第41回フェブラリーステークス
4歳以上 OP コース:1,600メートル(ダート・左)
2月18日に行われるフェブラリーステークスの追い切り考察を行いました。
注目のオメガギネスが6F82.5秒で駆け抜けるなど上々の追い切りを披露。その他の馬の様子などもしっかりと見極めて、的中を目指していきたいと思います。
皆さんの馬券の参考となるよう頑張りますので、最後までご覧いただければ幸いです。
追い切り考察
評価は【S/A/A-B/B/B-C/C/D】の7段階評価です。
評価について、詳しくはこちらをご覧ください。
アルファマム【B】
53.0-38.3-24.5-12.2
単走強め。
馬なりと強めの中間といったところの負荷でしたが、強めと表記しておきます。
リズムよく坂路を駆け上がっているため、内容的に悪いといういんしょうは受けません。
もう少し活気があっても良さそうにも思いますが、今回は加速ラップを刻めている点は評価できるか。
ただ、加速ラップを刻んでレースに挑んでいる昨年の中京スポーツ杯は6着と惜敗している点はプラス加点までは難しいか。
イグナイター【前走不明】
5F65.4-49.1-36.1-1F12.2
単走一杯。
肩鞭が入る中での追い切りとなりました。
元気ある走りをしていますので、調子が悪いということはなさそう。
スピード感がある走りをしていて、それは時計にも表れています。
手前脚を前へとあまり伸ばしていないようにも見受けられるので、ややピッチ寄りの走りをしているかと思います。
脚の回転も速く、蹴りだしの力強さなどは十分に感じます。
デキ落ち評価はしなくていいのではないかと考えます。楽しみな1頭ですね。
ウィルソンテソーロ【B】
6F83.7-67.1-51.8-37.3-1F11.5
2頭併せ内強め併入。
ゴールの位置が見づらいのですが、アタマ差から併入くらいのところがゴール地点のはずです。
ただ、ゴール後も手綱を緩められることなく走っていますので、上記の時計上には走っています。
直線を向いたタイミングで半馬身程前に出ますが、僚馬の方がより強めに追われたこともあってか、最後は並びかけられるような追い切りとなりました。
中間は順調で、1月31日には坂路で4F55.0-2F26.0-1F12.5をマーク。2月4日には53.2-25.3-12.3の時計で駆け抜けていています。
ただ、気になっているのが、ここ最近は坂路を使って本番に向かっていましたが、今回はコース追いにて最終リハ。
こういったときは、大きく崩れる可能性も十分にある印象です。
時計は良いので要らぬ心配になればいいなと思います。
オメガギネス【B】
6F82.5-65.6-51.3-37.4-1F11.3
2頭併せ内末強め併入。
最後は併入からアタマ差ほど前に出たところがゴールだったかと思います。
楽な手応えで直線へ。若干、走りのリズムが悪い印象は受けましたが、最後に促されると伸びていきました。キレるというよりもジリジリと伸びる感じです。
1週前に美浦Wにて6F81.0-3F36.7-1F12.2でしっかりと動かされた調教を消化。単走追い表示も、2頭併せの馬を目標にという感じで実質的には3頭併せの内容でした。
前走の最終リハと変わらずの範囲ですし、上昇気配は感じないものの、デキはキープしていると考えていいでしょう。
ただ、少しだけ気になっているのが、最終リハの方が1週前と比較した際、やや地味に映る点。そこだけは一抹の不安に映りました。
ガイアフォース【B】
52.9-37.6-23.6-11.7
単走強め。
強めから馬なりの範疇でしたが、強めと評価しました。
活気も感じられる走りで、時計もついてきています。内に秘めた闘志が漏れ出ているような走りにも見受けられるので、僕個人的には好きな走りをしていると感じます。
