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【NHKマイルカップ 2022】最終追い切り評価、最終見解と予想|インダストリア上昇気配

NHKマイルカップ 追い切り情報
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2022年5月8日(日曜)2回東京6日
発走時刻:15時40分
第27回NHKマイルカップ
3歳 OP コース:1,600メートル(芝・左)

NHKマイルCの最終追い切り考察を行いました。
各馬の追い切り考察後に全体のまとめを行っています。
最終見解と予想は前日午後9時頃に追記する形でアップしますので、もしよろしければそちらもご覧いただければ幸いです。

各馬の追い切り考察

評価は【S/A/A-B/B/B-C/C/D】の7段階評価です。
評価について、詳しくはこちらをご覧ください。

アルーリングウェイ【B】

5月4日(水)栗東 CW(良)
4F52.1-36.9-1F11.5

2頭併せ馬なり。

僚馬の死角に入っている時間が長くて正直良く分からなかったものの、時計を見る限りでは順調さが伝わる好内容でした。

デキとしては前走と特に変わらずのところで出走できる見込み。8着と掲示板に載れなかった桜花賞ですが、着差を見ると0.2秒差ならば負けすぎた印象はない。

そこまで悪いと考えなくていいのでは。

インダストリア【A-B】

5月4日(水)美浦 南W(良)
5F67.2-52.2-37.1-1F11.3

単走末強め。

淡々と走っているものの、最後はパワフルな脚捌きで走り切っていました。

前走弥生賞と比較すると、デキとしては変わりない範囲だと考えます。距離が短くなって、狙い目と言えば狙い目かもしれません。中距離が苦手なのかもしれませんので、その点では距離短縮のここは狙い目か。

ただ、それがいきなりG1となるとあまり強くは推せず。デキとしては今回の方が中間含めて良さそうなので、上昇気配とするものの、いきなりG1がどちらに転ぶか。悪くはない。

仮にここを大敗などしても、ローカルマイル重賞、もしくは格付けの低い東京競馬場でのマイル重賞やオープンマイル競走は面白そう。

オタルエバー【B】

5月4日(水)栗東 坂路(良)
52.1-37.7-25.3-13.2

単走一杯。

しっかりと追われて、ウッドチップを高く巻き上げての内容も、最後は映像から分かるくらい失速してしまいました。全体時計を見ても、たしかに前半飛ばして入ったと言っても許容範囲。東京マイルを走り切れるだけのスタミナに疑問を抱く。

全体的にはデキは前走程度までと考える。前走以上の仕上がりということはまずなさそう。

距離は1400Mや1200Mの方が向いてそう。その点では最後1ハロンで止まってしまいそう。

カワキタレブリー【B】

5月4日(水)栗東 坂路(良)
54.8-40.3-26.4-13.2

2頭併せ馬なりクビ差先着。

最後は画面上からも分かるようにスピード感が失われてしまったのが気になる。最後までしっかりと走ってほしかった。

覇気がないわけではないものの、重賞に出走してくるには現時点では寂しさを感じる内容だった。

アーリントンC11着から巻き返しを狙う立場も、この内容では厳しいのでは。

キングエルメス【B】

5月4日(水)栗東 坂路(良)
52.6-38.2-24.8-12.6

2頭併せ強め2馬身先着。

上体が立ってしまっていて、走りに余裕がなさそうに見えてしまいます。

ただ、全体的な雰囲気としては、気持ちよく走れていて、それでいて2馬身先着できているので、これはこれで良い状況なのかもしれません。

リラックスして走れているとも考えられるので、その点では前向きに見てもよさそうです。

久々を使われた前走の上積みはありそうで、デキは悪くはないと判断したい。

前走時は掛かりそうな雰囲気を見せながらという感じで、前向きさを感じる内容でした。その点、今回はそこまで前のめりになっていないのが気になります。1戦走ってガス抜きができたのか、その点が前走の追い切りと比較すると違うなと感じる部分です。

