第68回 有馬記念
3歳以上 OP コース:2,500メートル(芝・右)
今年の総決算、有馬記念のサインについて解説していきます。
CMはオーケストラを鑑賞しているような構成。
ポスターはパドックに赤と黒、白の衣装姿のCMキャラクターを務める長澤 まさみさん、見上 愛さん、佐々木 蔵之介さんが登場。
また、有馬記念といえば、その1年間に起きた事象がサインになる、世相馬券でも有名です。
木曜日に更新されるヘッドライン情報などからサインを見つけていきたいと思います。
プレゼンターは長澤まさみさん
今年の有馬記念のプレゼンターは、チャンピオンズC振りのプレゼンターとなる女優の長澤まさみさん。
今年だけでも日本ダービーや函館記念などにプレゼンターを行っているため、長澤まさみさんからのサインはないものと判断。
年末の大一番、長澤まさみさんの笑顔に癒されましょう。
CMはオーケストラ
CMはオーケストラの演奏を聴きながら、過去の映像が映し出されるという構成です。
CMに使われているレースは以下の4レース。
- 94年 ナリタブライアン
- 10年 ヴィクトワールピサ
- 99年 グラスワンダー
- 16年 サトノダイヤモンド
ヴィクトワールピサ以外の馬は、いずれも1人気の馬。
そのヴィクトワールピサですら2番人気で、その年の1人気に支持されたブエナビスタは2着ということで、1人気が連対しているというレースが選ばれています。
1人気は2着以内というサインが出ていると考えることもできるか。
ポスターはパドックにて
©JRA.c JRAのホームページよりスクリーンショット
基本的に今年の有馬記念は赤色を多用しているものの、全員が赤色のものを着用。
また、黒色のスーツ、白のブラウスなど、赤、黒、白色には注目。
1枠、2枠、3枠の、内枠決着という可能性は十分に高そう。
ヘッドラインは『グランプリに託す、譲れぬ想いと聖なる夢。』
今年のヘッドラインは、グランプリに託す、譲れぬ想いと聖なる夢。となりました。
グランプリに託すというのは有馬記念のことを指しますが、譲れぬ想いというのも遜色なく、また聖なる夢というのもイヴの日を指す文言として選ばれたと考えることができます。
馬名の由来からも、同じような意味を持つ言葉も見当たらず、ヘッドラインからのサインはないものと考えます。
有馬記念と言えば世相馬券
有馬記念と言えば、よく言われるのが世相馬券。1年に起きたことに関連した馬が走ったり、数字になったりするなんて言われていますよね。
そこで僕も考えてみました。
今年1年で起きたことを少し深堀しています。
まず、ここまで続いたコロナが5類へと引き下げられ、脱マスクとなったのが1番のニュースだったように思います。
H3ロケットの打ち上げ失敗や、侍ジャパンが世界一の奪還など盛り上がった3月。プロ野球では、阪神タイガースが85年以来の38年振りに日本一になりました。
競馬でも深い繋がりのあるイギリスでは、70年ぶりに戴冠式が行われました。
棋士の藤井聡太さんが最年少名人、そして、10月には初の全八冠制覇の偉業を成し遂げました。
一方で、暗いニュースも多く、ジャニーズの性加害問題やビッグモーターのブラック体質の露呈など、ハラスメントにまつわるニュースも多かった印象です。
市川猿之助容疑者逮捕はショッキングなニュースでした。
記録的な猛暑で、夏の平均気温が過去最高となるなど、最も暑い夏だったのも記憶に新しいですよね。また、ガソリン価格の過去最高価格を更新するなど、物価高が続いた1年でもありました。
今、世間を騒がせているのが、ダイハツの不正問題、自民党のキックバック問題と、連日連夜の報道でもう飽きたという印象を受けるでしょうか。
やはり、阪神タイガーズの日本一というのが最注目でしょうか。
38年振りの日本一ということから、3-8の組み合わせには期待したい。
ホウオウエミーズとライラックの組み合わせには要注目か!?
今年の漢字は『税』
今年の漢字は税に決まりました。
今年は税金にまつわることで言うと、インボイス制度がスタートし、実質的には増税となりました。
ちなみに、今年の漢字が選ばれたのは2回目。
2014年の消費税率が引き上げられた際にも、税が選ばれています。
2014年の有馬記念を振り返ると、ジェンティルドンナが優勝した年でした。
1人気のゴールドシップが3着、2着にはトゥザワールドが入った年でした。
税が選ばれた年は、牝馬が勝つ、もしくは1人気が連を外すというサインか!?
牝馬といえば、ホウオウエミーズ、ライラック、ハーパー、ウインマリリン、スターズオンアースの5頭。
ジャパンCで3着に入ったスターズオンアースが大外に配置されたことも注目を浴びた公開枠順抽選会でしたが、大外からの巻き返しがあるかに注目。
もしくは意外な伏兵馬の活躍が見られるか。
今年の有馬記念のサイン馬は
それでは、今年の有馬記念のサイン馬を見つけていきたいと思います。
1人気の馬が2着以内という想定から、武豊騎手に戻ったドゥデュースが連対を果たすか。
それとも、牝馬のスターズオンアースが大外から勝ちきるか。
色々と予想に力が入るものの、やはり今年と言えばの馬券に注目したい。
阪神タイガース日本一がサインになるか。
85年の有馬記念は、シンボリルドルフが優勝した年。あれから38年。
腕のところに水色が入っているものの、黄色と黒の組み合わせと言えば社台RH。
今年は、ソールオリエンスとヒートオンビート、スターズオンアースの3頭。
中でもソールオリエンスの父キタサンブラックは有馬記念の覇者ということからも、大谷投手が2度目のMVP獲得と盛り上がった1年と掛け合わせると面白いか。
また、巷でよく言われているのがタイトルホルダーの復権。
大谷が2度目のMVP獲得、さらに阪神タイガースの岡田監督から岡田スタツド生産馬であるということからも、タイトルホルダーの世相は十分に表していると考えても良さそう。
今回はこの辺りがサイン馬券。
皆さんも有馬記念のサイン馬券、考えてみませんか。