第69回有馬記念
3歳以上 OP コース:2,500メートル(芝・右)
競馬は、データに基づいた科学的な分析と、直感的なひらめきが交錯する世界です。特に有馬記念のようなビッグレースでは、様々なデータが飛び交い、ファンは自分だけの予想を立てようとします。しかし、競馬の面白さは、データだけでは測れない部分にもあります。ポスターに込められたメッセージや、CMの雰囲気など、一見すると関係ないように思える要素の中に、意外なヒントが隠されていることも少なくありません。
さあ、今年の有馬記念は、データと直感のどちらが勝利をもたらすのか? 今年のヒントを探してみましょう。
CMは引退馬を示唆!?
今年の有馬記念のCMは、マーチングバンドが彩りを与えます。
CMでは、マーチングバンドが力強く演奏する中、様々な馬が駆け抜けていきます。そして、最後に「HERO IS COMING.」というキャッチフレーズとともに、有馬記念のロゴが登場します。
このCMは、有馬記念が競馬界のヒーローたちが集う舞台であることを印象づけています。また、マーチングバンドの力強い演奏は、レースの熱気を感じさせます。
CMの中で出てくるのは、以下の競走馬。
- 1990年12月23日(日) 勝ち馬:オグリキャップ
- 2017年12月24日(日) 勝ち馬:キタサンブラック
- 2013年12月22日(日) 勝ち馬:オルフェーヴル
この中で共通しているのは、当該有馬記念で引退をしているメンバーということです。
そしてもう1つが、2年連続でファン投票1位を獲得しているという点です。
今年は2年連続という点は不在ですが、もう1つの共通点は、その年の宝塚記念のファン投票1位を獲得しているという点です。
その他の共通項としては、2つまで該当しているのが以下の通り。
- オグリキャップとキタサンブラックは武豊騎手が騎乗。
- オルフェーヴルとオグリキャップは2年ぶりの2回目の有馬記念優勝。
ただ、すべてに当てはまっているわけではありません。
その点、宝塚記念と有馬記念でファン投票1位で、且つ引退レースを示唆していると考えるならば、このCMの構成はドウデュースを示唆していると考えることができます。
プレゼンターは長澤まさみさん
今年の有馬記念のプレゼンターは女優の長澤まさみさん。
今年の天皇賞・春、そして、昨年の有馬記念、チャンピオンズカップでもプレゼンターを務めています。
- 本名: 長澤 まさみ
- 生年月日: 1987年6月3日(ふたご座)
- 出身地: 静岡県磐田市
- 身長: 169cm
- 血液型: A型
- 事務所: 東宝芸能
多彩な役どころをこなし、観客を魅了
15歳で女優デビュー以来、数々のドラマや映画に出演。ピュアな少女から大人の女性まで、幅広い役柄をこなし、その演技力の高さは高く評価されています。
代表作:
ドラマ:「ドラゴン桜」「世界の中心で、愛をさけぶ」「プロポーズ大作戦」「ラスト・フレンズ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなど
映画:「ロボコン」「涙そうそう」「モテキ」「海街diary」「キングダム」シリーズ「コンフィデンスマンJP」シリーズなど
2年連続で有馬記念のプレゼンターを担当。
昨年の有馬記念は、ドウドゥースが勝利し、武豊騎手と握手している写真がありましたね。
これだけたくさんのプレゼンターを担当しているため、長澤まさみさんからのサインというサインは見当たりませんが、2年連続でプレゼンターを務めるという点では、武豊騎手騎乗のドウドゥースが最有力視されると見ていいのではないでしょうか。
ポスターは
有馬記念のポスターもうありますねえ pic.twitter.com/gfaThfI7Q2
— Shige@まったり競馬勢 (@GoodLife_Keiba) December 7, 2024
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© JRA. JRA公式サイトスクリーンショットにより参照
レースを使ったポスターは、昨年の覇者ドウドゥースを起用。
ただ、右下に武豊騎手がガッツポーズを見せている写真を使ってのポスターです。
それに比べて、年間プロモーションを担当している3名のポスターには、色々な仕掛けが残されています。
- 2つの輪
- 3頭の馬が走っている
- 5つの光の玉のあしらい
元々、有馬記念は赤を使うことが多く、赤色というのはあまり関係ない。ここで赤枠の3枠がというのは早計。
数時間することとしては、上記に示した通り、2・3・5という数字。
輪という環とも記すことができ、”かん”と読むことができます。
2冠といえば、秋古馬三冠の二冠を達成しているドウドゥース。
5つの玉に関しては、武豊騎手の有馬記念の成績。
オグリキャップ、ディープインパクト、キタサンブラック、そして昨年のドウドゥースと、ここまで4勝を挙げています。
5つ目の光を手に入れると考えることもできそうです。
3つの馬が今のところ浮かんでいませんが、なにかあれば追記いたします。
世相馬券は、金!?選挙!?