ジャングロ【B-C】

5月4日(水)栗東 坂路(良)
51.2-38.0-25.0-12.6

2頭併せ強め2馬身遅れ。

雰囲気は悪くはないと感じたものの、僚馬はスムーズに駆け上がっての今回の内容となりました。

前走時の内容と比較すると、全体時計は明らかに今回の方が良かったものの、最後の部分は甘くなってしまいました。

いつもは半馬身程度遅れるところではあるものの、今回は2馬身も遅れてしまったのはマイナス点。

良くて前走程度まで、もしかするとデキ落ちまでもあり得ると考えます。前走の権利獲得が意欲的過ぎた可能性も考慮したい。

ステルナティーア【B】

5月4日(水)美浦 南W(良)
6F84.0-67.2-52.7-37.5-1F11.1

3頭併せ内末強め1頭半馬身遅れ、1頭併入。

ゴール後も手綱を緩められることなく走っていました。

コース4分から5分ほどを通過していますので、その点では時計は参考程度まで。

最後はじりじりとではあったものの、最後まで伸びていました。

ただ、迫力不足は否めずという内容でしたが、悪いわけではないのでデキはキープ程度に見ておきたい。悪くはないと思うので、今年のサマーマイルシリーズのどこかに出てきたら面白そう。

セイクリッド【B】

5月4日(水)栗東 CW(良)
6F82.3-66.9-52.1-38.0-1F12.0

2頭併せ馬なり1馬身遅れ。

僚馬とは4頭から5頭分内側を走っていて、直線に入っても2頭の間に差がある状況でした。併せというよりも単走扱いにして考えてもよさそう。

外々を回った僚馬と違い経済コースを回ってきたものの、最後は差されてしまう内容でした。

綺麗な走りをしていますので、雰囲気は悪くはないです。馬なりでの内容なので着差は気にしなくて良さそうですが、G1前にしては地味な内容だけに…。

セリフォス【B】

5月4日(水)栗東 CW(良)
5F69.4-53.7-38.1-1F11.5

単走強め。

前向きさを見せての内容で、もう少し悪化すると掛かってるような雰囲気になっていたと思います。気合乗り十分で、足の回転もスムーズでいてダイナミックでした。

G1で2着の実績があるだけの存在だと感じます。

成長という部分ではやや疑問が残る点はありますが、デキが悪いということはなさそうですし、前走程度には出走できる見込みです。善戦以上は堅いのでは。

ソネットフレーズ【B-C】

5月4日(水)美浦 南W(良)
6F81.5-66.3-51.1-36.7-1F11.9

3頭併せ内馬なり半馬身遅れ。

カメラの角度的に最後の着差の詳細が分からないものの、2頭に半馬身から1馬身程遅れていました。

直線入ったところで一旦は先頭に立つものの、その後脚色が鈍ります。中を走る僚馬に交わされて前に出られると、1馬身後方にいた外を走る僚馬に差を一気に詰められます。

3頭共に馬なりでの内容でしたので、調整程度の内容だったと考えることもできますが、G1前にしては見た目があまりに地味。もう少ししっかりと追われても良かったのでは。

久々の実戦ですので、その点も気になる。ノーザンF×キャロットF×手塚調教師がタッグを組むのはアルフレードがいました。その点で仕上がり不足ということは考えにくいですが、実戦慣れしていないのがやや怖いところです。