初ダート参戦ですが、キタサンブラック産駒はダートでも走れるというところもありますので、楽しみなレースになるのかなと思います。ただ、芝を走っていた馬が初ダート挑戦でG1を獲った馬が少ないのが気になります。1戦どこか使ってみて欲しかったという印象です。
カラテ【B】
54.2-38.6-24.5-12.2
単走末強め。
しっかりと走れていたかなと思います。特段悪い印象は受けません。
走りのタッチが軽い印象を受けるので、馬場は重馬場くらいが適性が発揮できるのではないかと感じますがどうでしょう。
特段、可もなく不可もなくという追い切りだったかなと思います。
キングズソード【B-C】
6F81.2-66.0-51.9-37.4-1F11.6
2頭併せ内一杯アタマ差遅れ。
鞭こそ入っていませんでしたが、一杯の負荷を掛けらたと思うほどしっかりと追われていました。
外ラチ沿いを走っている中でも、しっかりと時計を刻めているのは高評価。
その一方で、僚馬を4馬身程後方を追走。残り300Mくらいで僚馬に待ってもらうなど、ややちぐはぐな追い切りだった。最後も指し返されるなど、若干の違和感を覚えた。
時計優先ならば問題なしですが、内容的に見劣りしてしまうだけに、あってもデキキープ、デキ落ちも視野にしてもいいのではないかと思います。
1週前もピリッとしていなかっただけに、外厩に出てからのんびりしている印象を受けます。
シャンパンカラー【C】
6F82.9-66.5-51.8-37.4-1F11.9
単走馬なり。
他の馬がいる中での追い切りだったため、前に目標はいた形。ただ、どちらも馬なりで前を走っている馬は負荷を掛けていないような状況にも映ったので、単走で考えていいのかなと思います。
馬なりにしては時計が出ていますが、馬場が綺麗な時間帯に走っている為参考程度まで。
NHKマイルCの覇者で、安田記念では11着と大敗。昨年の秋に富士Sを出走予定としていたものの、結局回避して年内休養と順調さを欠いています。疲労が抜けなかったとのことですが、この後はドバイに向かう予定。
2週前と1週前と負荷を掛けていますが、最終リハとなり急に負荷を下げている点が気になるところ。
ダートを走らせてみたときも顔を上げてしまう場面があったとのことで、その点も含めてここが買い時な印象は受けず。
スピーディキック【前走不明】
5F65.8-50.5-37.7-1F12.4
単走馬なり。
各地方競馬やTCKの分厩舎である小林牧場などはある程度時計を見て分かるものの、野田TCはあまり見慣れていない為、この時計がどうなのか判断が難しいところ。
動きは軽快でしたので、デキ落ちは考えなくて良さそう。
セキフウ【B】
52.1-38.1-24.9-12.7
2頭併せ馬なり3馬身先着。
さすがに僚馬が不甲斐ない内容だと思うので、この時計はあまり気にしなくてはいいのでは。
動きが悪いなどはあまり考えなくても良さそうです。
1週前はCWで3頭併せ。最後は2頭併せのような形で早々に僚馬が脱落するも、もう1頭が粘ってくれたので思うような負荷は掛けられたのでは。
1週前の時計からもデキ落ちは感じず。
ただ、近走の成績を考えると上昇気配が必要だったのでは。
タガノビューティー【B】
53.5-38.4-25.1-12.6
2頭併せ強めアタマ差遅れ。
しっかりと追われているものの、最後はやや劣勢での追い切りとなっていました。
力みを感じる走りをしていたたのも少し気になる部分。
7歳馬ですので、ここにきての上積みを見込むのは酷なのかもしれません。
ドゥラエレーデ【A-B】
49.1-36.4-24.4-12.6
単走強め。
しっかりと追われて全体時計49.1秒は上々。ここまでくるとスピードで押し切るだけではなく、体力にも自信がある証拠。
しっかりと時計を出せるほどの負荷を掛けてよい状態というのはプラス材料。
