枠1頭,2枠1頭,3枠2頭,6枠2頭。
以上のことからも、穴馬が好走するには、内枠が必要ということになるかと思います。事前に実力が認められている馬は外枠からでも勝てるものの、事前に実力がないとされる低オッズ馬は好走できないということが言えるかと思います。
前走新馬戦組が複勝率が高い
夏にデビューした馬と秋以降にデビューした馬とで、走ってきたレースの数も違ってきます。
前走別のデータに着目すると、前走新馬戦組が比較的好走していることが分かります。
新馬戦組の実に3割以上が馬券に絡んでいる計算になりますので、新馬戦組を軽視するのは危険とも言えるでしょう。
現時点での注目馬
1週前の段階で僕自身が注目している馬を記載しておきます。
今回の京成杯は、例年以上に前走新馬戦組が多く、1勝クラスや重賞で負けて挑むくらべてもハイレベルな新馬戦を勝ち上がった馬が多いと思っています。多少は紛れがありそうです。
1週前の段階で注目しているのは、[最強]競馬ブログランキングへです(ランキングへのご協力をよろしくお願いいたします)。
前走新馬戦で完勝。鞍上した騎手も、レース後のインタビューで素質の高さに言及しています。
新馬戦では逃げての勝利だけに、ここでは控えることができるのかが鍵となりそう。
東のベテランだけに、大胆に仕掛けるよりも、馬群に入れてからの競馬にチャレンジしてほしいと思います。
京成杯の追い切り考察は、金曜日頃に出せると思いますので、もうしばらくお待ちください。