ソリタリオ【B】

5月4日(水)栗東 坂路(良)
51.6-37.6-24.5-12.4

単走一杯。

しっかりと負荷を掛けられての内容。それに応えるだけの時計は出していますが、最後はやや失速加減。

内容的には勝負駆けがあってもおかしくなさそうなくらい十分に作られている。その分での仕上がりの良さは感じる。

ただ、作りすぎた印象もあって、陣営の思惑とソリタリオ自体のデキとでやや差がありそうなところ。

追い切り的には良かったと感じるものの、走りが雑になったという印象で、見た目があまりよろしくない。雰囲気が悪いというべきか。

前走は負けすぎた印象ですが、デキは変わらず良かったはず。出来不出来以外のところで大敗した形ですので、また信頼してみるのも悪くはなさそう。

タイセイディバイン【B】

5月4日(水)栗東 坂路(良)
54.7-39.4-25.0-12.2

単走強め。

馬なりから強めの運動負荷で、見る人によっては馬なりと判断するかもしれません。

後脚がやや外を回すような走りで、無駄が多い印象も、前走時も同じ走り方をしているのでそこまで気にしなくて良さそう。

時計的には前走の方が良かったです。馬場差を考慮しても時計が悪くなっているので、その点が気になる部分。

デキは前走以上はない。

ダノンスコーピオン【B】

5月4日(水)栗東 坂路(良)
54.2-39.6-25.6-12.5

単走馬なり。

しっかりと走れているものの、雰囲気が疑問。大きく見せて走れているならばいいのですが、なぜか小さく見えてしまいます。

中2週での出走が、もしかすると前向きではないかもしれません。

動き自体が悪いということはありませんが、やや顔を左へ背けたような形で走っているのが気になりました。

デキとしては前走程度としますが、前向きなところはあまりなく。

ダンテスヴュー【B】

5月4日(水)栗東 坂路(良)
53.5-39.1-25.3-12.6

2頭併せ強め併入。

2頭並んで駆け上がっていますが、余裕があるのはダンテスヴューの方でしたが、余裕がなさそうな僚馬に並んでのゴールは見た目が地味。

時計も追われた割には伸びきれずで、迫力がないことも相まって地味な印象です。

前走が皐月賞の為、そこまで中間含めてしっかりとやった印象はなし。疲労を抜く方を優先した形ですが、デキとしては前走程度までと評したい。

ディオ【B】

5月4日(水)栗東 坂路(良)
53.9-38.8-25.1-12.5

単走馬なり。

脚の回転は速いですが、タッチが軽い印象。マイルよりも短いところが合うのではないかと思ったりしました。

もう1つ2つ上がありそうと言えばありそうで、仕上がり不足な印象を受けました。

近走の成績からはやや厳しいのでは。

デルマグレムリン【B】

5月4日(水)栗東 坂路(良)
54.6-39.3-25.5-12.6

単走末強め。

渋滞している時間帯で、同厩舎の馬も多かったので、最後は併せたような形になりました。

淡々と走っているものの、最後は12.6秒とやや失速気味での内容となりました。

末強めに追われたものの、反応しているかは微妙なところ。デキは前走程度で、上昇気配がないと厳しいのでは。

トウシンマカオ【B】

5月4日(水)美浦 南W(良)
5F67.4-52.2-37.7-1F11.5

2頭併せ外強め併入。

動き自体はスムーズで、特に悪いところは感じなかった。

直線入って僚馬を突き放したものの、最後は併入に持ち込まれるなどその点ではどうか。

1週前も直線入ったところで僚馬を突き放すも、最後は差を詰められていた。

2週続けて地味な動きまでで、上昇気配は感じない範囲。

前走程度の仕上がりまでと考えたい。

ドーブネ【B】

5月4日(水)栗東 CW(良)
7F97.3-81.1-66.8-52.6-37.8-1F12.0

単走馬なり。

この馬の走りはいつも大物感を漂わせていますが、この2走は凡走続き。

動きはダイナミックで好きなのですが、いつもの雰囲気では厳しいのでは。ある程度綺麗に走りすぎている印象は受けるので、メリハリが出てくるといいかもしれません。

フォラブリューテ【B-C】

5月4日(水)美浦 南W(良)
6F83.5-67.4-51.9-37.3-1F11.7

3頭併せ内馬なり1頭併入、1頭1馬身先着。

内容的には悪くはないものの、良くはないという印象を抱くものでした。メリハリがないので、もう少し追っても良かったのでは。中途半端な印象。

上昇気配を見せて欲しかったところがありますが、桜花賞を使った後なのでこの程度にしたのかもしれません。

デキキープかデキ落ちかのどちらかと思いますが、厳しめにデキ落ち評価とします。