2024年の世相を表す出来事はたくさんありましたが、いくつかの主要なテーマにまとめることができます。以下、詳しく解説します。
1. 「金」にまつわる出来事:
パリオリンピック・パラリンピックでの金メダルラッシュ: 日本人選手が多くの金メダルを獲得し、スポーツ界に大きな喜びと感動を与えました。この「キン」は、輝かしい成果を象徴するものでした。
政治の裏金問題、闇バイト: 一方で、政治資金の不正流用や、闇バイトに起因する事件が社会問題となりました。この「かね」は、社会の暗い側面を浮き彫りにしました。
今年の漢字: 日本漢字能力検定協会が発表する「今年の漢字」では、「金」が選ばれました。上記の2つの意味合いに加え、物価高や円安など、お金にまつわる話題が多かったことも理由として挙げられています。
夏の五輪が行われた年の傾向
夏の五輪が行われた年の暮の有馬記念の傾向を調べてみました。
夏の五輪が開催された年は、現在、1番人気が6連勝中。96年アトランタ五輪からこの記録が続いています。
その4年前のバルセロナ五輪ではメジロパーマーが15番人気の低評価を覆して優勝しています。
そこから6連勝中ですので、7連勝となるか。
今年の漢字で金が選ばれた年
上記に限定すると、当然と言えば当然かも知れませんが、1番人気が優勝してます。4戦4勝という成績。
- 2000年テイエムオペラオー
- 2012年ゴールドシップ
- 2016年サトノダイヤモンド
- 2021年エフフォーリア
ちなみに、ゴールドシップの年は、今年の漢字が金だったことから、ゴールドシップが優勝したと騒がれました。
2. 災害:
能登半島地震: 年明け早々に発生した能登半島地震は、甚大な被害をもたらしました。多くの人々が避難生活を余儀なくされ、復興への道のりはまだ続いています。
3. 経済:
脱デフレ: 長らく続いたデフレからの脱却が大きなテーマとなりました。賃上げの動きが見られましたが、中小企業への波及はまだ課題となっています。
2024年問題: 働き方改革関連法の改正により、時間外労働の上限規制が強化されたことで、物流や建設などの業界で人手不足が深刻化する懸念が生じました。
4. 国際情勢:
地政学リスク: 米中対立をはじめとする地政学リスクが世界経済に影響を与えました。企業はサプライチェーンの見直しやリスク分散を迫られました。
5. 新しい技術と社会の変化:
生成AI: 生成AI技術が急速に進化し、様々な分野で活用されるようになりました。その可能性と同時に、倫理的な課題も議論されています。
新紙幣発行: 20年ぶりに新紙幣が発行され、私たちの生活に変化がありました。
新紙幣が発行された年の有馬記念
新紙幣が発行された年の有馬記念では、1人気馬が優勝しています。
- 1984年 福沢諭吉、新渡戸稲造、紫式部 シンボリルドルフ 1人気
- 2004年 野口英世、樋口一葉、福沢諭吉 ゼンノロブロイ 1人気
今年も1人気馬には要注目です。
その他の出来事:
- 大谷翔平選手の活躍
- こども・子育て支援加速化プランのスタート
大谷翔平選手ならば50-50!?背番号17!?
大谷選手が所属するドジャースがワールドチャンピオンになりました。
ドジャースがワールドチャンピオンになったのは、有馬記念が開催されるようになってからは、1959年・63年・65年・81年・88年・2020年の6回。
共通する馬は不在でしたが、大谷選手が移籍した年に青のユニフォームがトレードマークのドジャースが世界一ですので、その辺りは押さえておきたいところか。
大谷選手関連でいうと、背番号17よりも、やはり50-50。
そうなると、第50回有馬記念がきになるものの、この年はディープインパクトがハーツクライに敗れる大波乱。
C.ルメール騎手騎乗のハーツクライが、ディープインパクトを破り優勝を飾った年です。
ただ、実際には、54本塁打・59盗塁を達成していますので、5・4・9の数字にも注目が集まりそうです。