ここまでの自己ベストを1秒以上も伸ばしてのもので、雰囲気はよく感じる。
ただ、これまでの自己ベストだったのは、2022年6月22日のデビュー直前の最終リハ。その時は5着に沈んでいることを考えると、あまり時計は気にしなくていいのではないかと思います。
前走東京大賞典の時と比べると、ややデキが上がっているか、くらいで見てていいのではないでしょうか。
ドンフランキー【C】
6F81.8-65.4-50.9-37.4-1F11.1
2頭併せ強めアタマ差先着。
ゴール直前の脚色は僚馬の方が良かったという形。
前走の東京盃の時はCWでの追い切りを考えると、今回のポリトラックでの追い切りが気になる。
あまり負荷を掛けたくない時に選ぶコースというイメージがある点は気にしたい。
骨折休養明けの状態で負荷を掛けたくないという思いがあるのではないかと思います。
ペプチドナイル【B】
55.8-40.8-26.0-12.6
単走強め。
しっかりと追われて、活気も十分!に見えたのですが、時計があまり付いてきていない印象を受けました。
前文の通り、活気は十分の為、元気はありそうで、何か問題がありそうということはなさそう。
先週の土曜日に坂路52.0秒の時計がありますが、最終リハにしては時計が出ていないのが気になります。
ミックファイア【B】
5F66.5-52.0-37.-1F12.0
単走一杯。
肩鞭が入る内容でしっかりと追われていました。脚捌きなども問題ない印象を受けました。手前の変更もスムーズで好気配といったところ。
ただ、もう少し上半身を上手く使えると良さそうな印象。
ダート路線の3歳馬は、古馬と初対決で跳ね返されることもしばしば。ただ、4歳春に成長を見せる馬もいますので、その点では要注意な1頭。
しかし、走りの雰囲気は前走程度までで、デキとしては平行線までとしておきたいところ。
レッドルゼル【C】
55.2-40.1-25.9-12.8
単走馬なり。
テンションを上げないようにするためか、手綱を引いている状況でした。
ただ、嫌がってしまい左右をきょろきょろとしています。
1週前の7日には、坂路52.4秒で駆け抜ける内容で、その映像を見たときはまだまだ若いかなと思っていました。
最終リハを見たあとは、精神的にもまだ幼いのかなと思ってしまう、そんな内容でした。
武蔵野Sの時の追い切りの方が良かったと思うだけに、ここはデキ落ちの印象を受けます。
まだ昨年はCWを使って好時計をマークして本番に向かっていたところを考慮すると、あまり魅力は感じません。
フェブラリーSの各馬の追い切り考察を終えて
それでは全頭の追い切りをチェックしていきました。
今回の追い切りで上昇気配を感じるのは、【A-B】評価のドゥラエレーデでした。
ただ、木曜日の調教後の馬体重を見ると、前走510kgから22kg増の532kgでした。この馬体重増を成長分と見るか、それとも単純に調整失敗と見るか。ただ、活気もある中でしっかりと時計も出ていましたので、成長分と考えるのが妥当ではないかと思います。プラス体重で出走してくると思いますが、そこまで悪い体重増ではないとみています。
そのほか【B】評価の中では、ウィルソンテソーロ・オメガギネスの2頭は好評価です。
もう1頭挙げるとなると、イグナイターの馬。
なかなか判断が難しいのは難しい1頭ですが、走りの雰囲気は十分で、意地を見せてほしいところ。
順番をつけるならば
- オメガギネス
- ドゥラエレーデ
- ウィルソンテソーロ
- イグナイター
今年はフェブラリーSは、ある程度人気サイドで決着するかもしれません。コパノリッキーのような馬は今年は現れないのでは。
フェブラリーステークスの馬連とワイド予想
それでは今年のフェブラリーステークスの馬連とワイドの2点勝負です。
今年は、オメガギネスとドゥラエレーデの2頭の馬連とワイドで勝負したいと思います。