プルパレイ【B】

5月4日(水)栗東 坂路(良)
54.3-38.7-25.2-12.5

2頭併せ馬なり半馬身先着。

僚馬の方がやや幼さを見せていて、進行方向に対し右へと流れて行く内容。最後は併せというよりも単走に近いような形になりました。

前走と比較すると、時計の根拠的には前走の方が上。しかし、内容的には今回の方が良かったようにも見受けられます。

1週前の内容を考慮すると、前走のデキはキープできていると感じます。前走以下ということはなさそうです。

マテンロウオリオン【B-C】

5月4日(水)栗東 坂路(良)
53.9-40.1-26.8-13.6

単走馬なり。

淡々と走れています。追えば走りそうな雰囲気は漂わせています。

1週前にCWで2頭併せ。不良馬場をものともせず6F79.1-3F36.1-1F11.3の好時計をマークも、僚馬にはアタマ差からクビ差程遅れた形になりました。

追い切りの内容的には前走の方が明らかに好調さを伺わせるものでした。

久々の前走でしっかりと作ったという考えもできますが、さすがに今回は1週前と最終リハと見た目が地味。1週前の追い切りが迫力不足とは言い難いものの、G1前の追い切りで遅れたのは強く推せず。デキ落ちでは。

追い切り総評

NHKマイルCの追い切り考察を行いました。

今回の追い切り考察で上昇気配を示したのは、【A-B】インダストリアの1頭のみとなってしまいました。

ただ、【B】評価止まりではあるものの、雰囲気が良かったのは、キングエルメス・セリフォス・ソリタリオの3頭は雰囲気が良かったです。中でもソリタリオは一発もありそうな仕上げ方なので楽しみな存在です。

今回はピックアップしたのが4頭でしたので、この中から序列を付けて総評としたいと思います。

1頭目:インダストリア

今回、雰囲気が1番良く感じた。前走敗走でG1挑戦では強くは推せないものの、追い切りでは1番手推奨。

2頭目:ソリタリオ

こちらもスプリングSで10着と大敗後なので強くは推せないものの、追い切り的には勝負駆けできそうなほどしっかりとしていた。一発あっても驚きはない。

3頭目:セリフォス

朝日杯FSからの直行組でゆったりとしたローテーションが気になるものの、2歳時の成績ならば文句なし。3歳早枯れは感じない走りをしていた点は強く推せるはず。

4頭目:キングエルメス

久々のアーリントンCで3着からもう1つ上がありそうではあるものの、雰囲気は上々。このメンバーでも楽しみが広がる追い切りだった。

馬連とワイドの予想

それでは当ブログの最終見解と予想についてお伝えしていきます。

NHKマイルCは、東京1600Mが舞台。東京1600Mと言えば、持久力とスピードを兼ね備えた馬が好走しやすいことはご存じのはず。

NHKマイルCと日本ダービーの変則二冠馬や、日本ダービーやオークスなどの2400Mのレースを勝った馬が、その後東京1600Mで活躍するケースがあることから、そのことを裏付けています。

ただ、NHKマイルCと言えば、単純に持ちタイム決着にもなりやすいということを考えなくてはいけません。色々と頭を捻って捻りすぎて、簡単に考えれば良かったとなることも多いレースです。

そうなると、追い切り推奨1位に挙げたインダストリアは、コースが違うものの中山1600Mで行われたジュニアCの勝ち時計が平凡すぎる点が引っかかる。

勿論、いつも持ち時計決着となるとは限らず、そうなる可能性があるという前提があるものの、今回の考察を組み立てる上で大事になってくる。

ただ、枠順は大きく恵まれた印象で、追い切り推奨1位という点だけで推しても面白そう。

やや安直なのは重々承知なものの、追い切りを見たときにビビット来た2頭をそのまま馬連とワイドで推奨したい。

1頭目:インダストリア

追い切り推奨1頭目の馬。人気し過ぎている印象は拭い去れないものの、あの追い切りを見れば誰もが買いたくなるはず。

公式YouTubeに上がっているので、その目で確認してほしい。

2頭目:ソリタリオ

こちらは大仕事をやってのけそうなほどの内容を消化。しっかりとここを目標に仕上げられてきた。低人気をひっくり返す、あっと驚く仕事っぷりに期待。

以上がNHKマイルCの最終追い切り考察と予想です。

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この記事を書いた人
リッキー

追い切り評価を行うブロガー。予想スタイルは[馬連]と[ワイド]の2点勝負。競馬はディープインパクトのときから見ていますが、難しいものですね。

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